厳冬の浅間山(黒斑山~蛇骨岳)

 

2025114() 15()
参加者12
行動記録
1/14  22:15武蔵浦和駅出発  - (上信越道小諸IC経由)→ 1:09道の駅みまき▲
1/15  5:00起床6:30 → 7:45 高峰高原ビジターセンター登山口 8:20 → 9:57 トーミの頭 10:16 10:28黒斑山 10:53       11:19蛇骨岳 11:31 → 11:56黒斑山 → 12:25 トーミの頭 → 13:20高峰高原ビジターセンター 13:50コマクサの湯 14:50 (小諸IC経由)→ 18:45 武蔵浦和駅、解散 

 

  山行記録

今回は浅間山の外輪山である黒斑山2404M、蛇骨岳2366Mに登ってきました。この山々は浅間山の西方に位置して、浅間山の全貌が見える絶景スポットであり、特に冬場は粉砂糖の様な雪をまとう浅間山がガトーショコラのように見えることで人気です。特に、危険個所はありませんでしたが、あいにくの曇り空でガトーショコラは全く姿を見せてくれませんでした。しかし、終始粉雪が舞う正しく厳冬期の雪山登山を体験しました。

 今回、武蔵浦和駅に集合したのち出発前にF代表が全員を集め先週末の山行における自動車事故の経緯説明あり。自分が注意していても相手の交通違反で事故となることもあるので、十分に安全運転を心がけるように指示がなされた。

 その後予定通りに3時間ほどで1時過ぎに道の駅みまきに到着。ここでも200M近い高度あり東京に比べるとかなり寒い。3時間半ほど仮眠してテント内で朝食後、登山口に向けて6:30出発。途中朝日の方向は比較的明るいのに対し、向かう浅間山方向は灰色の雲が立ち込めている。通常であれば40分程度の距離だが、道路は次第に凍結箇所が増し、あと5-6km のところでチェーンを装着して徐行運転。結局、1時間以上かけて登山口のある高峰高原ビジターセンター駐車場に到着。ここでアイゼンなど登山装備を着けてNリーダーを先頭に一帯雪景色の中、8:20登山スタート。

 粉雪が舞い厳しい寒さだが風はなく、登山道は積雪量が適度で比較的歩きやすい。サラサラの粉雪を踏み締めながら登っていく。途中1人女性が下山して来たが、すれ違ったのは最後までこの1人だけ。次第に、周りの木々の積雪量は深まって厳冬期の雪山の実感が強くなってくる。一時間半ほどでトーミの頭に到着。見えるはずの浅間山は想像するのみ。更に足を進めて黒斑山に到着。この一連の外輪山の最高峰だが、同じく眺望はなし。更にその先の蛇骨岳に向かい歩いていたとき、一頭のカモシカが狭い登山道に登場。列の先頭からほんの 4-5 meter(?)先でちょこんとこちらを見たまま動かない。時間的には2-3分だったかもしれないが、貴重な体験をした。恐らく好奇心旺盛な若いカモシカと見られる。

 今回の計画の最終ポイントである蛇骨岳山頂では、風も強くなり写真を取って早々に下山開始した。下山では次第に降る雪粒が大きくなり、トーミの頭からは時間短縮の為、同じ道(中コース)をピストンしたが、早朝よりかなり積雪が増えていた。それでも下りなのでザックザックとサラサラの雪を踏み込みながら、13:20出発点の高峰高原ビジターセンターに全員無事到着。その後、すぐ近くの高峰高原ホテルの「こまくさの湯」に車で移動して体を温めた後、帰路についた。

 今回眺望には恵まれませんでしたが、記録者にとっては今季初めての雪山登山であり、また元気に極寒の雪山世界に戻ってこれたことに満足する一方、冬山対策を色々と忘れ、反省と気付きの機会を与えてくれた登山でもありました。F代表、リーダー、サブリーダーと参加者全員に改めて感謝致します。

 

記録TT