めだまがえるとは、二人で行うボードゲームの一種です。
先手・後手それぞれ5種類10個の駒を使って、駒の取り合いをするゲームです。
先に相手の駒を3個取った方が勝ちです。
駒はプレイヤー毎に色が異なっており、緑と白の2種類あります。
先手、後手は駒の色に関係なく、後述する方法で決定します。
一人のプレイヤーが使う駒は次の5種類です。
駒の動き方は種類に関係なく、縦・横・斜めのすべての方向に1マスだけ移動できます。
駒の種類によって、取れる駒の種類が決まっています。
1 は 5 のみ取れる
2 は 1 のみ取れる
3 は 2 のみ取れる
4 は 3 のみ取れる
5 は 4 のみ取れる
数字が大きい程取れる駒が多いというわけではなく、駒の価値はどれも同じです。
縦横7マスずつに区切られた49マスの盤を使います。
将棋と同じで縦一列を「筋」、横一列を「段」と言います。
ゲームを始める時は次のように駒を盤に配置します。
それぞれのプレイヤーから見て左から順に4, 2, 1, 3, 5の順で駒を並べます。
ゲームは二人のプレイヤーにより盤の上で行われます。
先に駒を動かし始める側のプレイヤーを先手、そうでない側のプレイヤーを後手と言います。
先手、後手は駒の色に関係なく後述する方法で決定します。
双方のプレイヤーは、交互に盤上にある自分の駒を一回ずつ動かします。パスをすることはできません。
一人のプレイヤーが駒を一回動かしたとき一手と数えます。
味方の駒の動ける範囲に敵の駒があれば、それを取ることができます。
敵の駒を取った駒は、取られた駒のあったマスへ移動します。
取られた駒は盤上から取りのぞき、以降そのゲームが終わるまで使用しません。持ち駒はありません。
敵の駒を取った時に駒を成る(裏返る)ことができます。
駒が裏返ると数字が1つ増えます。
ただし、5が裏返る場合は1になります。
もちろん、駒を成らないことも許されます。
一度成った(裏返った)駒は相手の駒を取ったとしても、もとの駒に戻れません。
先に相手の駒を3個取った方が勝ちとなります。
ただし、お互いに駒を2個取り合った時点で、盤上に残っている駒から点数を算出し勝敗の判定を行います。
同じ点数の場合は引き分けとなります。
点数の算出方法は後述します。
一般的にはソフトウェアがランダムに先手、後手を決定します。
駒の裏か表で決定します。
駒を一個手に持って振ります。
出た数が奇数(1, 3, 5)なら、振った人が先手、偶数(2, 4)なら後手です。
※ 5の裏は1なので絶対に奇数になります。
プレイヤー同士のじゃんけんで決定します。
先に相手の駒を3個取ると勝ちです。
お互いに駒を2個取り合った場合、その時点で盤上の駒の種類から点数を算出します。
点数の高い方が勝ちです。
点数が同じ場合は引き分けです。
一方のプレイヤーが投了する。投了した方が負けです。
盤上に残っている駒毎に点数を算出します。
盤上の位置に関係なく相手の駒が取れる場合を「勝てる」と表現します。
盤上に残っている相手の駒のどれかの駒に勝てる場合、1点とします。
盤上に残っている相手の駒のどの駒にも勝てない場合、0点とします。
駒毎の点数の合計が相手の合計より大きい方が勝ちです。合計が同じ場合は引き分けになります。
盤上に残った駒が緑が1, 2, 4, 白が1, 3, 5とします。
緑1の点数 = 白1, 3, 5のうち、白5に勝てるので、1点
緑2の点数 = 白1, 3, 5のうち、白1に勝てるので、1点
緑4の点数 = 白1, 3, 5のうち、白3に勝てるので、1点
緑の駒の点数の合計 = 1 + 1 + 1 = 3点
白1の点数 = 緑1, 2, 4のうち、どの駒にも勝てないので、0点
白3の点数 = 緑1, 2, 4のうち、緑2に勝てるので、1点
白5の点数 = 緑1, 2, 4のうち、緑4に勝てるので、1点
白の駒の点数の合計 = 0 + 1 + 1 = 2点
緑3点、白2点で、緑の勝ちとなります。
盤上に残った駒が緑が1, 2, 4, 白が1, 2, 3とします。
緑1の点数 = 白1, 2, 3のうち、どの駒にも勝てないので、0点
緑2の点数 = 白1, 2, 3のうち、白1に勝てるので、1点
緑4の点数 = 白1, 2, 3のうち、白3に勝てるので、1点
緑の駒の点数の合計 = 0 + 1 + 1 = 2点
白1の点数 = 緑1, 2, 4のうち、どの駒にも勝てないので、0点
白2の点数 = 緑1, 2, 4のうち、緑1に勝てるので、1点
白3の点数 = 緑1, 2, 4のうち、緑2に勝てるので、1点
白の駒の点数の合計 = 0 + 1 + 1 = 2点
緑2点、白2点で同じ点数のため、引き分けとなります。
盤上に残った駒が緑が1, 2, 4, 白が1, 5, 5とします。
緑1の点数 = 白1, 5, 5のうち、白5に勝てるので、1点 (*注1)
緑2の点数 = 白1, 5, 5のうち、白1に勝てるので、1点
緑4の点数 = 白1, 5, 5のうち、どの駒にも勝てないので、0点
緑の駒の点数の合計 = 1 + 1 + 0 = 2点
白1の点数 = 緑1, 2, 4のうち、どの駒にも勝てないので、0点
白5の点数 = 緑1, 2, 4のうち、緑4に勝てるので、1点
白5の点数 = 緑1, 2, 4のうち、緑4に勝てるので、1点
白の駒の点数の合計 = 0 + 1 + 1 = 2点
緑2点、白2点で同じ点数のため、引き分けとなります。
*注1) 白5が2個なので緑1の点数が2点になりそうですが、1点と数えます。
プレイヤーの一手の駒の動きを棋譜として記録します。
一手は、移動する先の筋と段、移動する駒の色と種類で表現します。
筋と段は算用数字を用います。
例) 46緑2
成る場合は「成」を最後につけます。
例) 46緑2成
成り駒の場合は駒の種類の前に「成」をつけ、駒の種類を表す数字は成る前の数字とします。
例) 46緑成2
盤上の駒の見た目は2が裏返っているので3に見えます。
ソフトウェアで処理しやすくするために、移動もとの筋と段をつけても構いません。
例) 46緑2(56)