筑波山 都岳連花の探勝交流会

 

日時 2024年3月20日(祝)

参加者 17名(フレスコ5名)

記録 武蔵浦和7:00→外観浦和インター→常磐道経由→土浦北インター→

→椎尾山薬王院9:20→都岳連と合流10:40→薬王院コース花の探勝→筑波男体山13:30→→筑波女体山13:50→都岳連と分かれ14:00→薬王院ルート→駐車場15:20→土浦北インター経由→新宿18:10

 

 

都岳連会員交流委員会主催の筑波山花の探勝交流会にフレスコが企画していた筑波山計画に相乗りした。岳連個人会員参加者6名に自然保護委員会2名 プロガイド委員会1名 会員交流会から2名 気象委員会1名 フレスコから5名の総勢17名での行動になる。

当会は武蔵浦和から車で7:00にスタートして渋滞は無く、途中サービスエリアで時間調整して土浦インターを抜け筑波山を見ながら、椎尾山薬王院に9:20に着く。合流時間を10:30にしていた関係で時間がある為、薬王院の周りを散策してのんびりする。天気は筑波山の周りは良く晴れて暖かい。しかし西の方角は寒冷前線が近づいてきており、灰色の雲が忍び寄っている。予報では午後昼前から雨予想になっている。観天望気でその兆候が読み取れる。

集合時間に電車とバスで来た都岳連と合流。講師の紹介から始まり、行動開始となる。都岳連プロガイドのKAKU氏が先導となり、ゆっくりペースで登っていく。途中樹木の説明をIKARI氏とABE氏によって詳細に説明される。花のテキストと本を出しながら、まだ咲かない花の葉の説明や樹木の説明など、当会では無かった世界に新鮮味を感じる。

登山道の小さな穴を見つけるとイノシシが食べ物を探してあけた穴だと説明を受ける。

植生の世界に入ると樹木の中には葉の光合成は良く知られているが、幹で光合成をする樹木があると聞き、目から鱗が落ちた感じになる。日頃経験のない山の知識である。今まで単に登る事を目的に挑んできたが、都岳連の総合的な知識集団に入ると、今までの山の世界が更に広くなった。11:00頃、天気が変わり目になると気象委員会から当日の天気図の解説がある。前線の通過時に気温が一気に下がり衣類を注意する必要がある。標高がすでに800mを超え体感的に気温が下がり風も出て来たので更に体感は下がる。このような説明を受けながら、パラパラと雪が降りだしたがすぐに止み雨具を着けるほどでは無かった。男体山のアンテナが目の前に見え、今まで静かな登山道が急に騒がしくなる。祠で合掌し、展望台から関東平野が良く見える。遠くにスカイツリーが見え、雲は高いようである。西が少し明るいので雨の心配は無かった。御幸ヶ原で昼食とする。風が強く、気温は零度。風が6m前後あるので体感的には氷点下。皆、防寒着を着用し昼食を摂る。15分ほどで終え、女体山に向かう、途中、紫峰杉という屋久杉に似た銘木の説明を受け感心をする。写真を撮ると女体山まで15分程度。山頂は登山者が多かった。岳連関係者に100名山達成という報告があり皆で祝福する。記念写真を撮るとすぐに下山。都岳連グループはつつじが丘駅に降りて行くということなので当会とは女体山で分かれ別行動になる。御幸ヶ原に一度戻り、薬王院への別ルートで下る。途中から登って来た道に合流しノーストップで一気に山頂から1時間強で駐車場に降りる。荷物を整理し16:00前に薬王院を後にする。雨予想で心配したが雨具を着用せず1日を終え高速に入る。途中猛烈な雨に合うが車の中。「運が良いなー」と談笑する。すぐに雨が上がり虹を見ながら都心に入る。18:00過ぎに新宿に到着し解散となった。

都岳連のSUEHIRO氏は今後2回ほど交流会を開きたいと話していた。

カタクリの花の探勝には早かったがたまには専門委員会の知識集団から話を受けるのも岳人として広く深く登山とは違う自然の中の植生や気象や地質を学び受けるのも必要である。

                           記録 Ý・F