令和6年5月静岡県知事選挙 公開討論会(静岡青年会議所主催)
鈴木康友候補 発言全文
静岡県知事選挙・公開討論会(1)「あなたが描く静岡のビジョン」
https://www.youtube.com/watch?v=2vZQeDorFFQ
(1:08)
鈴木康友候補
私の今回の選挙スローガンはオール静岡で、幸福度ナンバーワンの静岡県を作ります、というものでございます。県民の幸福度を上げていくためにはですね、いろんなことをやらなきゃいけない。
産業もあれば、福祉もあれば教育もあれば、医療もあれば、いろんなことをですね、総合的にやっていかなければいけませんけれども、中でもやっぱり私は産業政策、大事だなというふうに思います。魅力ある雇用の場を作っていかないと、やはり若い人たちの定着が、できません。ですから、第一次産業も第二次産業も第三次産業もですね、それぞれの作業、これを進行していく。
このことが大事だと思いますけれども、中でもやはり企業誘致、これですね重点的に取り組んでいきたいなと。もっともっと企業を集積をさせていく。
市長時代に、私はこの企業誘致に大変力を尽くしてまいりました。私が市長を担った当時ですね、実は企業が浜松からどんどん市外に流出をするという事態が起こっていました。それは市街化区域がもうほとんど開発できなくて、あとは広大な市街化調整区域しか残ってない。ここを何とかしなきゃいけないということで、国の特区制度を活用しまして、そして市街化調整区域の一定の部分をですね、立地誘導地域として活用できるようにしまして、都田、三方原地区という地域でございますけれどもそこに企業誘致をしてまいりました。
4期16年で343社の企業を誘致いたしました。中にはナブテスコという世界的なロボットメーカーの基幹工場を、誘致をいたしました。そうした企業集積によりまして、新たな産業の柱も創出されます。こうしたことをですね、これから全県に展開していきたい。
東部も伊豆ですね、あるいは中部もいろんなところですね、今回回ってまいりました。けれども、それぞれにものすごいポテンシャルがありますし、それぞれに地域特性があります。そうした地域特性に沿ったですね、それぞれの地域に合った、そうした企業、ぜひこれまでの経験を生かして、誘致をし、そして若者が定着できるような豊かな雇用を産んでいきたいというふうに思います。(3分32秒)
(8分40秒)
鈴木康友候補
先ほど企業誘致のお話をしましたけれども、これ既存のですね企業誘致するだけではなくて、もう一つ私、力を入れたいですね、ベンチャー企業、これを産み育てて、あるいは首都圏東部から誘致する。こうしたスタートアップ政策を力を入れていきたいと思います。
実は昨日、静岡ベンチャースタートアップ協会というものを立ち上げがございました。これは私が市長を辞めてから、ベンチャーの社長さん達と一緒に県内全域にスタートアップのエコシステム作っていこうじゃないか、ということで1年間かけて準備をしてまいりまして。東部からも中部からも西部からもベンチャー企業さん、社長さんに集まってもらって、昨日協会の設立がございました。
私が理事長としてスタートさせたわけですけれども、これから静岡県全体ですね。スタートアップの県にしていきたい。これまで浜松市でも、ファンドサポート事業とか、実証実験サポート事業とか、全国初のですね、いろんなスタートアップ支援策を行ってまいりました。
一定の成果が上がっております。これを今回全県下に展開をしていくことによって、様々なスタートアップを生み出す、あるいは誘致をしていく、こうした取り組みをしていきたいと思います。伊豆半島や富士山麓こうした東部地域、物凄いポテンシャルがあると思います。
首都圏からのアクセスも非常にいいわけでございまして、首都圏からですね有力なベンチャー企業が、たくさん誘致をできると確信を持っています。こうしたベンチャー企業から、1社でも2社でもですね、ユニコーンって言われるような、巨大なベンチャー企業が生まれるんですね。時価総額数百億円、一千億を越えるベンチャー企業が生まれるんですね。大きな経済波及効果があります。企業誘致、スタートアップ政策に力を入れてまいりたいと思います。
10:33
(10:59)
森大介候補
幸福度No.1の静岡県ということで言われたんですけれども、やっぱり県民の福祉の増進、これが県政本来の役割だというふうに思います。先々のことも考えてあるいは考えた場合にですね、 地震の問題は避けて通れないと思うんですね。それで浜岡原発、今再稼働をするかどうかなど、規制委員会の審査が行われておりますが、この問題については鈴木さんの態度はどうなのでしょうか?
鈴木康友候補
はい、今原子力規制委員会のお話が出ましたけれども、これ福島の原発事故が発生してからできた委員会であります。それまでは経済産業省の中に原子力委員会と原子力安全保安院二つありまして、推進と安全管理ですね。 二つを一緒にする非常にわかりにくい組織でありました。
当時私、国会議員の時もこれを分離すべきであるということを、してきたわけですけども、福島の原発事故が起こって、ついにこの原子力規制委員会というものができました。これは国家行政組織法第3条項に規定された委員会でありまして、皆さんよく公正取引委員会と同じぐらい、強大な権限を持った独立した委員会であります。
今そこで新基準ですね、世界で最も厳しい基準で、今それぞれの停止してる原発のですね、再開に向けた審査をしています。したがいましてまずこの独立した、国の強大な機関、最も厳しい基準で判断したこの判定をですね、しっかりと継承して答えを導き出していく、これは私のスタンスでございます。
(12:58)
(19:32)
大村候補
スタートアップについてお話をいただいてるわけでございますけども、これはやはり、ベンチャーということで新しい産業ということで、私も国でローカルスタートアップでずっと取り組んでまいりましたが、やはり企業の大半は中小企業で、静岡県はモノ作り産業を始め、中小企業が支えています。
その方々を元気にしていくためにどういうことをお考えになっているのか、スタートアップだけではなかなか県内全体が元気になるとは思えないんですけど、それも重要ですが、その中小企業さんをどのように元気していくのか、その点をお伺いしたいと思います。
鈴木康友候補
はい、ありがとうございます。スタートアップってのはゼロから起業するのもスタートアップですけれども、実は中小企業の第2創業、これもスタートアップであります。ですから私は中小企業の皆さん、いろんなですね、これから時代の変化の中でですね、大変苦労される。
例えば自動車産業の下請け企業の皆様ですね、これから電動化、あるいは自動化、大波の中で、この業態をどうやって、変換していくか、こういうことも考えていかなきゃならない。そういうしたときにですね、しっかり支えていく。
例えば私の知ってる会社で、いわゆる両利き経営ですけども、本業ちゃんとやりながら、一方で新しい事業を起こしていく。橋本エンジニアリングさんと言うんですけれども、その精密機械加工の会社が、世界最軽量の車椅子を作りました。今、車いすの女子のチャンピオンに提供している車椅子は、橋本さんとこの製品であります。
これはもう新しい事業の核ができてますね。こういう形で中小企業の第2創業をしっかりバックアップしていくことによってですね、強い中小企業を作っていく、新たな企業を産んでいく、これもスタートアップ政策の中の重要な点です。
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静岡県知事選挙・公開討論会(2)「子育て支援策」
https://www.youtube.com/watch?v=oNVHxTWyZJg
(5:58)
鈴木康友候補
はい。私の最初の市長選挙の公約がですね子供第一主義というものでございました。子育て支援や教育に力を入れていくということで、当時は中学校義務教育までですけども、までの医療費助成を県内でも初めてですね、そういう取り組みをいたしました。そうした観点からですね、16年間の間にですね、やっぱり子育て支援にも力を入れましたけれども、やっぱり結婚から妊娠出産子育て、これを切れ目のない支援していく。これが非常に私は重要だと考えました。
そうした中で培ってきたことをですね、これから県政の中でしっかりと横展開をしたりしていきたいと。例えば出産子育て応援事業というものを立ち上げましたけれども、これは妊娠期からですね、出産子育てまでの期間ですね伴走型支援、いろんなやっぱり悩み相談がありますので、そうしたものについてしっかりと対応しながら必要であればですね、経済的な支援を行っていくと、こういう事業であります。
産後ケア事業としてですね、ヘルパー利用事業というのも立ち上げました。これは子育てとかですねあるいは家事こういったところですね。不安や負担がある皆さんに寄り添ってですね相談に乗ったり、あるいはサービスを提供したりするとこういう事業でございます。
あるいは子育て支援広場、これもですね、全市拡充をしてまいりました。これ子育て中のお母さんお父さん非常にいろんな悩みがあります。そういうところに気軽に広場に出かけていって、そこにはですねいろんな多世代の皆さんが来ておりますので、そうした中ですねその経験のあるお母さんからいろんな知恵をいただけたりとか、そうした中ですね、またそこへ行けば仲間ができるんですね。
そういったものもですね、やってかなきゃいけないと思いますし、待機児童の解消、保育の方はずいぶん進んだんですけども、これから学童保育の待機解消に努めていく必要があると思います。もちろん施設も増やしていかなければいけませんけれども、やっぱり専門的な知識を持ってですね、そうした指導員を養成する。これを全て全体として連携していかなければいけませんので、市町と連携しながら取り組んでいきたいというふうに思っております。
(8:23)
(10:38)
大村慎一候補
子供子育てをやっていく中で、やはりいろんな施策があってそのときと申し上げたんですけども、これを支える皆様、例えば保育士の方、幼稚園や教育の方こういった教育保育の業界で働く方々の処遇をどう改善していくか、それによってやはり良い子育てができると思います。この処遇改善ですとか、そういったその働き方への支援についてはどのようにお考えでしょうか?
鈴木康友候補
これやっぱり私が市長のときもですね、この問題にすごく大きかったですね。やはり、保育の現場で働く方を確保するために、どういうですねサービスを、手厚い処遇をするかということで、当然そうした処遇改善に向けた、実際の直接的な処遇改善というのも必要ですし、あるいはですね、住宅補助こういうこともやりましてですね、やっぱりその暮らしやすくするというようなこともやりましたし、また先ほど学童保育ですね、いわゆる専門にですね、学童保育に携わる人たち、こういう人たちの処遇を改善しなきゃいけない。
なかなかこれがですね、大変でございましたけれども、全部委託でですね、ちゃんと保険にも入れるようにしまして、ちゃんと安定的に雇用できる体制をつくりました。当然こうしたですね、保育に携わる方に対するですね、処遇改善、これもちろんこれ市町も一緒にやっていかなければいけないわけですけども、県がしっかりとサポートする形をですね、そうした取り組みをしていく必要があると言うことです。
やっぱり子育て支援というのはもちろん幼児期の子育て支援も必要ですけども、育ってきたときのこの教育っていうのは、この教育環境を充実させるということがやっぱり子育て世代にとってですね、大きな関心事であろうと思います。
そのあたりについてお話をしたいと思います。これまでの教育の充実についてもいろんな取り組みをしてまいりました。静岡県は35人学級を推進してまいりましたけれども私は市長時代にですね小学校低学年の30人学級を実現をいたしました。なぜかというとですね、やっぱりあの幼稚園から保育園がですね、小学校に上がるときにですね小1ギャップというのが生じるんですね。
小1ギャップというのは正直ですね、これやっぱり不登校の原因になってですね、まずこういうものをなくすためにですね、できるだけ1人1人の行き届く、そうした教育を実現しようということで少人数学級取り組みをしてまいりました。
あるいは学びの保障をするためですね、いろんな支援員の方を拡充してまいりまして、先生方のですね支援を致しましたし、また地域一体でですね、学校を運営していく地域の皆さんに参加してもらってですね、この学校を運営するというコミュニティスクールもこれ全学区にですね、導入をいたしました。
また不登校対策として校内校外のですね適応指導教室を拡充いたしましたし、これは日本人の子供だけじゃなくて、この外国人の子供たち。この不就学という状態が生まれるこの不就学、学校に行けないとか、学びの機会が得られないこういう子供たちに対してですね、サポートする不就学0作戦というものを実施をいたしまして、不就学をゼロにいたしました。いろんなポイントとして、やってきた取り組みをですね、これから全県に広げて子育て世代を支援していきたいと思います。
(14:35)
(14:43)
森大介候補
鈴木康友さんに。前浜松市長ということで大変経験もおありだというふうに思います。30人学級の問題ですとかおっしゃられていましたけども、やっぱり子育て世代が一番お金がかかるのは、やっぱり教育費でありまして、その中でも小学校中学校の学校給食費というのが5万円6万円というかなり馬鹿にできない負担になっております。そういう点で小中学校の学校給食の無償化の問題についてどのようなお考えか、ちょっとお聞きしたいと思います。
鈴木康友候補
はい。これ給食費の無償化っていうのは、これ財政的に大変厳しいものがございまして、これ一旦始めるとですね、絶対やめられないものでございますので、なかなか市町単位あるいは、県単位でやっていくっていう、これはあの決断が大変必要なものだろうというふうに思っております。
もう一方ですね、やっぱりある程度のですね受益者負担というものも必要なのでございまして、完全無償化がいいかどうかってのは、私はですね一定の疑問も持っています。いずれにしましても、これもしこれをですね、広範囲にやっていくとするとやっぱり国と一体となってやっていかなければいけませんので、この問題についてですね、なんていうかな、一足飛びにですね全県無償化ということはなかなか難しいんじゃないかなと。これがもしできない市町がですね出てきたらどうするんだという話になります。これを県が全額負担するかどうかっていう問題がございますのでその辺をよく検討する必要があるんじゃないかなというふうに思います。
(18:50)
鈴木康友候補
2人目以降の保育料の無償化の大変良い点だと思いますけれども、これかなり財政的な負担がかかると思います。県が全額負担するということは考えにくいんで、市町と協調的にやるとなると市町の財政力によってですね、かなり導入できるところと、導入できないところが出てくると思いますけれども、その辺の調整についてどのようにお考えでしょうか。
大村慎一候補
これまさに今ご指摘の通り、市町で実施されていますので、それに対する助成ということになります。これについて今現状でいきますと、静岡県では、静岡市が実施されています。それから長泉町でも実施されています。浜松市では実施されていなくて富士なんかでも実施されていません。
これ今ばらつきあります。ですので、こういった、ばらつきをどうやって埋めていくか、まず市町との対話が重要だと思っております。そして当然ながら、県が財政負担を相当程度する必要があります。市町の方にどれだけ負担していただいていただけるか、これは話し合いであると思っております。
しかし、まず県の財政負担が必要なので、その点について先ほど申しましたように、県がこれおそらく20~30億かかると思うんですが、まあトータルでいくとですね、どのように分担していくか、これについて県の中の事業を見直しましてその財源を捻出していく、その中で市町の中でどのれぐらい負担を考えていくか、そういったお話をしっかりとして全体合意のもとで進めて行きたいと考えています。対話と実行が私の県政の基本方針でございます。
(20:30)
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静岡県知事選挙・公開討論会(3)「リニア新幹線静岡工区」
https://www.youtube.com/watch?v=tzudOqCsOTo
(2:56)
鈴木康友候補
はい私の基本的な姿勢は大井川の水の問題、あるいは南アルプスの自然環境の保全、こうしたものと両立をさせた形で、こうした問題をしっかりと解決した上でリニア中央新幹線のプロジェクトを推進していくという立場でございます。
これまで県の方でいろんな議論を積み上げていただきました。他は大変評価をしております。大井川の水の問題は、南アルプスの環境の問題もですね、かなり問題点がクリアになってきておりまして、これから具体的な解決策について、しっかり議論を詰めていく。そういう段階に来てるんじゃないかなというふうに思います。
水問題につきましては、田代ダム、この取水制限をする取水抑制をして、工事で流出する水を戻すという、具体的な現実的な案が提示をされています。
これは私は検討に値する案だと思いますし、問題はですねやっぱりモニタリングをどうするかということでありまして、これは流域の市町の皆様からの、具体的にどうやってこのモデルモニタリングをしていくかという、早くJR東海に解除してほしいということでありますので、しっかりやっていかなければいけない。
そこがきちっと決まってくればですね、流域の皆さんのご理解をするんではないかというふうに思っております。南アルプスの生態系につきましては、国からの順応的管理というですね、いわゆるきちっと生態系の保全計画は作るんですけども、それを読んだ環境の変化とか、不測の事態がやってくるんで、その都度しっかりとそれに対応していく。、極めて現実的な欧米でも使われている資料でありますけれども、そうした提案が出てきておりますので、それをしっかりとですね、私はやっていく必要があると。
その際に事前にちゃんと調査、評価が必要でございますので、そこのところで、まずJR東海さんときちっとですね、提案させていくということが必要であります。今後こうした課題につきまして、国、それから県とそれから流域の市町の皆さん、住民の皆さんとですね、一緒になってですね、そしてJR東海ですね、一緒になって連携をしながら、しっかりと課題をクリアしつつ、プロジェクトを前に進めていきたいというふうに思っております。(5:25)
(7:48)
大村慎一候補
鈴木候補にリニアの問題ですけども、今まで様々な議論があったと思います。いろんな議論があったんですけれども、そういう中で環境にしても、土砂降りしてもやはり流域の皆様にはどう信頼を進めていくか、そういう混乱があると思う、今の県政の対立と分断の一つの大きな要素は、このリニアモーターカーだと思うんですけれども、混乱を最終的にどういうふうに収集していくというお考えでしょうか?
鈴木康友候補
はい。これやっぱりきちっと対話をしていくコミュニケーションをとっていくことが必要であります。余り県と流域市町で懇談の場は少なかったと思いますけども、しっかり定期的にですね、コミュニケーションとっていけば、しかもテーマごとにですね、ちゃんとこのコンセンサス取っていく取り組みをしていく必要があると思います。私が市長のときに、行政区再編とい大変な難題を解決をしたわけであります。10年かかりました。
最終的には議会の皆様に丁寧に議論し、そして理解をし、反対だった人たちも1人1人ですね。ご理解をしていただくことによって、最終的には多くの議員の皆様の賛同を得られて、業績の再編という実現をしました。
課題があるからやめるんじゃなくて、しっかりその課題をクリアしていくため、人々の理解を得ていく、このことが必要だと思います。当然流域市町の皆さんとは丁寧に懇切に対応し、コミュニケーションを取り、理解をしていただくことが必要だというふうに思っております。
今回のリニアの問題ですね、意外と静岡県に駅がないからメリットがない。ていうことが懸念されておりますけれども、そうではないということをしっかり理解していただいた上で、ちゃんと静岡県にメリットがあるような交渉をJR東海としていく必要があるというふうに思います。今大体新幹線ですね、東海道新幹線1時間14、5本確か走ってると思いますけども、主要駅の静岡と浜松ですらこだま2本ひかり1本であります。あとの11本から12本はのぞみですね、静岡県内6駅ありますけれども、一つものぞみは止まりません。
全部通過交通としてですね、行き来してるだけなんですね。ですから、こののぞみをどうするか、ただ今はですね東海道新幹線は飽和状態でありますから、これ以上ですね本数を減らせませんし、駅も増えない。
でもこれ、リニアできるとどうなるか、のぞみの大半がですね、リニアに移行されます。つまりどういうことかって言うと東海道新幹線の本数がガクっと減るんですね。JR東海も民間会社でありますから、当然東海道新幹線の本数を増やしてですね、住民の利便性を上げて、売り上げ底上げしなければいけないということは、こだまとかひかりの本数が増えていく。これはもう自然の流れだというふうに思います。これはJR東海も認めております。ですからどれだけその本数が増える。どれだけこの静岡県にメリットがあるようにしていくのか、こうした交渉を一方ですね、やっていかなきゃいけないというふうに思いますので、それはしっかり私はやっていきたいというふうに思っております。(11:40)
(16:23)
鈴木康友候補
森さんに質問をさせていただきます。ご覧なったらどうかわかりませんけども今品川の駅前から、あのリニアあのスタートのところですかね、ものすごい都市開発が行われています。あるいは名古屋近いとこでものすごい大工事が行われています。
あるいはリニアの周辺の県や市町もですね、それを前提としたまち作りが急ピッチで進んでいます。これを変にやめちゃうとこのリニアを前提としたまち作りっていうこれどうなっちゃう。これどういうふうに考えたらいいのか、森さんの見解をお伺いしたいと思います。
森大介候補
そうですね。品川ですとか、その沿線のまち作りやリニアを前提にしてということで進められているということでありまして、そういう点では詳しくはね、私もちょっとそこはわからないところもあるんですけれども、ただ静岡県の立場から言えば先ほど言った様々な問題が山積をしており、そうですね…えー、この問題、静岡県として国費も財政投融資も3兆円っていう形で積み込まれているわけなんですけれども。
やっぱりあの静岡県の知事としては県民の命と暮らし、環境を守るというところで、やっぱり主張をして、この事業そのものが様々な問題が抱えているんだということを主張をしていくことが大事だというふうに思っております。
なかなかはっきりした答えがあの、すみません言えませんけれども、県知事という立場で県民の立場で発言をし、この事業全体についての是非を取りたいというふうに世論も結集していきたいというふうに思います。(18:44)
(19:00)
森大介候補
ええ。先ほどリニアのメリットをね、はっきりさせようということで新幹線の本数を増やしていることも言われたんですけども、その他にもどういったメリットがあるというふうにお考えになっているのか。あるいはデメリットも考えになっているのかあれば、ちょっと聞きしたいと思います。
鈴木康友候補
メリットというのはいろいろあると思うんですね。このリニアのそもそもの発想ですね。東海道新幹線もう一つですね、東西の大動脈を作る。そして関東中部関西スーパーメガリージョンであり、このエリアを繋いでいくことによってものすごい経済波及効果
更なる経済波及効果を生んでいくいくということがあると思います。
先ほど大村候補も言われました、やはり大きな災害が起こった、例えば東海道新幹線がですね、機能停止になったときに、このリニアがあることににより、東西のですね交通が守られるということもあると思います。
それから先ほど言ったように静岡県にとっては、リニアが望めば吸収してくれることによって、ものすごくですね、本数が増えて経済波及効果が得られると、そして実はリニア自身のこの技術的な優位性ともあるんですね。
私先日久しぶりにリニアに20年ぶりに乗りましたけれども、すごい進化してます。もう一つ聞いてびっくりしたんですけども、もう20数年毎日500キロで運転してですね、もう400万キロですね。有にに超えたということであります。
実は地球一周がですね4万キロですけども100回以上回ってですね、500キロで、でも事故や大きな問題一つをしてないすごい技術なんですね。これやっぱり世界に発進していけるというのもメリットだと思います。(20:57)