浮き振り子とは、「吊るさない振り子」と言う発想から生まれた機構です。リラックスチェアに応用してみたところ、体験された方が、「まるで浮かんでいるみたいだ」と呟いたことから、この名が生まれました。
学術的には、ほぼ同様の動きをする機構が「受動型球面リンク」として論文等で発表されています。浮き振り子はその中でも特にシンプルで、実物を見ると誰にでも仕組みがわかる機構です。
このように浮き振り子は、応用が簡単で、実用性の高い技術です。シンプルな構造で、多くのバリエーションと幅広い応用分野を持つ可能性があります。
<応用分野>
1.家具・健康関連分野
リラックスチェア、ワークチェア、ソファー、ベッド等
癒し、姿勢改善、集中力向上、筋疲労軽減効果などが確認*されており、実用化が期待されています。
(*首都大学東京大学院にて医学検証を実施済)
2.防災関連分野
免震機構として博物館、ガラス・陶磁器ショップ、高級酒類等、揺れに弱い物品の貯蔵/展示棚などに応用できます。
また、建築物や歴史的建造物への制震技術としてTMD,AMDなどに応用可能と考えています。
(TMD:Tuned Mass Damper AMD:Active Mass Damper)
3.運輸関連分野
搬送物の揺れ防止、船舶や車両などの座席と荷台の揺れ低減など、人や生物、精密機器、液体など揺れに敏感な対象物の輸送や自動倉庫、AGV(Automated Guided Vehicle)等で活用できます。
4.VR分野
VR映像に同期した揺れを外部駆動で与える体験装置や、ゲームなどで姿勢情報を入力するインターフェース装置としての応用も考えられます。
5.空白領域
浮き振り子技術はまだ生まれたばかりです。ここには周辺領域も含めまだ誰も気づいていない発見やアイデアがあるはずです。ロボティクス、医療、スポーツ、芸術、宇宙構造物、、、
ここは未来の挑戦者のために広がる空白領域です。
当研究会は、「浮き振り子技術」をオープンに共有しながら、会員それぞれが新規ビジネスや商品開発に挑戦する過程で交流し、技術の社会への浸透と、楽しみながら社会貢献できる場づくりを目指しています。
会員は自身の知識、経験、スキル、人脈など得意分野を活かし、起業、研究開発、DIYなど、自由なスタイルで活動出来ます。出資や会費は不要で、研究会は情報提供を中心にサポートします。
例えば、DIYされたい方には浮き振り子機構の図面提供や部品作製のアドバイスを行います。また、この技術を発展させる新な特許取得に挑戦される方には、特許取得のノウハウ提供やクロスライセンスの検討も行います。
(応用や付加機能について知財化の種が多く眠っていると思われます。)
特許の使用については、事業化が成功した場合に使用契約を結ばせて頂きます。
福祉関連や学術研究分野での使用についてはライセンスフリーを検討しています。
<知財情報>
日本 特許 第6925006号 移送装置
米国 US 11,540,635 B2 Rocking Chair
(米国ではロッキングチェアに限定)
可変球面特許(PCT国際出願予定)