カセットテープレコーダー
ウォークマン TCM400
ウォークマン TCM400
年代:2002年
主な材質:プラスチック
寸法:86.7×114.4×35.4㎜
製造:SONY
カセットテープレコーダーについて カセットテープレコーダーとは,カセットテープを使用して音声を録音したり再生したりできる,昭和後期から平成初期頃に日常生活においてよく使われていた電子機器のことである.
カセットテープはレコードよりも手軽な音楽メディアとして実用性があり,また,カセットテープレコーダー自体が汚れにくいなどの長所があった.逆に短所としては,切り貼りといった編集に繊細さを要することなどが挙げられる.
カセットテープレコーダーの歴史 カセットテープレコーダーは,1962年にオランダの会社が開発して特許を申請せずに公開技術として広く世界に普及させた.1980年代にはSONY社のウォークマンの発売によって音楽を外でも気軽に聴けるようになり,以前よりも実用性の幅が広まり売上の全盛期を迎えた.しかし1982年にCDが発売されてからは若者を中心に録音メディアの主流がCDへと移行した.
資料説明 本資料はSONY社製カセットテープレコーダー,ウォークマンTCM-400である.ウォークマンとは,技術を通じて日本に貢献するというSONYの企業理念の下で販売された製品であるが,その中でも本資料は2002年の販売で,カセットテープの売上数が下火となった時代のものと考えられる.
(倉元 順成)