夏の五竜岳(高山植物の宝庫)

実施日 2025年6月28日(土)~29日(日)

参加者:9名

6月27日(金)新宿22:00道の駅安曇野松川02:00仮眠

6月28日(土)道の駅4:30テレキャビン駐車場6:30とおみ駅08:15地蔵の頭09:15~小遠見山~中遠見山~大遠見山~西遠見山~白岳15:25五竜山荘16:00

6月29日(日)起床03:00五竜山荘03:30五竜岳05:00五竜山荘06:00白岳07:15西遠見山~大遠見山~中遠見山~小遠見山~地蔵の頭アルプス平駅11:30とおみ駅11:40→温泉13:00→安曇野インター経由→新宿20:00

 

新宿駅帝国の22:00出発、晨朝に走り道の駅安曇野松川まで走り少し仮眠。

明け方ゴンドラ乗り場の駐車場へ移動し、朝食と身支度を整える。ここで仕事先からの参加となるAさんが合流してメンバー全員がそろう。

08:15スタートのゴンドラまで、のんびりと過ごす。

ゴンドラの開始まで時間があるため、乗り場付近の花畑を散策。太陽の下、綺麗に咲く花の写真を撮る。

ゴンドラに乗り山頂駅を降りると、またまた高山植物園が広がる。ミヤマオダマキ・クロユリ・チングルマ・・・種々の

花を見ながら進む。コマクサの群生の中には珍しい白色もあり写真をと撮る。

 

遠見尾根から五竜岳を目指すルート。

雪の残るトラバースがある為、アイゼンとピッケルも荷物にプラス。更に暑さに備えて水の量も多く荷物が重い。

朝からすっきりと晴れわたり気持ちの良いスタートとなる

梅雨も明けない、まだ6月なのに、真夏の様な暑さの中、青い空の中にこれから向かう五竜岳を確認する。

登山道の脇に咲く高山植物を見て、名前を確認したり写真撮ったりと進む。

大遠見辺りは雪が多く残っていた。

アップダウンを繰り返し、いよいよ、白岳近くの核心部の残雪地帯が近くに見えてきた。

装備が不十分だからと戻ってくる人もいたが、我々は12本アイゼン&ピッケルを持参登する。

遮るものがなく、滑ったらそのまま下まで行ってしまいそうな斜面をみて緊張する。

初めの短い残雪地帯はロープがかけられ、踏み跡も刻まれていた。ロープを掴みピッケルを使い登りきる。

細い尾根を進むと、一番の緊張ポイント雪渓のトラバースが現れる。ここは落ちたら止まらない。

アイゼンをしっかり装着。雪は少し緩んでいた。滑らないように慎重に進む。

また少し進み、最後の残雪を登りきると、眼下に小屋の赤い屋根がみえた。

 

憧れの五竜岳を目の前に、武田菱マークの五竜山荘に到着。

7人部屋の2つを男性・女性のそれぞれで使用Okでゆったり過ごせた。

小屋の中は壁や天井がリニューアルされておりキレイ。更にトイレはウォシュレット完備でびっくり。

 

夕食まで時間があるため懇親会。乾いた喉を冷たい飲み物で潤しながら、山のアレコレを皆で談笑する。

小屋の夕飯はカレー。小屋のカレーも手の込んだものが多い。ここも、野菜とウィンナーが綺麗に盛り付けされて、

更に味もおいしく、街のレストランのカレーの様だった。

食後は夕陽をみに外にでる。雲海と山の中に落ちていく太陽は幻想的な光景だった。消灯時間前に就寝。

 

2日目、いよいよ五竜岳頂上を目指す。まだ暗い中3時30分ヘッテンをつけて出発。ザレザレ道から岩場を進む。

残念ならが頂上でのご来光はならず、途中から昇る朝陽を見る。

徐々に大きな岩場が多くなり鎖場もでてくる。三点支持で足場を確認しながら登りきり頂上到達。

頂上からは槍ヶ岳・剣岳・唐松岳・・最高の景色でテンションがあがり、小屋で購入した山荘Tシャツで揃って写真を撮った。

頂上からの360度の大展望を堪能し下山を開始する。足元の置き場所などを教えてもらいながら下りる。

山荘に戻り朝食をいただく。給仕のスタッフの対応もよく、料理もおいしく、夕食同様にどこかの和定食のような食事だった。

 

07:00名残惜しいが下山開始。今日も残雪個所を通る。滑っていかない様に登り以上に気を付けて通過。

むせ返るような暑さの中遠見尾根をくだる。

下山後はゴンドラ駅にある竜神の湯で汗を流し疲れを癒した。

 

帰りの高速は渋滞に巻き込まれたが、20時頃に新宿到着し解散。

勇ましくカッコよい憧れの五竜岳に登り、行ってみたかった五竜山荘に泊まり最高の山行となった。

 

参加のみなさま、お世話になりました。

記録(玉井)