針ノ木サーキット
【期日】 2025年9月9日(火)〜10(水)
【参加者】 7 名
【行動記録】
9月9日(火) 新宿駅22:30出発→中央高速経由安曇野IC→2:00扇沢駐車場5:50→6:20針ノ木岳登山口→11:00針ノ木小屋12:00→13:00蓮華岳13:20→14:00針ノ木小屋泊
9月10日(水) 針ノ木小屋4:30→5:15針ノ木岳5:40→6:15スバリ岳6:35→8:10赤沢岳
8:35→9:15鳴沢岳9:35→10:00乗越山荘10:15→10:40新越岳10:55→11:00岩小屋沢岳11:20→12:25種池山荘12:40→15:15柏原新道登山口→15:20駐車場15:40→15:55薬師の湯16:40→安曇野IC→新宿駅21:20解散
【山行記録】 1日目は余裕がある日程とのことでゆっくりスタート。何回か支流の沢を横断し、針ノ木雪渓は今の季節は雪は無いので急峻な登り応えのある夏道を歩いて針ノ木岳小屋に到着。小屋の裏からは槍・穂高連峰や裏銀座の山並みが見えて絶景だった。小屋の手続きをしてから蓮華岳へ登頂。コマクサの季節は終わっていたが、数株咲いて残っているのを見つけることができた。下山後は小屋で夕食前まで懇親会。小屋にネパールのスタッフがいてネパールガイド登山の宣伝もあった。次の日は午後から雨予報だったので天気の心配しながら就寝。
2日目 ヘッドライトをつけて4:30に出発。針ノ木峠からは最初からいきなりの急登だった。日の出が見えてきたが、雲やガスが多くて視界は良くない。針ノ木岳に到着した時は朝日に照らされた山並みと黒部湖と立山連峰がわずかに見えたがすぐに視界が真っ白になってしまった。
針ノ木岳からは隣のスバリ岳との鞍部に向かってザレた急斜面を大きく下る。眼下に黒部湖が大きく見えてきて、雲海が朝日に照らされて幻想的な風景が広がっていた。高度感のある岩場を登っていき、次のピークであるスバリ岳へ登頂。視界が良くなってきて、黒部湖と立山連峰の美しい景色を楽しむことができた。赤沢岳に向かって崩落地の細い登山道を越えると美しい景色を見ながらの稜線歩きが続き、山頂直下の岩場を乗り越えると赤沢岳に登頂。立山との直線距離が近く、針ノ木峠を挟んだ蓮華岳と針ノ木岳、昨夜泊まった針ノ木峠の様子が良く見えた。絶景の稜線を歩き続け、鳴沢岳に登頂。鹿島槍ヶ岳や五竜岳がだいぶ大きく見えるようになってきた。ここからアップダウンを繰り返しながら、鞍部に向かって大きく標高を落とし、新越山荘へ到着。新越乗越山荘から0.5kmほど進み、新越岳へ登頂。山頂には「これより通行禁止」の看板しかなかった。針ノ木サーキット最終のピークを目指し、最後の登りで岩小屋沢岳へ登頂。種池山荘までの下山はお花畑が多く、トリカブトが沢山咲いていた。
種池山荘から柏原新道登山口を目指して延々と下る。ゴールまであと少しのところで小雨が降り始めたが、レインを着る必要がない程度で助かった。特に難所はないが、疲労で長く感じた。無事にゴールしてやり切った達成感に包まれ、メンバーで互いに称え合った。
代表の時間配分が完璧で、温泉に寄って渋滞もあったが予定よりも早い21:20に新宿に到着した。
2日間の長い縦走コースでしたが、稜線からの360度のパノラマは格別で黒部湖や北アルプスの名峰群を一度に楽しむことができて感動しました。ご指導くださった代表、針ノ木サークルメンバーの皆さん、ありがとうございました。
記録 : O.E