団体概要
当団体について
(1)設立経緯
2018年にサンクト・ペテルブルクに住む芸術を愛好する有志が集い芸術講座「劇場へ行こう」として発足。芸術の都であるサンクト・ペテルブルクを存分に楽しむために、劇場などへ気軽に足を運んでもらうために入門講座を開こうというのが当初の設立趣旨でした。チケットの買い方から始まり、劇場での暗黙のルール、幕間の楽しみ方、主要演目の解説などを通して、せっかくのサンクト・ペテルブルクを存分に楽しんでもらいたいという思いから、発足当初から有志が無償で講座を提供しています。サンクト・ペテルブルク日本センターで行って来た講座もコロナにより2020年6月よりオンライン開催となり、現在では世界各地から参加・視聴を頂くペテルブルク定番の芸術情報源としての役割を担いつつあります。
また、2021年1月より名称を「ぺてるde劇場」へ改称。名称の定着を図り、より親しみを持ってもらうため愛称を「ペコ(サンクト・ペテルブルクの芸術講(こう)座を略して)」と設定ました。さらに講座参加者の拡大を目指し週刊メールマガジンの発行。ペテルブルク劇場関連のニュースの日本語版での提供、芸術コラムなど「ペテルブルクの芸術情報を得るならここ!」という位置を目標に和気藹々と楽しく活動しています。サンクト・ペテルブルク在住者の交流の場としても機能しており、毎回講座終了後の交流会では情報交換や近況報告など貴重なチャンスをも提供しています。
(2)講座、またその目的
当初は「チケットの買い方」、「音響の良い席」、「拍手をするタイミングは?」、「幕間のホワイエでの楽しみ」、またオペラの見どころ解説などがメインでしたが現在ではオペラ、バレエ、美術、音楽基礎、音楽紀行など幅広いテーマで毎月1回のペースで講座を開催。入門者向け講座の趣旨は崩さずに、しかし深く興味付けができるような講座を目指して、毎週会議を通して講座の制作に当たっています。
スタッフ・プロフィール
■オペラ部門
小林恒夫
ただのオペラオタク。
最初に観たオペラは、小澤征爾さんが日本で初めてオペラの指揮をすると話題になった『ボリス・ゴドゥノフ』。今年はそれから44年になるそうです。劇場にいけない時はビデオディスクやYouTubeでオペラを見たり、ステレオでアリアを聴いています。
ワーグナーやシュトラウスのドイツ物の他、ヴェルディやプッチーニのイタリア物、リムスキーコルサコフ等ロシア物も大好きです。その他 歌曲やオペレッタ、ミュージカルも嗜みます。
岡田真由子
ソプラノ歌手、あるいは教師、または切り絵師。サンクトペテルブルク音楽院 助手・研修科声楽専攻修了。
廣田雅亮
大阪生まれ大阪育ちのバリトン歌手。歌うことと同じくらいピアノも大好きです。
■ギター部門
■音楽 基礎・音楽紀行部門
一戸華代子
Music office KICHI代表。
リムスキー=コルサコフ記念サンクトペテルブルク音楽院でクラシック・ギターを学びました。
主に日本人音楽家のマネジメント、コンサートの企画やコーディネートをしています。当地でコンサートを行いたい方はお気軽にご相談ください。
清水雄太
指揮者。
ロシア国立サンクト・ペテルブルク音楽院オペラ・シンフォニー指揮科を卒業。
ロシア国内を中心に活動の場を広げ、各地のオーケストラや劇場に客演。2019年にはサンクト・ペテルブルク・フィルハーモニーにデビュー。これまでにマリインスキー劇場管(プリモルスキーステージ)、モスクワ州立響、ロシア国立ロストフ・フィルハーモニー、ロシア国立ヤクーツク・フィルハーモニー、ロシア国立スヴェーシュニコフ記念・アカデミー合唱団、オーロラ響(スェーデン)、メニューイン祝祭管(スイス)、ブカレスト響(ルーマニア)、東京ニューシティ管、他などを指揮。
モスクワ州立響での成功によりモスクワ室内管ムージク・アティスの杮落し演奏会の指揮者に指名される。
■美術部門
渡邉直貴
エルミタージュ非公式ガイド
『美術館に散歩に行こう』担当
■バレエ部門