プログラミング教育研究サークルについて

プログラミング教育研究サークルとは

学習院大学文学部教育学科 プログラミング研究サークルは、2018年5月より教育学科4期生を中心にスタートしました。これから教員を目指す私たちにとって、授業では扱われないプログラミング教育は未知の世界です。しっかりと自分たち自身で学び、考えることによって、よりよい教育者になれると信じています。

活動内容

活動は3段階にわけて行われています。

①:概説

概説では、プログラミング教育とはそもそもなにをするのか、どんな目的で行われるのか、具体的に教員には何を求められているかといったことを学びます。学習指導要領の確認はもちろん、プログラミング教育の手引きやMITメディアラボのミッチェル・レズニック教授が提唱している「Creative Learning(創造的な学び)」についても学び、小学校におけるプログラミング教育で、どのように創造的な学びができるかも考えます。

②:演習

演習では、実際に Scratch を使いこなせるレベルになるまでプログラミングを学びます。CoderDojo Kashiwa から提供して頂いている Scratch トレーニングブックを中心に、一通りの機能を自分のペースで学び、最終的には自らの作品を作り発表するところまでおこないます。

③:実践

実践では、概説と演習を踏まえて自分たちでワークショップを企画・運営・実行します。小学校の授業ということはあまり意識せず、ワークショップ形式で行うことで、なにかにとらわれず自由な発想で学びの場をデザインすることを学びます。

活動実績

Scratch 2018 Tokyo にてポスター発表

本サークルの取り組みについて、Scratch 2018 Tokyoにてポスター発表を行いました。学生によるプログラミング教育への取組は全国的に見ても珍しく、高評価をいただきました。

柏市立逆井小学校にてWSサポート

2018年11月に開催された柏市立逆井小学校でのプログラミング体験イベントに、スタッフとして参加しました。ロボットプログラミングやMinecraftなど、はじめて見るツールにふれることができました。

監修紹介

宮島 衣瑛

一般社団法人 CoderDojo Japan 理事 / 株式会社 Innovation Power 代表取締役社長

学習院大学文学部教育学科 3年生

2013年5月から地元である千葉県柏市で小中学生向けのプログラミング道場、CoderDojo Kashiwaを主催・運営。プログラミング教育を始めとするICT教育全般について、全国各地で実践研究を行っている。教育分野のResearch&Developmentを行っているInnovationPower Co.,LtdのCEO。2017年4月より柏市教育委員会とプログラミング教育に関するプロジェクトをスタート。市内すべての小学校で実施するプログラミング学習のカリキュラム作成やフォローアップを担当。2017年11月より一般社団法人CoderDojo Japan理事。大学では教育についてより専門的に学んでいる。

Twitter: @mjk_0513