めだまがえるの遊び方

■めだまがえるとは?

  • めだまがえるとは、二人で行うボードゲームの一種です。

  • 先手・後手それぞれ5種類10個の駒を使って、駒の取り合いをするゲームです。

  • 先に相手の駒を3個取った方が勝ちです。

■必要なもの

○駒

  • 駒はプレイヤー毎に色が異なっており、緑と白の2種類あります。

  • 先手、後手は駒の色に関係なく、後述する方法で決定します。

  • 一人のプレイヤーが使う駒は次の5種類です。

  • 駒の動き方は種類に関係なく、縦・横・斜めのすべての方向に1マスだけ移動できます。

  • 駒の種類によって、取れる駒の種類が決まっています。

    • 1 は 5 のみ取れる

    • 2 は 1 のみ取れる

    • 3 は 2 のみ取れる

    • 4 は 3 のみ取れる

    • 5 は 4 のみ取れる

  • 数字が大きい程取れる駒が多いというわけではなく、駒の価値はどれも同じです。

○盤

  • 縦横7マスずつに区切られた49マスの盤を使います。

  • 将棋と同じで縦一列を「筋」、横一列を「段」と言います。

  • ゲームを始める時は次のように駒を盤に配置します。

    • それぞれのプレイヤーから見て左から順に4, 2, 1, 3, 5の順で駒を並べます。

■遊び方

○プレイヤー

  • ゲームは二人のプレイヤーにより盤の上で行われます。

  • 先に駒を動かし始める側のプレイヤーを先手、そうでない側のプレイヤーを後手と言います。

  • 先手、後手は駒の色に関係なく後述する方法で決定します。

  • 双方のプレイヤーは、交互に盤上にある自分の駒を一回ずつ動かします。パスをすることはできません。

  • 一人のプレイヤーが駒を一回動かしたとき一手と数えます。

○駒の移動

  • 味方の駒の動ける範囲に敵の駒があれば、それを取ることができます。

  • 敵の駒を取った駒は、取られた駒のあったマスへ移動します。

  • 取られた駒は盤上から取りのぞき、以降そのゲームが終わるまで使用しません。持ち駒はありません。

○成り

  • 敵の駒を取った時に駒を成る(裏返る)ことができます。

  • 駒が裏返ると数字が1つ増えます。

  • ただし、5が裏返る場合は1になります。

  • もちろん、駒を成らないことも許されます。

  • 一度成った(裏返った)駒は相手の駒を取ったとしても、もとの駒に戻れません。

○勝敗

  • 先に相手の駒を3個取った方が勝ちとなります。

  • ただし、お互いに駒を2個取り合った時点で、盤上に残っている駒から点数を算出し勝敗の判定を行います。

  • 同じ点数の場合は引き分けとなります。

  • 点数の算出方法は後述します。

■先手後手の決め方

○オンライン対戦の場合

  • 一般的にはソフトウェアがランダムに先手、後手を決定します。

○オフライン対戦の場合

  1. 駒の裏か表で決定します。

    • 駒を一個手に持って振ります。

    • 出た数が奇数(1, 3, 5)なら、振った人が先手、偶数(2, 4)なら後手です。

    • ※ 5の裏は1なので絶対に奇数になります

  2. プレイヤー同士のじゃんけんで決定します。

■勝敗の決め方

  1. 先に相手の駒を3個取ると勝ちです。

  2. お互いに駒を2個取り合った場合、その時点で盤上の駒の種類から点数を算出します。

    • 点数の高い方が勝ちです。

    • 点数が同じ場合は引き分けです。

  3. 一方のプレイヤーが投了する。投了した方が負けです。

■点数の算出方法

  • 盤上に残っている駒毎に点数を算出します。

  • 盤上の位置に関係なく相手の駒が取れる場合を「勝てる」と表現します。

  • 盤上に残っている相手の駒のどれかの駒に勝てる場合、1点とします。

  • 盤上に残っている相手の駒のどの駒にも勝てない場合、0点とします。

  • 駒毎の点数の合計が相手の合計より大きい方が勝ちです。合計が同じ場合は引き分けになります。

○緑勝ちの例

めだまがえる勝敗判定

盤上に残った駒が緑が1, 2, 4, 白が1, 3, 5とします。


緑1の点数 = 白1, 3, 5のうち、白5に勝てるので、1点

緑2の点数 = 白1, 3, 5のうち、白1に勝てるので、1点

緑4の点数 = 白1, 3, 5のうち、白3に勝てるので、1点


緑の駒の点数の合計 = 1 + 1 + 1 = 3点


白1の点数 = 緑1, 2, 4のうち、どの駒にも勝てないので、0点

白3の点数 = 緑1, 2, 4のうち、緑2に勝てるので、1点

白5の点数 = 緑1, 2, 4のうち、緑4に勝てるので、1点


白の駒の点数の合計 = 0 + 1 + 1 = 2点


緑3点、白2点で、緑の勝ちとなります。

○引き分けの例その1

めだまがえる勝敗判定2

盤上に残った駒が緑が1, 2, 4, 白が1, 2, 3とします。


緑1の点数 = 白1, 2, 3のうち、どの駒にも勝てないので、0点

緑2の点数 = 白1, 2, 3のうち、白1に勝てるので、1点

緑4の点数 = 白1, 2, 3のうち、白3に勝てるので、1点


緑の駒の点数の合計 = 0 + 1 + 1 = 2点


白1の点数 = 緑1, 2, 4のうち、どの駒にも勝てないので、0点

白2の点数 = 緑1, 2, 4のうち、緑1に勝てるので、1点

白3の点数 = 緑1, 2, 4のうち、緑2に勝てるので、1点


白の駒の点数の合計 = 0 + 1 + 1 = 2点


緑2点、白2点で同じ点数のため、引き分けとなります。

○引き分けの例その2

めだまがえる勝敗判定3

盤上に残った駒が緑が1, 2, 4, 白が1, 5, 5とします。


緑1の点数 = 白1, 5, 5のうち、白5に勝てるので、1点 (*注1)

緑2の点数 = 白1, 5, 5のうち、白1に勝てるので、1点

緑4の点数 = 白1, 5, 5のうち、どの駒にも勝てないので、0点


緑の駒の点数の合計 = 1 + 1 + 0 = 2点


白1の点数 = 緑1, 2, 4のうち、どの駒にも勝てないので、0点

白5の点数 = 緑1, 2, 4のうち、緑4に勝てるので、1点

白5の点数 = 緑1, 2, 4のうち、緑4に勝てるので、1点


白の駒の点数の合計 = 0 + 1 + 1 = 2点


緑2点、白2点で同じ点数のため、引き分けとなります。


*注1) 白5が2個なので緑1の点数が2点になりそうですが、1点と数えます。

■棋譜

  • プレイヤーの一手の駒の動きを棋譜として記録します。

  • 一手は、移動する先の筋と段、移動する駒の色と種類で表現します。

  • 筋と段は算用数字を用います。

    • 例) 46緑2

  • 成る場合は「成」を最後につけます。

    • 例) 46緑2成

  • 成り駒の場合は駒の種類の前に「成」をつけ、駒の種類を表す数字は成る前の数字とします。

    • 例) 46緑成2

  • 盤上の駒の見た目は2が裏返っているので3に見えます。

  • ソフトウェアで処理しやすくするために、移動もとの筋と段をつけても構いません。

    • 例) 46緑2(56)