ご注文番号:111111

刀:鞘付き

銘:刀1


<例>

新刀:上作:業物:摂津

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております

本作の出来は河内守国助(二代)(中河内)としては上々作にランクされる作品です。

上研磨済み

はばき:金着一重

刃長:2尺3寸3分(69.7センチ)

反り:3分5厘(1.06センチ)

目釘穴:2個

元幅:3.19センチ

先幅:2.26センチ

重ね:0.75センチ

時代:江戸時代万治の頃 1658年

体配:表裏に棒樋を彫り身幅、広め、重ね厚く

反りやや浅い寛文新刀の体配で切先やや短めの作品をした刀

地鉄:小板目肌よく詰んで地錵が付き綺麗な大阪地金となる

刃紋:刃区より直刃、その先丁字乱れとなり、

独特な拳丁字がが表れ足が入り匂口柔らかく

華やかな刃紋となり切先丸く返る。

特徴:本作は二代河内守國助による刀である。二代河内守国助は

初代と三代に挟まれている所から通称「中河内」と呼ばれる。

華麗な刃紋から新刀一文字と呼ぶ人もいる。慶安(1648~)から

元禄(~1703)に至る迄の作刀がある。元禄十一年(1698)八月没。

拳を握った時の状態に似ている所からいわれる特徴のある拳丁字は

彼が初めて考案したと言われており、やや技工的な部分はあるが

当時から人気が高い作風である。また、国助は安定同様に

反りの極めて少ないのも特徴である。

拵:

鍔:赤銅魚魚子地に周りを金の色絵で覆輪をほどこし

地には松の木、人物を高彫りし金の色絵、素銅地で彫りをほどこす。

縁頭::赤銅魚魚子地には松の木、人物を高彫りし金の色絵、素銅地で彫りをほどこす

鞘:青貝散らし鞘

目貫:赤銅地で武者の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。

葵美術より一言:華やかな拳丁字乱れを見事に焼き

刃中の働きが横溢で中河内と称される作品です

拵えもしっかりとした作品で瑕、欠点がありません。

昨今二代国助の作品の売り物が少なく御薦め出来る見事な作品です。

特別保存刀剣鑑定書

葵美術評価鑑定書:全身押し形

価格: 1,750,000円(消費税、送料共)