「婦人科がん会議」とは、2002年、JGOGがNPOとして再構築されたことを踏まえて、「卵巣がん会議」と称して、2004年に第1回目を盛岡市で開催した。その目的は、臨床研究・試験を正しく理解し、試験期間内に高品質なデータを確実に集積して、全国組織(JGOGやJCOG)や地方組織でのエビデンス構築に寄与することである。JGOGでは北里大学データセンターの協力の下、真の臨床試験体制が整備された時期でもあり、今後、症例登録の推進・迅速性、データの品質管理の重要性が高まると考えられ、この会議がスタートした。当初は卵巣がん研究が主体であったが、頸がん・体がんの研究も加わり、「婦人科がん会議」となり、JGOGもサポートすることになった。
地方からの発信として日本全体で臨床試験を考え、症例登録を進める。また、臨床試験プロトコル作成にはその時点での最新の医療を踏まえた上で将来の医療まで視野にいれる必要があることより、それぞれの分野の第一人者の講演を組み合わせた。婦人科がんであるので、病理の重要性も再確認する形で講演を繰り返してきた。
最初は大学での持ち出しで会議運営を行ってきたが、次第に多くの研究者が集まるようになり、企業の方々の関心も集まる会議となった。5回、10回を目途として見直しを行ってきた結果、現在も多くの研究者が集まる意義ある会議として開催できており、今後も継続される。
「婦人科がん会議」は学会や研究会ではないので、会員制ではなく、年会費もない。臨床研究に取り組まれている研究者の方々に加え、CRC関係、薬剤開発にかかわる企業の方々も自由に参加いただける会議である。今回、会則の整備を行い、簡略であるがホームページを作成した。
繰り返しになるが、会議は臨床研究・試験の体制に関わる内容、医療の最前線を知る内容を中心に構成される。