槍ヶ岳を撤退、奥丸山

 

【期日】 2025年7月26日(土)〜27(日)

【参加者】 7 名

 

【行動記録】

7月25日(金)

 新宿駅22:30出発中央高速経由松本IC3:15

7月26日(土)

鍋平登山者用駐車場5:4011:35槍平小屋テント場

7月27日(日)

槍平小屋テント場5:106:30奥丸山6:557:55

槍平小屋テント場8:2013:30鍋平登山者用駐車場13:4014:15ひらゆの森温泉15:15松本IC新宿駅21:40解散

 

 

【山行記録】

新宿駅を30分遅れて出発。新穂高駐車場は満車で停められず、+歩行30〜40分先の鍋平登山者用駐車場に駐車。槍平小屋までは比較的なだらかな登山道が続いたが、慣れない重いテント装備を背負っての登山なので慎重に歩いた。槍平小屋に到着し、小屋で皆で食べたかき氷、シャーベットが美味しかった。テント設営後はリーダーの簡易ハーネスの講座を受け、翌日の槍ヶ岳へのアタックへの準備を確認した。 

講座後にテント前で皆で懇親会をしていると雨が降り始めたため、各テント内で休むことにした。

雨は激しい土砂降りに変わり、隣のNo.1テントが、上からミストシャワーのように雨が入ってきたそうで、下からも浸水してきたため、No.1テントの3名が小屋へ避難した。

No.2テントも寝転んでいるとテント下はウォーターベットのように水が入り込んできた感覚がわかり、不安な気持ちになったが、No.2テントは無事だった。避難した後に残されたNo.1テントの中には水が溜まり、残されたシェラフマットが浮いている状態だった。山小屋に空きがあり、3名泊めてもらうことができて助かった。

突然の大雨の後、翌日の天気予報も正午過ぎからの雨予報に変わってしまっていた。リーダーとサブリーダーの判断と全員での話し合いにより、槍ヶ岳は雨での渡渉や滑落のリスクの不安があるため撤退し、代わりに奥丸山に登ることに決定した。

食事は各自が準備したレトルト食品やアルファ米を皆で一緒に食べて20時には就寝した。

 

翌朝、奥丸山へアタックザックで出発。登り始めはあまり展望がない急登が続いたが、山頂付近に近付くと山岳の眺望が広がり、ニッコウキスゲの群生など花の観賞も楽しめた。

山頂からは、穂高連峰や笠ヶ岳などの眺望が素晴らしく、特に北穂高岳滝谷の全容を間近に望むことができた。

下山後は温泉に立ち寄り、渋滞もあったが、新宿に午後9時40分に到着した。

 

リーダーとサブリーダーが山行中の安全に常に気を配り、適切な指示で皆をまとめてくれて、テント浸水によるアクシデントも皆で協力して乗り切ることができました。

槍ヶ岳には登れなかったけれど、明るく心強いメンバーの皆さんのおかげで奥丸山の山行を楽しむことができ、奥丸山からの360度の大展望は心に残る景色となりました。メンバーの皆さん、ありがとうございました。

 

記録 岡村