フォトギャラリーへ、ようこそ！
みよしようちえんの毎日をちょこっとお見せします。
英語教室・茶道教室・体操教室・硬筆教室・リトミックといった、三芳幼稚園の特別教室もご紹介したいのですが、このフォトギャラリーでは何でもない一日をあえてご紹介し、“遊びの中から学んでいる”子どもたちの姿を少しでも感じていただきたいと思っています。
ほんとに一部ですが、どうぞ、お時間のある方は解説も読んでいただけるとよりいっそう、三芳幼稚園のようすを感じていただけることと思います。
幼児教育の父と言われている、ドイツの教育学者・フレーベルの「遊びを大切にする」精神が三芳幼稚園には根付いているんですよ。
子どもたちが一番楽しみにしているのは、やっぱり戸外活動！好きな遊びを思い切り楽しみます。裸足で、靴で。思い思いに。今日はこれをしたい！って思いが子どもたちにはあるのです。
初夏。アジサイの花に見とれるこどもたち。園庭では51種類、570本もの豊かな草木たちが四季折々の姿を見せてくれます。
ある日、「先生どうぞ！」と運んでくれたのは、こんな素敵なごちそうでした！それぞれの草木の特徴を生かしていて、どれもおいしそう。枯れたアジサイの花も上手に取り入れています。
クラス菜園の様子。毎日目に触れられるように、あえてプランター菜園にしています。毎日匂いを嗅いだり、芽や花などの小さな変化に気づく子どもたち。何の野菜にするかも自分たちで話し合って決めています。この写真は「なかなか大きくならないね～、、」と心配している様子。
トマトがやっとやっと真っ赤に育ちましたよ！傷だらけで、お店のものとは違う見た目。でも、育ててきたから、子どもたちは分かってる。虫も付くし、雨風にさらされる・・・それでも赤く大きく実ってくれたトマト。「早く食べてみたい！」とトマトから離れません。
園には給食室もあります。毎日栄養たっぷりのあたたかな食事がいただけます。そして、ここは子どもたちにとっても特別な場所。みんなの育てた野菜を調理してくれ、クラスで育てている生き物にあげる野菜の切れ端ももらえ、絵本をテーマにした献立やおやつ、行事や季節に合わせた楽しい献立を考えてくれるスーパースターの給食の先生たちがいる場所だものね。いいにおいが漂ってくると、「今日は○○かな？」と会話が聞こえてきます。私たち職員も自慢のおいしい給食。みんなが毎日とても楽しみなのです。
お散歩では発見がいっぱい！田んぼの中に住んでいる色んな生き物を見つけて、ドキドキわくわくしている様子。いつまでもずっと見ていたいよね。目的地の公園はまだまだ先だけど、急かさず、先生たちも立ち止まって。大切にしてあげたい時間です。
お花を摘んでる友達を見つけて、「これもあったよ！」と渡してあげる子。子どもって、周りをよく見ていて、優しくて、おおらかなんだよなぁ・・・と、園で働いていると日々思うのです。
田んぼのあんなに小さかった苗が、秋になり立派な稲穂をゆらし、また子どもたちを夢中にさせてくれます。思わず、顔を近づけて胸いっぱいにその香りを楽しむ子。「どんな匂いだった？」と聞くと、満面の笑顔で答えてくれました。
散歩で行くことの多い、近所の三芳児童公園。とても立派な木々が、ど～んと迎えてくれ、何度行っても「やっぱりいいな～。今日も来てよかった～。」と思える場所。子どもたちは最初は遊具に飛びつくのですが、少し時間が経つと木の周りに集まって遊びはじめます。
年長さんは雨の日もお散歩に出かけます。この日は園内を歩きました。いつもの園庭、、、と侮るなかれ。雨の日というだけで、全然違う！雨合羽にあたる雨粒の音。ぐにゅぐにゅになった地面。水たまり。それだけで、なんか楽しい。
真っ赤なバス“フレーベル号”に乗って、園外保育にも出かけています。ここは、市内の秘密の場所。緑のトンネルと歩いていくと、まるでかぐや姫が居そうな竹林があらわれます。
この日は絵本に載っていた“草笛”になる葉っぱを、散歩の途中に発見した子どもたち。先生が園に持ち帰り、外の机に並べておくと次々に草笛チャレンジが始まりましたよ。・・・実際鳴らすのは、コツが必要。何度も何度も試行錯誤していました。
年長さんが草笛をしている姿をじっと見つめる年中さん。“ぼくもやりたい。ああやってやるんだな…”と、一生懸命インストール中の様子。
年長さんの様子をしっかりみて、さあ、僕もやるぞ！と、いざ吹いてみると・・・「ブゥーー！」・・・あれ？？僕のは音が違う！と大笑い。
いろんな色の帽子。お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、これは、年齢で違います。3歳が赤。4歳がオレンジ。5歳が黄色。三芳幼稚園は異年齢の縦割り保育をもう45年以上続けています。こうして異年齢で肩を寄せ合って、協力したり、話し合ったりしながら、過ごすことの良さを私たちは知っています。
毎月届く月間絵本を通して、ダンゴムシの知識が深まり、観察意欲を刺激したようです。「白くてちっちゃいの、赤ちゃんやん！」と、夢中になっています。虫の季節は、園の廊下には虫かごがずらりと並びますよ。図鑑や絵本コーナーは園内の一か所にまとめていますが、それに加えて各クラスにも本棚があり、子どもたちが自分で選び、クラスに持ってきたり、先生たちが季節や子どもの興味関心に合わせて選書したものを置きます。絵本は長年愛されてきた良質のものを中心に取り揃え、毎月新しいものを選書して購入しています。
園や公園で拾ったどんぐり。微妙に形が違うことに気づいた子どもたちの声を拾い、先生がこんなものを用意！これをきっかけに、お家から新たに発見したものを持ってくる子、他のクラスの先生も持ち寄ったりと、どんどん増えるどんぐりに驚きました。
体を動かして遊んだあとは、コーナー遊びを楽しみます。各クラスに質の良い玩具を十分な量用意しています。写真の玩具は、ちょっと指先が触れるだけでも位置がずれるので、大人でも完成まで少し根気が必要なのです。子どもたちは誰かに言われてするのではなく、自分で選んで遊び、「できた！」と、達成感を味わうことで、小さな自信を積み重ね、自己肯定感が育まれます。
ままごとコーナーで一生懸命料理を作って味見までしていた男の子。よくお家のキッチンの様子を見ているのでしょう。三芳幼稚園では、ままごとの具材は、あえて抽象的なものを用意しています。例えば、写真の白い具材は、ごはんになったり、うどんになったり、生クリームになったり、ポップコーンになったり！なんにでも変身できるので、子どもたちの豊かな想像力に任せることができます。他にもいろんな料理を作ることが出来るように、フェルトや毛糸で作った具材を用意していますよ。
遊びに夢中になると、子どもは静かになります。そういう時は、私たちは話しかけたりはしません。邪魔をせずに見守り、そろそろ出来るかな…？というタイミングを見計らってその子を見ます。すると、ほとんどの子が「できた！」の瞬間に目を合わせてくれるのです。
ままごととは別に、お店屋さんのコーナーもあります。こちらは抽象的なものではなく、本物のような具材を用意しています。お店屋さんになりきることで、自然と社会にはルールがあることを知り、学び、ここでロールプレイしているわけです。どうですか。サクサクの本物にしか見えない先生たち渾身のエビ天、そして、子どもたちの手さばき。いい匂いが漂ってきそうでしょ？
お会計も忙しそうです。秩序ある遊びを通して、さまざまなことを学んでいるようですね。他にもアイスクリーム、お寿司、ケーキ、中華料理、ハンバーガー、パン等、色々なお店があります。子どもたちが夢中になった絵本を題材にすることもありますよ。
シンプルな色・形の積み木を、こんなに？！というほど用意しています。それでも子どもたちの作りたい物によっては、時々足りないくらい！シンプルだからこそ、想像力が掻き立てられ、日々、作品は変化していきます。また、積み木は数人で協力して作ることも。生まれて5年ほどで、一つのものを複数人で作ることができるって、よく考えたらすごいことですよね。
園でしかできないことって なんだろう
こどもに寄り添うって なんだろう
遊びから学ぶって なんだろう
こどもという
ゆめいっぱいの時代を
共に過ごすことのできる喜び
みよしようちえん
