残雪の燕岳(テント泊実践研修)

実施日:2024年4月20日(土)~21日(日) ※前夜発

参加者:9名

 

【行動記録】

4月19日 22:00新宿西口→中央道・長野道経由→安曇野IC

→2:00道の駅 安曇野松川 仮眠▲

4月20日 ▲5:00起床(朝食)6:00→車移動→7:20中房温泉登山口→12:00合戦小屋

→13:30 燕山荘 (テント設営) 15:00→

15:35 燕岳山頂 15:50→16:20 燕山荘(夕食・親睦会)20:30 就寝▲

4月21日 ▲3:00起床(朝食・身支度・テント撤収・アイゼン装着)

5:50燕山荘→6:30合戦小屋→8:00第2ベンチ(アイゼン取り外し)

9:00 中房温泉登山口 →車移動・長野道経由→ 11:00 諏訪湖SA(温泉)→中央道経由→13:30初狩PA(昼食)→15:45新宿西口

 

【山行記録】

  燕岳は飛騨山脈(北アルプス)にある標高2,763mの山。山体すべてが長野県に属する。日本二百名山及び新日本百名山に選定されている。北アルプス三大急登の一つである合戦尾根を登り切った稜線上にある。中房温泉が登山口であり、大天井岳を経て槍ヶ岳へ向かう表銀座コースの始点でもある。花崗岩でできた独特の山体を持ち、高山植物の女王と言われるコマクサの群生がある。周辺のハイマツ帯には、ライチョウが生息している。山名は、春の雪形がツバメに似ているためつけられた。1915年(大正4年)の長谷川如是閑の『日本アルプス縦走記』で燕岳が記され、この10年前からの期間内で命名されたとする説がある。            (ウィキペディアより抜粋)

 

4/20 天候・晴れ

 中房温泉登山口に着いたが駐車場はすべて満車状態。理由は燕山荘オープン初日だと思われる。車2台体制だった為、F代表が車から降りて、停れるスペースを探して頂く。車と車の狭い間(ギリギリ通れる)の奥にはなんと広いスペースがあり、なんとか駐車場を確保することができた。

 共同装備を分担し、冬山テント泊の装備でザックの重量は十数キロ。日帰りや小屋泊の時の装備とは全然違う。おまけに登山口駐車場からテント泊をする燕山荘まで約1,300mの標高差もある。これを担ぎ上げないといけないとなると少し不安であった。

中房温泉登山口にはトイレがあったが、改装工事中の為、仮設トイレを使用して、登山スタート。雪は無かったのでアイゼン無しで登った。登るといきなりの急登で汗が出てくる。F代表から指名されたSさんがリーダーとなりペース配分、衣類調整、休憩ポイントを適所に取りこむ。途中、下山の方と会話をして、燕山荘の状況を聞き、テント泊でも予約が必要とのこと。すぐにリーダーのSさんが電話をして予約をすることが出来た。

12:00合戦小屋に到着。トイレは使用可能、売店も営業していた。

雪も深くなってきたが、つぼ足で進む。燕山荘と燕岳が見えてきたら、疲れを忘れて、ビクトリーロード。槍ヶ岳など北アルプスが眺望できた。13:30に燕山荘に到着。受付を済ませスコップで整地する。オープン初日だった為、雪が積もった斜面からの整地。燕山荘のスコップを追加、また隣のテントの方から、スノーソーを貸して頂き、雪のブロックを積み上げ風避けも造りました。ある程度、平になったら、F代表の指示で皆で肩を組んで一列になって足で小刻みに踏み固めた。(F代表が昔、やっていたそうです)

スコップは重くてすぐ疲れてしまいましたが、楽しくテント設営が出来た。

 重い荷物から解放されて、身軽になった状態で燕岳山頂へアタック。いるか岩、めがね岩を通過しあっという間に山頂に到着。F代表と握手を交わし、記念撮影。山頂から燕山荘までは20分ちょっとで下山出来た。

 2つのテント個々で夕食と親睦会。予め、雪に埋めてギンギンに冷えたお酒(ビール)で乾杯。雪を溶かして確保した水で、鶏肉の白湯鍋を頂き、とても楽しい夕食&懇親会になりました。

 

4/21 天候・曇り

 3時起床でしたが、0時ぐらいに目が覚め、テントの外から時々、雪かみぞれ交じりの雨みたいな音がして熟睡出来ませんでした。朝食は昨日の鍋の具材とうどんですべての食材を頂き、完食した。

 パッキングして、テントを回収。テントを出る時、風が強かったので、F代表からテントの中で靴を履くよう、指示を頂いた。

 風も落ち着き、燕山荘の前で記念撮影。冬の北アルプスを目に焼き付け、アイゼンを装着して下山を開始。40分程で合戦小屋。昨日の登りは90分程かかっていたのにと思いながら、第二ベンチでアイゼンを外し、あっという間に中房温泉登山口に着いた。

 帰りは効率よく諏訪湖SAで温泉、初狩PAで昼食。中央道で少し渋滞に巻き込まれたが、

15:45新宿西口に到着、解散となりました。

 

 F代表、リーダーのSさん、食材準備をして頂いたKさん、Fさん他、一緒に参加していただいたフレスコメンバーの皆様のおかげで安全で楽しい山行が出来ました。有難う御座いました。

                               記録 H.K