セックスしないと出られない部屋
セックスしないと出られない部屋
着ていた服ぜんぶをあっという間に脱がされ、ヒュンケルも待ちきれないとばかりに全部脱ぎ捨てた。
「あ、風呂……」
「ここまできて、なにを今更」
片方の乳首を舌先で弄られ、もう片方の乳首を指で弄られる。
「あっ♡ あっ♡」
知っている感覚なのに、久しぶりすぎて快感の逃しかたがわからない。
びくびくと腰を揺らしながら、びゅっ♡と射精していた。
「早いな」
「言うなよっ!」
ポップだってまさかこんなに早くイくなんて思ってなかった。
しかも、まだ乳首を少し弄られただけなのに。
お漏らしとは違う恥ずかしさで、真っ赤になった顔を両手で隠す。
「こら、隠すな」
だが、ヒュンケルは容赦なくそれを剥がした。
ちからの差124がポップに残酷な現実をたたきつける。
「おれが恥ずかしがるとこ見て楽しいのかよ!」
「楽しいというか、興奮はするな」
その言葉通り、ヒュンケルのペニスが勃起していた。亀頭から先走りが零れ、てらてらしている。
「でけぇ……♡」
久々に見たが、こんなに大きかっただろうか。
思わず挿入っていた時の感触を思い出しながら臍の下らへんを撫で、目の前で圧倒的な存在感を放つそれを見つめる。
「なんだ、それは。早く挿入れろという催促か?」
「ちげえよ! ちんこの大きさ忘れてたから、ちょっと確認しただけ」
「ほう……」
鈍色の瞳に、怪し輝きが宿った。
「たかが一ヶ月ごときで忘れるとは薄情だな」
両手で尻肉を掴まれ、左右に割られる。
「あんなにも、受け止めてくれていたのに」
ヒュンケルの眼前に晒された後孔に亀頭がぴとり、と宛がわれた。
ぬち♡ ぬち♡
孔の形に合わせて縁を擦られ、先走りを塗りつけられる。
「アッ♡ アッ♡」
期待にポップの腰が揺れる。
雄の匂いが漂い、期待で胸が弾んだ。
だが、いくらポップが受け入れるのに慣れていても、久しぶりで固く閉じてしまったそこでは受け入れることができない。潤滑剤を使って解していかなくては。ポップは右側の棚にちらりと視線を送った。
だが、ヒュンケルはそれに意を介さず、ヒュンケルは先端で後孔の縁を刺激しながらペニスを手で扱く。
「えっ……な、なんだよっ?」
ポップは目を見開いた。
「なんで、そんなことっ……」
訳が分からず逃れようと腰を振ったが、指が尻肉に食い込むほど強い力で握られていて、びくともしない。
「そのままじゃ挿入んねえよ」
「だから、ほぐす準備をしている」
「なら、棚に……」
「誰が用意したかもわからん、怪しげな薬をおまえに使うつもりはない」
神域なんだから身の危険になるようなものは置いていないと思うが、ヒュンケルはそれでは納得しなさそうだ。
「へんなとこで過保護を発揮するなよぉ……」
「過保護ではない」
ヒュンケルは腹に残っていたポップの精液を指ですくい取ると、先走りに混ぜながら後孔に塗りつけた。
にちゃぁっ♡
白色と透明な粘液が混じり合いながら糸を引く。
「独占欲だ」
「どくせんよく……」
「オレしか触れたことのない場所に、おまえとオレ以外に介入されるのは我慢できん」
なんだよそれ。
ポップの胸がきゅんとときめいた。
愛されることを思い出した身体が、早く欲しいと疼く。
「はやく、挿入てくれよっ♡」
媚びた声で強請ると、しかし、ヒュンケルは無情にも応えてくれなかった。
「だめだ。このままだと傷つく」
「少しくらい切れたって、ホイミで治るからっ」
「おれの我儘を許せ」
ヒュンケルは腰を小刻みに揺らしながら亀頭を埋め、カリが一番高いところの手前で止めた。縦に割れていた後孔がヒュンケルの形に合わせて丸く広がる。
ヒュンケルが捕食する雄の顔でそこをガン見しながらペニスを扱いた。
まさか。
ヒュンケルがやろうとしていることに気づいたポップが戦慄いた。
「ポップ……だすぞ」
腰をびくっと震わせポップの中に精液を解き放つ。
びゅうぅぅうっ♡♡♡
ポップのなかに精液が濁流が奥のほうまで流れ込んだ。熱い粘液がポップのなかいっぱいに広がっていく。
すべてを注ぎ終わり後孔から亀頭が離れる。粘り気のある精液がにちゃぁ♡と音を立てて糸を引いていた。
今まで嗅いだことのないほどの色濃い雄の匂いが部屋に充満した。
ヒュンケルの口からふっ、ふっ、と短い吐息が吐き出される。
血管を浮かせながらビクビクと痙攣するペニスは、一度解き放ったくらいで足りないと言っていた。
あっ、だめだ、こんなの♡
ポップは目の前にいる圧倒的な雄の存在に屈服した。
これから自分の身がヒュンケル唯一人のものになる期待で、後孔がきゅん♡きゅん♡と蠢き、目の前のペニスに媚びる。
「ひゅんける、もうがまんできねえよ……」
「ああ。オレもだ」
ヒュンケルは尻から手を離すと、今度は太腿を掴んで左右に押し広げた。
くぽっ♡ くぽ♡ と亀頭で後孔を弄ばれる。
「はやくしてくれよ」
「挿入るぞ」
ずりゅっと、亀頭が沈み、ゆっくりとなかを押し開いていく。
「あっ♡♡♡ いつもよりでけぇ♡♡♡」
「ぐっ……さすがに、まだきついか」
ヒュンケルは奥に進めるのを止めて、小刻みに腰を揺らした。
振動で縁から精液が溢れ落ち会陰を伝う。じらされている身体は、その僅かな刺激も拾ってびくびく痙攣した。
「きもちいいっ……♡」
甘く痺れる緩やかな快楽に、頭がふわふわする。海のなかで浮いているような感覚に身を委ねていると、ペニスが奥に進みカリ部が前立腺を押しつぶした。
「アッ♡ アァッ♡ ~~~♡♡♡」
ぷしゅぅ♡♡♡
不意打ちの強い刺激にポップの身体が仰け反り、ペニスから潮が噴き出る。
「ばかやろっ♡ きゅうにっ♡♡♡ すんなよっ♡♡♡」
文句を言いながらもその音は甘く蕩けていた。
「だが、こうされるの好きだろう?」
ぐにぐにぐに♡♡♡
ヒュンケルが容赦なく前立腺を擦った。
「すきっ♡♡ すきだけどっ♡♡♡」
びくんっ♡ びくんっ♡
擦られるたびに陸に上がった魚のように跳ね上がり、快楽が脳天を直撃した。身体が弛緩し、びくびく震える。
「ようやく、思い出してきたな」
「なっ、なにをっ?」
「オレの形だ」
ずちゅんっ♡♡♡
その言葉とともに今度は一気に奥まで貫かれた。
「~~~♡♡♡」
ポップのペニスが弱々しく射精して、二回目とは思えない薄い精液が腹の上に零れた。
「どうだ、これはいつもより大きいか?」
「おっきくないっ♡♡ いつもとおなじっ♡♡」
「そうだ。もう忘れるなよ」
どちゅどちゅどちゅっ♡
「お゛っ♡ お゛っ♡ お゛っ♡ お゛っ♡ お゛っ♡」
激しく何度も打ち付けられて、目の奥に火花が散った。
「返事は?」
どちゅんっ♡
「わしゅれねぇっ♡♡ あ゛っ♡ ァ゛ア゛ア゛ッ♡♡♡」
「いいこだ」
どちゅうぅっ♡
「~~~♡♡♡」
ヒュンケルに褒められた嬉しさと、結腸を貫かれた快楽で、激しくメスイキする。
「ポップ、愛してる」
「ひゅんっ♡♡♡ おれもっ♡♡♡」
口唇を重ねて舌を絡めあう。
下も上も繋げながら二人はずっと愛を交わし合った。