めだまがえるの基本戦術
■追い込み
自分の駒: 緑3
相手の駒: 白2
めだまがえるにおいて最も基本となる戦術です。相手の駒を端に追い込むことで相手の駒を取ることができます。相手を上下左右のどちらかの端(1筋, 7筋, 1段, 7段)に追い込み、捕獲します。この局面の場合、緑2を22に移動させることで白2を追い込んで取ることができます。
■追い込み(連携)
自分の駒: 緑3, 緑1
相手の駒: 白2, 白5
実際の対局では1つの駒単独で追い込むのは難しく、通常は復数の駒を連携させて相手の駒を追い込みます。この局面場合、緑3で白2を追い払って、白2が離れたスキを狙って緑1で白5を追い込み、最後は緑3で白2を追い込んで捕獲します。
■両取り
自分の駒: 緑2
相手の駒: 白1, 白成5
めだまがえるにおいて両取りになるケースは多くありませんが、狙える場合は確実に相手の駒を1つ捕獲することができるので強力な戦術になります。同じ目の駒が並んでいる時に有効です。この局面の場合、緑2を33に移動すると両取りとなります。
■壁
自分の駒: 緑1, 緑4
相手の駒: 白2
めだまがえるにおいて受けとなる基本的な戦術です。白2で緑1が狙われた場合に緑1と白2の間に緑4が入って緑1の捕獲を防ぎます。
■壁ピン留め
あえて壁にさせることで壁役の駒を動けなくします。壁が動くと守っていた駒が取られてしまうような場合に有効です。動けなくなった駒+1の駒で追う「直接手」と、動けなくなった駒-1の駒で別の駒を追う「間接手」があります。
■誘い込み
自分の駒: 緑1, 緑3
相手の駒: 緑2
深く引くことで相手の駒の深追いを誘い、駒の連携を断つ高等戦術です。この局面のように緑1を追いかけて気がつくと白2が不利な端に位置し、しかも自陣の駒と離れてしまうことになります。このように端に誘い出すのがこの戦術のポイントです。
■取り返し
自分の駒: 緑1, 緑3, 緑4
相手の駒: 白2
あえて相手の駒に自分の駒を取らせて相手の駒を取る戦術です。白2で緑1は取れるが緑1の隣に緑3と緑4がおり、白2成らずなら緑3で取り、白2成りなら緑4で取ります。取り返しの取り返しもあります。
お互いに2枚の駒を取り合った時点で点数計算になるというルールを利用し、駒を取ってもらって決着させるという高等戦術もあります。当然この場合、自分が勝つか引き分けるかの場合に限ります。
■囮
戦場から離れた場所で取らせることで相手の駒を遠ざけ、その間に別の手段を講じる高度な技です。
■盾
無敵駒を前線に立たせて進軍し、相手の駒を端に追い込みます。
■迎撃
相手の駒の進行方向を予測して自分の駒を向かわせます。相手の駒の現在位置ではなく、何手か先に移動する先を目標とします。