神奈川ドイツワイン協会とは
本会は、ドイツワイン愛好者が催しを通じて定期的に集い、ドイツワインの美味しさに触れるとともに、ドイツ文化を学びながら知識を高め合い、親睦を深め合うことを目的とした非営利団体です。20歳以上のワイン愛好家であれば居住地域による制限はありませんので、どなたでもご入会いただけます。
また、当会の主催するイベントには、会員以外の方も、ご予約をいただければ参加が可能です。
神奈川ドイツワイン協会のあゆみ
1979年 ドイツで毎年開催されている「ジャーマンワイン・アカデミー」の参加者20数名が帰国した後、故 古賀守先生を中心として「ドイツワインを楽しむ会」(東京)が創設されました。
1981年 「ドイツワインを楽しむ会」(東京)が発展し、「ドイツワイン協会」が設立されました。
1986年 故 古賀守先生のご指導の下、横浜のワイン愛好家の集いとして「ヨコハマワインサークル」 (Y.W.C.)がスタートしました。
全国各地でドイツワインの会が結成された当時、「ヨコハマワインサークル」は「ドイツワイン協会」(東京)に所属しました。
1992年 全国のドイツワイン協会代表による第1回総会が開催され、地方協会との連絡機関となるべき組織として「日本ドイツワイン協会連合会」が発足しました。
1993年 Y.W.C.の会員も増え、またドイツワインのイベントについても独自での開催が可能となったこの年、「横浜ドイツワイン協会」が結成されました。
2010年 活発な活動を続ける「横浜ドイツワイン協会」は、更なる会の発展を期して発展的に解散し、新たに「神奈川ドイツワイン協会」を設立しました。
2017年 「日本ドイツワイン協会連合会」の設立25周年を機に、「一般社団法人日本ドイツワイン協会連合会」が発足しました。
「神奈川ドイツワイン協会」も「一般社団法人日本ドイツワイン協会連合会」の中心的な団体として、活動を展開しました。
2020~2021年 新型コロナウイルス感染症の蔓延により、「神奈川ドイツワイン協会」の活動は停止状態を余儀なくされました。
2022年 3年に及ぶコロナ禍を乗り越えて、活動を再開し、積極的にイベントを開催しました。
2024年 より多くの皆さんに「神奈川ドイツワイン協会」の活動を知っていただくために、公式Webサイト(ホームページ)を開設しました。 また、10年余りに亘って停止状態だったFacebookグループも再開しました。
神奈川ドイツワイン協会会長 北井 康一 より
昭和の終り頃、東京のドイツワイン協会に加入していた会員の内、横浜から参加している会員が徐々に増加した為、あたかも細胞分裂の如く、横浜にもワイン会を作ろうと言う話になって、YWC(横浜ワインサークル)が発足し、初代会長は樋口伊喜夫さんが務められ、年数回のワイン会を開催していました。
私は、平成5年頃に、YWC主催の山梨県のワイナリー見学のバスツアーに初めて参加し、居心地がよかったのか、そのままずっと会員になっています。その後、YWCと言うワイン会はドイツワイン中心のワイン会でしたので、横浜ドイツワイン協会と名称を改め、初代会長は青木正嗣さんがされました。その頃、古賀先生はまだまだお元気で、横浜ドイツワイン協会主催のワイン会で色々ご指導いただき、古賀先生の薫陶を受けた会員も多数現在も残られておられます。
ワールドポーターズに於ける、ドイツワインのセミナーの他、上大岡の「ひまわりの郷」音楽ホールでの長時間にわたる、ドイツ留学記のご講演など、昨日の事の様に記憶しております。終戦間際の昭和20年4月から5月に掛けての、ベルリン市街戦の武勇伝など、今でも大変懐かしく思い出されます。
また、私は、オーケストラの団長も務めておりましたので、毎年、クリスマス会にはミニコンサートとして弦楽四重奏で華を添えました。特に当時、クリスマスソングの弦楽四重奏用のアレンジ楽譜は市販されていなかったため、私が弦楽四重奏用にアレンジし、当日に備えました。また、古賀先生の傘寿・米寿のお誕生会には、私が書き下ろしで「古賀先生のお誕生日の音楽」という弦楽四重奏曲をプレゼントいたしましたら、古賀先生はたいそうお喜びでした。弦楽四重奏のプレゼントというのは、ベートーヴェンの時代は、支援してくれた侯爵や伯爵への贈呈が多く、平成の時代に少し古風なプレゼントとなりました。
その後、神奈川ドイツワイン協会と名称を変更しました。初代会長の樋口伊喜夫さんの後、私が会長を務めさせていただいております。また、日独友好150周年記念(名誉総裁は皇太子殿下)の時の大さん橋ホールでの記念音楽会では、大型のオーケストラを組織し、ドイツ国歌の演奏の他、バッハやモーツアルトの作品を指揮しました。
ところで、神奈川ドイツワイン協会は、通常、年4回の定例会を持っています。新年会から始まり、春は大岡川のお花見の会、夏はドイツワインのコンテストで1等賞を取られた、山本広哉さんにお願いしてのワイン会、そして、年末はミニコンサート付きのクリスマス会、といつも大勢の会員さんがご参加下さっております。神奈川ドイツワイン協会は、神奈川県以外に在住の方のご参加も大歓迎です。ご興味のある方は、神奈川ドイツワイン協会までご連絡下さい。
ドイツワインケナー倶楽部会報「Vitis Teunica(ヴィティス トイニカ)」
日本ドイツワイン協会連合会設立25周年記念号より転載