雪の中禅寺湖社山

 

2025年3月20日(木・祝)

参加者12名

 

【行動記録】

3月20日 武蔵浦和駅7時 → 東北自動車道 ― 清滝インター → 中禅寺湖歌ヶ浜駐車場10時00分 ―10時20分発 → 阿世潟経由 → 社山14時00分 → 中禅寺湖歌ヶ浜駐車場16時50分 → やしおの湯経由 → 東北自動車道 → 武蔵浦和駅20時50分

 

社山は、栃木県日光市に位置する標高1827mの山である。

中禅寺湖の南にあり、男体山はじめ日光連山の展望がある。栃木百名山に選定されている。

 

【山行記録】

武蔵浦和駅を予定通り7時に出発する。

東北自動車道が途中渋滞との情報もあったが県央道合流地点の自然渋滞だったようで、その後は順調に進み、中禅寺湖歌ヶ浜駐車場に予定より少し早い10時00分到着。

3月に入り最近は穏やかな天気が続いていたので、F代表からの当初の持ち物は軽アイゼンとの指示であったが、一昨日からの降雪の為、軽アイゼン以上との指示に変更となる。

私は不安なので両方用意していき、出発前にF代表に確認、10本アイゼンの方がいいとの事なので、軽アイゼンは車において出発。

駐車場に着いた時の車の温度計はマイナス0度、身支度している間に体はすっかり冷えてしまう。

最初は中禅寺湖の周りの平らな道歩き。途中までは除雪されていて歩きやすいと思ったのも束の間、除雪車を追い越した途端なかなかの積雪量、トレースあり平らな道ではあるが、新雪に足を取られて歩きにくい。

中禅寺湖越しの凛々しい男体山を右手に見ながら、計画では1時間程のところを1時間半要して阿世潟登山口に到着。

ここからが登山開始、衣類調節や小休憩をし、時間に余裕がないので準備ができた者から出発する。トレースは有りつぼ足で進む。

下りてくる方々とすれ違う。もう山頂に行かれたのかと声をかけると、山頂近くまでラッセルして行ったが雪が深すぎ登頂は諦めて戻ってきた方々ばかり。トレース、ラッセルのお礼を言い、この後登頂できるのかと不安を感じながら先へ進む。

徐々に勾配を上げ、阿世潟峠直下はかなりの急登となりキックステップで登る。

阿世潟峠で下りてきた方々にお会いする。この先はチェーンスパイクでは厳しく諦めて戻ってきたとの事。私たちもここでアイゼンやチェーンスパイクを装着する。チェーンスパイクのメンバーを男性の間に挟み、気を引きしめて再出発。

Aさん先頭で調度良いペースで進んでいく。急登だが真っ青な空の下、中禅寺湖や日光ファミリーの山々を見ながら尾根通しの登りがとても気持ちが良い。一度下り再び上り返す。さらに勾配がきつくなり積雪量も増えていくが、先頭のAさんがラッセルし足場を固めてくれているため登りやすい。

2回目の登り返しのピークに達した時、先頭のAさんから「あと少しです~」と言われ、さらにテンションが上がる。しかしここからが長かった。

目の前の偽ピークを越え、ようやく14時登頂。F代表と握手を交わし、登頂諦めて引き返してくるパーティが多い中、登頂できた喜びを皆で分かち合う。

山頂からは中禅寺湖、男体山や先日登った日光白根他日光ファミリ―山々、皇海山、赤城山、筑波山等々、素晴らしい展望。

心地よくのんびりしていたいが、時間が押しているため20分休憩後、下山開始。

下りは暖かく雪が解け始め、雪と岩や土や枯葉のミックスで滑る箇所が多発、慎重に下る。

阿世潟登山口に着いて一安心。アイゼンを外し、皆で会話しながら駐車場へ向かう。

 

下山後は、時間が押しているため、靴だけ履き替えてすぐに温泉やしおの湯へ急ぐ。清潔で適温のいいお湯。十分に温まり、帰京。

帰りの東北道はさほど渋滞なく、20時50分武蔵浦和到着。

 

雪山はコンディションにより難易度がかなり変化することを実感した山行となりました。

また、軽アイゼンが壊れたりやチェーンスパイクやアイゼン無のメンバーもいたけれど、

メンバー誰も諦めることなく、全員そろっての登頂、無事下山でき、本当に良かったと思う。

今回も思い出に残る最高の山行となりました。

計画から全てにおいて準備ご指導してくだったF代表、ラッセルしてくださったAさん、車の運転をしてくださった皆様、深く感謝致します。

ありがとうございました。

記録M・F