糖尿病は、血糖値が慢性的に高くなる病気であり、進行するとさまざまな合併症を引き起こす可能性があります。一般的には食事や運動療法、薬物療法で管理されますが、近年では東洋医学的なアプローチも注目されています。ここでは、西洋医学と東洋医学、それぞれの視点から糖尿病を解説し、鍼灸による改善の可能性についてご紹介します。
西洋医学では、糖尿病はインスリンの分泌不足または**インスリンの働きが悪くなる(インスリン抵抗性)**ことで血糖値が高くなる病気とされています。主に以下の3つのタイプがあります。
1型糖尿病:自己免疫の異常により膵臓がインスリンを作れなくなる。
2型糖尿病:生活習慣の乱れや遺伝的要因により、インスリンの働きが低下する。
妊娠糖尿病:妊娠中にホルモンバランスの変化で血糖値が上昇する。
食事療法:糖質を制限し、血糖値の急激な上昇を防ぐ。
運動療法:筋肉を動かすことでインスリンの働きを改善する。
薬物療法:経口薬やインスリン注射を用いて血糖値をコントロールする。
西洋医学の治療では、血糖値を直接的に管理することを重視します。しかし、血流の悪化や自律神経の乱れといった「体全体のバランスの崩れ」には対応しきれない ことが課題とされています。
東洋医学では、糖尿病は「糖尿病」という病名ではなく、「消渇(しょうかつ)」 という概念で説明されます。これは「口が渇く」「食べてもすぐにお腹が空く」「トイレが近く、大量の尿が出る」といった症状が特徴です。
東洋医学では、糖尿病の原因を「気(エネルギー)」「血(栄養)」「水(体内の水分)」のバランスが乱れた結果と考えます。特に、以下の要因が関係するとされています。
「脾(ひ)」の弱り:消化・吸収の力が低下し、エネルギーの代謝がうまくいかなくなる。
「腎(じん)」の弱り:生命エネルギーが低下し、血糖値が高い状態が続きやすくなる。
「肝(かん)」の機能低下:ストレスや血流の滞りが影響し、糖の代謝がうまくいかなくなる。
これらの乱れを整えることで、血糖値の安定や合併症の予防を目指します。
鍼灸は、東洋医学的な視点から糖尿病の改善をサポートする方法として注目されています。血流を改善し、自律神経を整えることで、血糖値のコントロールを助ける ことができます。
血流の改善:毛細血管の血流を促進し、糖の代謝を助ける。
膵臓の働きを整える:インスリン分泌をサポートする。
自律神経の安定:交感神経と副交感神経のバランスを整え、血糖値の乱高下を防ぐ。
内臓の働きを強化:「脾」「腎」「肝」の機能を改善し、糖の代謝をスムーズにする。
当院の患者様で FreeStyle リブレ(*皮膚に装着することでリアルタイムに血糖値を測定できるセンサー式の測定器です。 )をご使用の方に施術後の血糖値を確認していただいたところ、数値の低下が確認されました。この結果から、当院の血糖値を下げる施術が糖代謝に良い影響を与えていることが示唆されます。
1時間の糖尿施術後に血糖値が顕著に低下!
FreeStyle リブレにて計測(2025年3月1日)