2018年9月から2019年2月にかけて、複数の大学の学生の皆さんに調査にご協力いただきました。調査内容は、学生の生活上の困難の実態を把握する項目、障害の有無や修学支援を受けているかどうか、それにWHOにより開発された「障害の程度」を測定するための評価項目となっておりました。分析の結果に基づいて、障害のある学生が、他の学生と比べて困難を抱えやすい項目を取りまとめたチェックツールを作成しました。
いわゆる具体的な場面について困難度を尋ねたり、診断を明らかにするようなツールではありませんが、だからこそ違う視点から修学支援を必要とする学生が直面している「活動」のしづらさ、「参加」の妨げについて話し合うきっかけにつなげられるのではないかと期待しています。少しでも修学支援の現場で役立てば幸いです。