阿弥陀岳南稜~中央稜
2024年7月10日(水)
参加者10名
《行動記録》
7/9 22:00新宿西口→中央自動車道→12:50道の駅小淵沢 仮眠
7/10 4:00起床→5:00登山口駐車場→5:20船山十字路・登山開始→6:10旭小屋
→8:13立場山→8:30青ナギ→9:50P1→P2→10:30P3→12:25P4→12:40阿弥陀岳山頂→13:05西の肩分岐→16:20船山十字路→もみの湯経由→20:45新宿西口
《阿弥陀岳南鐐概要》
南八ヶ岳立場川本谷と広河原沢を分け、阿弥陀岳頂上へダイレクトに突き上げる尾根で、バリエーションルートとして冬期の入山が多い。無名峰からは岩稜帯でP1~P5と称されておりそれを超えたすぐ先に阿弥陀岳頂上がある。
《記録》
梅雨の時期なので代表が判断を悩まれる。天気が数日続いていたが、曇り予報なので計画通り実行。ただ15時からが雨予報なので朝のお湯などは沸かさず早めに出発する。
船山十字路からほどなくして沢を渡るが、大きくはないのだが足場がなかなか悪く、それぞれ渡りやすい所を選び進む。沢を三度ほど渡りその後は緩やかな登山道を暫く進む。
旭小屋に到着し5分休憩をとる。旭小屋は廃墟化しており中を少し覗ける程度だった。
そこから15分で尾根に出ると代表からの声があり、多数の「きのこ取り入山禁止」の札を話題にしながら進み、7:30に長めの休憩をとる。立場山を通過し青ナギまでずっと急登が続くがこの辺りは苔むす八ヶ岳らしい景色でとても美しい。青ナギに到着し5分の休憩。青ナギは山の斜面が切れ落ちたままで草木もほとんどなく展望が開ける不思議な場所だった。通過するところを写真に収めるとなかなかのピーク越え感がある。無名峰までも急登で少し雨も降ってきた。P1に到着したところでレインを着て左から巻いてP3まで注意しながら進む。
P3でハーネス装備装着し、代表から注意を受け役割分担を受ける。P3はルンゼと呼ばれる岩稜の縦の溝のコースを行く。Ⅰさんがリードでロープとルート取りをして頂き、順番にアッセンダーを付け登攀する。有難くもあまり岩は濡れていなく滑らなかったがぐらつく岩と脆い石が多く確認しながら注意して登る。しばらくすると草も見え始めその先で1ピッチ目のビレーポイントがある。10名という人数なのでそこで渋滞になりなかなか進まず、後で聞いた話だが最後のビレー役のUが不安になる程の時間だったとの事。ガスも出ていて展望もない中なので自分としては役割もなく大変申し訳なく思う。P4は直登ルートもあるらしいが左から巻いて進むがこちらはトラバースルート。慎重にバランスに気を付けながら進み、最後岩を上がり阿弥陀岳山頂へ到着。途中も誰にも会わなかったが山頂も貸し切りだった。幸い雨も止んでいた。
下山は中央陵を下るがなかなか分かりずらく御小屋尾根ルートに引っ張られる。その後も急降下で迷いやすいルートをひたすら進み、樹林帯に入ったところで休憩。この後雨がぱらつき始め駐車場まであと30分のところで本降りになったが無事下山。
バリエーションルートとしては初心者コースという事でしたが、代表をはじめ経験のある方のサポート、ルート取り・回収、ロープ担ぎなどいつもながら大変お世話になりながらの無事の山行でした。車出しも含め皆様本当にありがとうございました。
R.N