爺ヶ岳南峰・主峰
実施日:6月5日(水) ※前夜発
参加者:6名
記録
6月4日 新宿22:00-中央道経由-安曇野インター―信濃大町駅-扇沢2:00▲
6月5日 ▲4:30扇沢駐車場→柏原新道駐車場5:15→爺ヶ岳南尾根経由→
爺ヶ岳南峰10:45→中峰(主峰)11:12→南峰経由→駐車場15:17→薬師温泉経由→新宿20:30
前夜22時に新宿駅を出発して中央高速へ。道は空いていて時間通りに扇沢に到着した。今回は古沢代表を含めて6人での山行とのことで、車中泊とテント泊で翌日4時半時起床、車内で朝食をとり5時過ぎには柏原新道登山口から登り始めた。天気は快晴で前半の登山道にもう雪はなく、整備されていて歩きやすかった。そのうち登山道に残雪が現れ、種池山荘のオープンも7月からということで、雪になぎ倒された木々がそのままになっており気を付けて歩みを進めた。登っていくうちに雪が多くなってきたが、山荘が近づくにつれ遠くの美しい山々を見ることができた。10時前に種池山荘に到着。裏銀座の山々の残雪のゼブラ柄と雲海が絶景だった。少し休んで、いよいよ爺が岳の南峰を目指して出発した。
山頂付近にはすでに雪はなく、40分ほどで到着するとのことだったが、目指す山頂の少し手前に黒い塊が動いているのが見えた。「熊だ!それも親子?」500メートルくらい先に熊の親子がいる!いったん止まって観察した。熊は右のほうに進んでいた。
彼らはどんどん右側の尾根を降りていくので、とりあえず熊鈴を鳴らしながら熊を横目に山頂に進むことにした。先頭のNさんは「いざとなったらストックで応戦する!」と、とても勇ましく、私たちを和ませ元気づけてくれた。
最初に熊がいた地点まで来ると、はるか遠くに熊が歩いていくのが見えたのでほっと胸をなでおろした。熊鈴で自分たちの位置を知らせたのが良かったのか。
爺が岳南峰に到着。そこは残雪の鹿島槍の双峰が目前だった。また、蓮華や針ノ木の裏銀座の山々や剣岳や槍ヶ岳まで見渡すことができた。その後、爺が岳の中峰(主峰)も登頂。赤いとさかで半分冬毛の雷鳥にも会うことができた。心配していた熊にも遭遇することはなく絶景を楽しむことができた。あとで聞いた話だが、爺ヶ岳の山頂付近では熊がたびたび目撃されているとのこと。行かれる方は注意して登ってほしい。
下山はもと来た道を軽アイゼンをつけてところどころ慎重に歩いた。当初の下山時刻は16時だったが、1時間も早く登山口につくことができた。皆で無事の下山を喜び、温泉に入って帰路に着いた。(代表おすすめの薬師の湯は露天風呂からアルプスを一望できる素敵なお風呂でした。)
残雪の爺ヶ岳は絶景を堪能できるうえ、急登もなく登りやすい山でした。ご一緒していただいた古沢代表、メンバーの方々お世話になりました。ありがとうございました。とても楽しかったです!また是非よろしくお願いいたします!
記録:A・Y