残雪の5月爺ヶ岳合宿

 

実施日 2025年5月3日(土)~4日(日)

参加者 8名

 

5/2(金)晴    新宿22:00→中央道経由→安曇野インター→扇沢駐車場3:00仮眠

5/3(土)晴後曇り  扇沢6:10→柏原新道経由→南尾根→2200mべスキャンプ地12:10▲

5/4(日)夜中暴風雨 朝方まで強風にわか雨のち晴れ

      起床3:00→(5:00出発予定 暴風天候判断待機 3時間)→天候回復→

        べスキャンプ8:00→9:50爺ヶ岳南峰10:10→10:35爺ヶ岳中峰(主峰)10:45→

        →南峰経由→11:50ベースキャンプ12:10→南尾根経由→15:45駐車場16:15→

     →16:50薬師の湯17:50→安曇野インター18:50→中央道渋滞→新宿23:10

 

記録

家を出る時に荷物背負って余りの重さに愕然とした…この荷物を背負って山を登れる気がしなかったが、行くしかないと思い集合場所へ向かう。

 

2日の22時に新宿を出発し扇沢の柏原新道入口駐車場に3日3時に到着し車中で仮眠を取る。6時に柏原新道登山口から登山開始。途中、冬期は登山出来ない柏原新道から南尾根に入る。目指すは爺ヶ岳南峰方面へ。当初の予定は冷池山荘のテント場まで行く予定であったが、荷物を背負っての長距離歩行のリスクや天候悪化予報など代表の判断で爺ヶ岳南峰下をベースキャンプとしてテントを張った。登山口からベースキャンプ場まで約4時間であった。リーダーIさんの上手なペース配分のおかげで息切れする事なく、疲労感も最小限という登りであった。家を出る時の不安が嘘のようで、それだけで達成感を感じることができた。

雪山のテント張りは、大変楽しかった。ベース地掘り、雪壁作り、トイレ作り、綺麗な雪をビニールに集めて水分に。食事は集めた雪を溶かして使う。水分は無限にある。テント内での時間も十分にあったのでメンバーと楽しい会話、美味しい食事で親交を深める事ができた。夜間は悪天候であると代表から知らされてはいたもののテントが飛ばされそうな強風が吹き、テントに穴が空きそうな雨音を聞きながら眠り朝を迎える。

4日は9時から天候回復予報で8時までテント内で待機する。残念ながら鹿島槍ヶ岳までの登山は難しくなり爺ヶ岳山行となる。テントを撤収しデポ。8時に爺ヶ岳南峰へスタート。多少の強風は予想され登山前に代表から耐風姿勢を教わる。登山中は常時風速5〜7Mの風の中、前に進む。瞬間的に風速10〜15Mとなる。教わった耐風姿勢を時々取りながら何とか爺ヶ岳南峰に登頂。山頂では風が収まり立山山系や目の前に聳え立つ鹿島槍ヶ岳を堪能できた。そして爺ヶ岳最高峰に中峰へ。風が完全に収まり快適な歩きとなる。南峰に行けただけでも十分であると思ったが、やはり最高峰は魅力的である。「中峰の方が高いから」と連れて行ってくれた代表に感謝したい。

ベースキャンプに戻り少しだけ軽くなったザックを背負いアイゼンつけて雪道をザクザクと下る。アイゼンを外してからは湿った根っこ道と残雪、踏み抜きが多く油断するとすぐに転倒する。緊張しながらやっと下山口へ。カモシカが待っていてくれた(多分)

盛り沢山の経験ができ満足の山行でした。代表、ご一緒して下さった皆さんお世話になりました。ありがとうございました。     

記録 Y・K