保有資格
介護福祉士
介護支援専門員(ケアマネージャー)
福祉住環境コーディネーター2級
おむつフィッター3級
認定特定行為業務従事者
アセッサー、キャラバン・メイト
認知症介護実践リーダー研修修了、認知症介護管理者研修修了
高校福祉コース非常勤講師
介護認定審査会委員
2004年に千葉県から岐阜県にやって参りました。
若い頃の私は、これといった人生の目標を見つけることが出来ず、大学に入学をしましたが、自分に何が出来るかを見つける為に日本中を旅するなどして、大学には行かなくなり中退してしまいました。
その後は派遣社員として工場勤務や鉄筋工として肉体労働をしておりました。
そんなある日、建設現場で見知らぬおじさんに違う仕事をしてみたらと言われ、何となく自分でもそう思い、全く職種の違う接客業に就きました。
私が入社したのは当時、千葉県で30店舗以上を持つカメラ店でした。
接客のことなど何も知らない私に先輩上司はあいさつの仕方から丁寧に教えて頂きました。
今も社会人として何とかやっていけているのはその時の指導があったからです。
ずっとその会社で働きたいと思っていました。しかし、2000年に入り、カメラ業界に大きな変革の時が来ました。
それまで長い歴史のあったフィルムからデジタルカメラへと変わっていったのです。
カメラを買う時はカメラ店だったものが、大手家電量販店でもデジタルカメラを扱うようになりました。
また、フィルムであれば、現像してプリントという工程で写真としていたものが、デジタルにより現像の工程がなくなりました。
時代はデジタル化へと進み、既存のものは衰退していきました。
これにより私が勤めていた会社にも大きな影響が及び、このまま働き続けることの限界を感じはじめました。
転職するなら今しかないと思い、32歳で当時、叔母が経営していた介護施設に転職をしました。
介護のことは何もわかりませんでしたが、とにかく資格を取ることが重要だと思い、介護福祉士、ケアマネと取得していきました。
また、前職の接客経験は介護の仕事でも役に立っています。経験は何一つ無駄はないと思いました。
元々、私は飽き性ですが、介護現場は日々変化に富み、学びは尽きることなく、プロフェッショナルへの道は果てしないです。
気付いたら介護の仕事に就き、随分と時間が経っていました。
また、認知症高齢者グループホームで働くことで、「認知症になっても当たり前のことが当たり前に出来る社会を実現していく」という想いを持つようになりました。
ある日、300名ほどの地域の人達に認知症講座をしてほしいと依頼をされました。さすがに人が多すぎるなと思い、2015年当時は私の経験も十分ではなかったので、仲間を作ろうと思い、地域の介護施設に呼びかけました。
すると、十数人の介護士が呼びかけに応えてくださり、これだけ居たら劇団が作れる!となりました。
演劇経験は誰一人ありませんでしたが、ふとそう思ったのです。
最初は依頼のあった1回のために出来れば良いと思っていましたが、そこから他の場所でもやって欲しいと声がかかり、素人介護士劇団は今に至ります。
この劇団を通じてたくさんの人達と出会うことが出来ました。そして、介護現場にいるだけでは得られない経験を得ることが出来ました。
介護業界では、人手不足、虐待等の問題があります。また、認知症の人達のおかれる状況には、家族介護の限界、交通事故など様々な問題があります。
これらの問題を解決していくには、たくさんの人の力と知恵が必要です。私達の活動が、そのような人達を繋ぐきっかけになっていくことを願っています。
よろしくお願い致します。