残雪の霞沢岳西尾根
2024年4月6日(土)
参加者7名
記録
4/5新宿22:00→中央道経由→松本インター→道の駅風穴1:00仮眠▲
4/6道の駅風穴4:00→5;10坂巻温泉5;50→霞沢岳登山口7:10→12:40霞沢岳山頂13:00→登山口7:00→
→20:00坂巻温泉20:30→松本インター経由→新宿23:30
霞沢岳について調べてみると、常念山脈の最南端に位置する標高2,646mで山頂は360度の大展望。
穂高連峰を望む北アルプスの穴場であり「積雪期バリエーションとしては入門レベル」とのこと。
雪山を始めて三年ほど、一般ルートほぼ初級レベルの私が行っても大丈夫なのか不安に思いつつ、
良い機会なので参加させてもらうことにしました。
やはり、いつもの雪山とは大分違い、急傾斜で足場の不安定なトラバースや浮き石の多い岩場など何度もヒヤヒヤする場面がありました。
他の方の山行記録にもあるとおり、核心部の岩場は雪が全くついておらず、残置ロープ使用で無事に通過。
降りる時は、念のためクレイムハイストでバックアップをとりましたが、ロープが泥で湿っていたせいか、うまくいかず、
半分くらいまで降りた辺りで、ロック部分が固く締まりだしたかと思うと、途中で固定されてしまいました。
自分の力では動かせなくなり、Iさんが手を貸してくれて、本当に助かりました。
下りは雪がかなり緩んでいたため、アイゼンが効かず滑る箇所や
深い踏み抜きを避けながら、最後まで気を許せなかった。
ゴールの登山口まであと一息という所の笹薮地帯へ着いた頃には、足の力が限界に近かった。
藪を抜けて、ようやくゴールへたどり着いた時は、本当にほっとした。
今回は天候も良かったし、トレースもしっかりあったのでバリエーションとして難しくない方かと思うが、
個人的には付いていくのが精一杯で、途中の景色を楽しむ余裕がありませんでした。
どんな状況でも楽しめるくらいの体力と雪山での歩行技術を今以上に身に着けたいと思いました。
また、行動時間もこれまでに無いほど長く、体力的にも厳しかったですが、
稜線まで登りきってから見渡せる景色は、とても素晴らしかったです。
苦労して登頂した分、山頂標識が見えた時には、いつも以上の感動があり、達成感も得られました。
風もほとんど無く暖かな山頂では360度の眺望を満喫でき、数分の滞在で下山をしなければならないのは、本当に残念でした。
ハラハラドキドキしながらも色んな経験が出来、また学ぶことも多くあった、思い出深い山行となりました。
同行していただいた皆様、ありがとうございました!
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