高山植物の岩木山・八甲田山と秘湯巡り
日程:2024年6月8日(土)~9日(日) 6/7前夜発
参加:11名
行程:(往路)武蔵浦和→佐野→那須高原→吾妻PA→国見SA→泉PA→前沢SA→岩手山SA→阿闍羅PA→大鰐弘前インター出口→嶽温泉経由→岩木山スカイライン8合目
(復路)酸ヶ湯→黒石インター→岩手山SǍ→前沢SǍ→国見SA→那須高原(食事)→佐野→浦和インター出口→浦和駅→武蔵浦和
<1日目 6月8日 岩木山>
6月7日(金)22:00全員集合し武蔵浦和を出発。運転を交代しながら青森までの長いドライブ。仮眠をとらずそのまま岩木山スカイラインのゲートまで。
8時のゲート開門を待って入った。69のつづら折りのカーブを上り駐車場へ。駐車場リフト横の登山道からスタート。青空が広がり清々しく入口には黄色い大きな西洋タンポポが沢山咲いていた。
登山口から結構急な登り、高山植物をみながら登っていく。まだ桜も咲いていた。雪の重みで横に伸びた枝が何箇所もあり、頭をぶつけない様に声を掛け合い登った。
視界が開け青空の下にでると頂上リフトとの分岐。紫色の可愛い花を見つけ写真をとっていると、後ろの方からミチノクコザクラだと教えてもらう。岩木山だけに咲く固有種でとても綺麗な色だった。
山吹色のミヤマキンバイも鮮やかだった。皆で写真を撮った場所に頂上まで25分の案内、あとは岩場の急登を登れば頂上だった。
頂上の岩木山神社奥宮でお参りし、三角の石造りのケルンの前で記念撮影。360度の展望で山頂からは日本海も見ることが出来た。
くだりは早いもの、ピストンなので元の登山道をどんどん下りて行った。途中、白い花を見つけた。初めてみるサンカヨウだった。小さなきれいな花だった。
11:00頃駐車場に到着、一日目の山が終了。
下山後は名湯・嶽温泉へ。良い感じの旅館に立ち寄り湯。薄く白濁した硫黄泉、熱湯・温湯の2つの浴槽があった。温湯にゆっくりつかり癒される。
温泉を出た後は今晩の宿泊地に向かうのみだが、時間が早すぎるとなり弘前城を観光することとなった。
街中は日差しが眩しく暑い。桜が有名な場所であり様々な桜の木が植えられている。春満開の頃は綺麗だろう。城に入場し園内を散策して今日の宿泊地である酸ヶ湯温泉へ。
温泉に環境省管理の綺麗なキャンプ場が併設されており本日はここにテントを張った。利用料も安く中央には水場もあり、ゴミ捨て場も利用できた。
早速シートを広げて夕飯(宴会)の準備に。来る途中スーパーで買い出しした。ホタテとイカのバター醤油炒めとお肉の鍋。ホタテは肉厚プリプリ大粒で食べ応え満点。イカも柔らかく美味しかった。
鍋にはホタテの旨みも加わり美味しかった。楽しい時間はあっという間で8時頃にはみな就寝。いつもとは違うフカフカの芝生の上のテントで眠りにつく。
<2日目 6月9日 八甲田山(大岳)>
4時半出発に向け起床。
昨日の鍋の具材を煮込んでおいた汁にうどんを加え、あつあつの朝食をいただいた。
八甲田山は山塊の総称でその最高地点が大岳だと教えてもらった。前日に確認しておいた登山口へ移動。半時計回りの周回コース。うっすら硫黄の漂う登山道をすすんだ。
途中、八甲田火山はまだ生きているという看板があり。確かに火山ガスの影響で木々が枯れた一帯やガスが吹いたあとがみられた。何度か沢を渡り、仙人岱で平らな木道歩きとなる。
雪渓を何度か超えアオモリトドマツの樹林帯をぬけて森林限界に。さらに進み空が逆さまに写っていた鏡沼を超え頂上へ。頂上は広く平らで周囲の山々や、雲の向こうにはうっすら北海道も見ることができた。
しばし休憩ののち下山開始。ちょっと急な雪渓下りもありビビりながら下りた。下りのルートは池塘のある湿原歩きで楽しかった。大小様々な大きさの水芭蕉、チングルマ、イワカガミ、ふわふわのワタスゲ、
ミヤマオダマキ、ショウジョウバカマ・・・ほか覚えきれないくらい沢山の高山植物に出会うことができた。途中、セミの声を聞きながら酸ヶ湯温泉まで、二日目も無事に下山。
下山後の温泉は自身も楽しみにしていた酸ヶ湯温泉へ。ここも硫黄泉。大きな千人風呂は混浴、男性陣はこちらのお風呂へ。女性陣は男女別の内湯でのんびりと疲れを癒した。
温泉でさっぱりとした後は、早々に浦和に向かって出発となる。行きと同様に運転交代をしながら車を飛ばした。多少の渋滞もあったが、皆の運転のおかげで予定より早く到着することができた。
PS.諸事情により長く山をお休みした後の復帰二回目の山となりました。沢山の不安がありましたが二日間ともに楽しく登ることが出来ました。代表をはじめ沢山サポートしていただき有難うございました。「山ってやっぱりいいな」と改めて思いました。