晩秋の杓子山
実施日:2025年11月8日(土)(朝発)
参加者:5名
【行動記録】
11月8日(土):新宿駅西口集合7:00→中央自動車道富士吉田西桂スマートIC経由→鳥居地峠9:40→高座山10:20→大権首峠11:15→杓子山11:50→大権首峠12:55→鳥居地峠14:15→三ツ峠グリーンセンター(入浴)16:00→中央自動車道富士吉田西桂スマートIC経由→新宿駅西口解散19:00
【山行記録】
杓子山は標高1,597.6m、山中湖の北側にあり、山梨百名山、都留市二十一秀峰、関東の富士見百景などに数えられています。天空の鐘のある山頂は、裾野が広がる雄大な富士山、南アルプス、奥秩父、丹沢山系などの360度パノラマが楽しめる山です。鳥居地峠から高座(たかざす)山を経て登頂し、杓子沢コースを通って下山する周回コースを歩きました。
11月8、9日は、もともとは北アルプス蝶ヶ岳の山行が計画されていました。ところが10日が悪天予想のため中止となり、お天気の良い9日の杓子山日帰りに変更されました。
登山口で集合写真を撮ってスタートし、しばらくは林道歩きです。木々の葉は黄金色に色付いてとても美しく、癒されながら歩いていたら、分岐をうっかり見過ごしそうになってちょっと後戻り。登山道に入ると結構傾斜のある登り坂となり、お天気が良いため、みるみる汗が吹き出してきました。ひいこら登りながら足元に視線を落とすと、マツムシソウやリンドウ、ノギクなどの可憐な花々が応援してくれていました。景色が突然ススキの穂ががたなびく原っぱに変わり、振り返ると富士山がドーン。富士山に背中を押されながら急登を登り切り、高座山山頂へ到着しました。予定より早いペースで登ってきたので、ここで20分ほど休憩しました。途中、抜きつ抜かれつしていたグループが追いついてきたところで、山頂を譲って出発しました。高座山山頂からは標高100m程一気に下りとなっていて、目の前に聳えるあの山が杓子山よね?と思いながら下っていくのは何ともいえない気分でした。やっと登りに差し掛かったと思えばまた下り。何度も登り下りを繰り返し、ハンググライダー離陸台のある大権首(おおざす)峠まで辿り着いたら、そこからまたまた急登をひと登り。スタートから2時間10分で、杓子山山頂に到着しました。
山頂に先客はいませんでした。天空の鐘と、小さな祠がひとつ、テーブルとベンチが4つ。残念ながら富士山は雲の中でしたが、休憩している間に雲が流れて裾野の部分だけは見ることができました。貸切状態で45分程の長めのランチ休憩を取りました。山頂で頂くカップ麺はなんでこんなに美味しいのでしょうか。食事を終えたら他の登山者が来る前に急いで写真撮影。天空の鐘の前で何枚か撮って、下山の準備をし始めたころ、後続の登山者が到着してきたので、テーブルを譲って下山を開始しました。大権首峠まで戻った後、トレランコースになっている杓子沢コースを進みました。紅葉と落ち葉の雑木林の中を歩くのはとても気持ちがよく、途中でキツネと遭遇したり、ツキノワグマの爪跡のついた木の幹を発見したり、楽しい自然散策にほんわかしていたところへ最後の登り坂が待ち構えていましたが、登山開始から4時間30分で無事にスタート地点の鳥居地峠に到着しました。下山後は三ツ峠グリーンセンターの温泉で汗を流し、コンビニで食料を調達後、帰路に着きました。
杓子山は、個人的に今回が2回目でした。前回は二十曲峠から山頂を目指すコースを歩いたので、別のコースを経験できて良かったです。適切な天候判断によって山域を変更し山行計画を立て直してくださった代表、ご一緒してくださった皆様、今回も楽しい山行をありがとうございました。
記録:葛間