氷柱の雲竜渓谷
2025年2月5日(水)
参加者11名
【行動記録】
2/4 武蔵浦和駅22時発→浦和インター東北道経由 →日光口SA 00:00着 仮眠
2/5 4:45起床→日光口6:25発→6:45瀧尾神社駐車場7:00発→ハイキングコース経由→10:30雲竜渓谷入口→11:50雲竜瀑12:05発→林道経由→15:15駐車場→15:50やしおの湯17:00発→コンビニ経由→清滝インター東北道経由→武蔵浦和駅19:40解散
【雲竜渓谷】
日光市街地のすぐ裏手に立つ赤薙山と女峰山の間を流れる稲荷川源流にある渓谷
浸食が進み急峻な地形を成す渓谷には豊富な湧水が見られ、冬季になると凍結して、氷の大伽藍と言うべき氷柱群が形成される。
かつては知る人ぞ知る秘境めいた場所だったが、近年は多くの人が見物に訪れる冬季のハイキングスポットになっている。
【山行記録】
今年一番の最強寒波が直撃の中、予定通り武蔵浦和駅を出発する。
昨年は都内の降雪による高速道路通行止めの影響で、雲竜渓谷山行は中止となってしまった。
昨年のリベンジだねと話しながら期待が高まる。
順調に日光口SAに到着し、仮眠を取る。明るくなるのを待って出発。
冬の世界遺産の日光の街並みを通り抜ける。
大通りの街路灯が朝焼けのオレンジ色に映え、幻想的な朝焼けの一時だ。
山肌の木々も朝日のオレンジ色に染まって綺麗だった。
東照宮裏手の稲荷川を遡って、瀧尾神社駐車場に車を停めた。
ほとんど凍結なく、チェーン装着なく行けてラッキーだった。
駐車場の気温は-3度。
身支度をして、凍結した林道をゲートに向かい歩き出す。無風で、着込んだウエアーが暑い、
ゲート前には車が所狭しと駐車していた。
行きは、橋を渡ってハイキングコースを進んで行く。女峰山はガスで見えない。
砂防堰堤の壁が現われ、右側斜面を迂回しながら上って、砂防堰堤の上に出た。
崩落が進む稲荷川は過去に大規模な土砂災害を引き起こし、現在では幾重にも砂防堰堤が築かれており、その工事用道が渓谷最深部近くにまで伸びている。
側面の法面は高い斜面までしっかり補強されていた。
広い川部の途中を渡渉する。
渡渉箇所を探し、石を投げいれ足場を作り渡渉した。
凍った階段を登った後、しばらくはモフモフの雪を踏みながら、林道をワイワイと進んで行く。
長いアプローチの後、開いた広場に到着。ここから先が本日のお目当ての雲竜渓谷。
アイゼンとヘルメットを装着し、氷の世界に突き進む。
雪の下に埋もれた階段の急坂を河原へ降りると、遠くに氷の壁が見え始めた。
最初の氷柱で皆のテンションが上がり、写真タイムが止まらない。
真下から見上げるとかなりの迫力がある。
凍った岩がある箇所を渡渉し、氷壁に囲まれた狭窄部を抜けると、開けた空間に飛び出した。
冬の雲竜渓谷の象徴と言うべき燕岩の氷柱群に着いた。
巨大なツララが垂れ下がっている。所々にツララが崩落した氷の瓦礫もある。
こんなツララが落ちてきたらヘルメットは役立たずだろう。
氷の裏にも入ってみた。ツララが牢獄のようだと笑いながら、写真を撮る。
さらに最深部の雲竜瀑を目指し、急斜面を登って行く。
降りる人、登る人のすれ違いもあり、アイスと岩場のミックス箇所を慎重に登る。
トラバース地帯を抜けると、雲竜瀑を見下ろす箇所に出た。
凍てつく寒さに結氷した落差120mの圧巻の氷瀑。
氷瀑や氷柱の表情は毎年、又毎日のようにかわる。
ブルーに輝いた氷瀑、氷柱に出会えて、今日は本当にラッキーだった。
雲竜瀑を見ながらランチタイム。
遠くでドスンと音が聞こえた。どこかの氷柱が崩れたかも。
名残惜しいが、下山開始する。
下山はゲートまでひたすら林道を歩いた。
単調な林道コースは、皆でしゃべりながらも長かった。
後で記録をみると、16.2km 登り933m、下り932mとなっていた。
下山後、日帰り温泉に向かう。
今日の温泉はやしおの湯
無色透明のとろりとした湯はアルカリ性単純温泉で、肌がつるつるになった。
また神経痛、筋肉痛、関節痛等、運動麻痺や関節のこわばり等に効果があり、登山後の冷えた体が温まった。
帰りは渋滞もなく、予定通り武蔵浦和駅に到着し解散となる。
指導いただいた代表、先頭のMリーダー、ご一緒の皆様、楽しい山行をありがとうございました。
M、N