大雪翌日の三ツ峠山(開運山)
2024年2月7日(水)
参加者:6名
【行動記録】
新宿駅7:00→調布IC→河口湖IC→10:10三ツ峠登山口バス停10:30→
10:49三ツ峠登山口→12:39三ツ峠山荘13:00→13:11三ツ峠山13:32→
14:44三ツ峠登山口バス停15:00→16:00三ツ峠グリーンセンター17:00→
富士吉田西桂スマートIC→新宿駅西口18:38
三ツ峠山(開運山)は、山梨県富士河口湖町・都留市・西桂町の境に位置する標高1785mの山であり、日本二百名山に選定されている。
山頂部に林立する電波塔がランドマークとなって周囲の山からも確認しやすい。
又、山頂南面にある屏風岩はロッククライミングのゲレンデとしても有名である。
2/5~6にかけての関東地方の雪の影響で、当初予定されていた雲竜渓谷が中止となる。
その代替えとして、F代表から日帰りの三ツ峠山に山行変更を企画頂いた。
朝の内は、交通機関の乱れが残り、高井戸ICが通行止めになっていた為、調布ICから中央道に乗る。
50Km/h制限になっていたが、ほとんどの車が通常速度で走行していた。
上野原から先の冬タイヤ規制も特に支障なく、スムーズに河口湖ICを通過できた。
河口湖付近は、道路脇に雪が積まれ、歩道にも雪が残り、完全に雪国の様相だった。
真っ白な富士山がでかい。ここから見ると、すぐにでも登れそうな感じがする。
国道から県道に入った所で、チェーンを装着し、三ツ峠山登山口バス停付近に駐車し身支度をする。
駐車場からアイゼンをつけて登山口に向かう。
今日はチェーンスパイク、軽アイゼンでもいいよとF代表が声をかける。
ラッセルが必要かと覚悟して来たが、先行者のトレースができていた。
ありがたい事に、40cm位の積雪に、靴跡がしっかりある。
若手で馬力あるKさんを先頭に、モフモフの新雪を進んで行く。
太陽の光で霧氷が輝き、青い空に映える。
先日の八ヶ岳より薄着で来たが、すぐに汗だくになってしまった。
そこに先行者2名が下りてきて、ラッセルのお礼を伝えた。
ほどなく、通年営業の三ツ峠山荘に着いて、休憩。
真冬でも営業している小屋の存在は、いざという時に心強い。
冬場は富士山の絶景写真を撮りに来るカメラマンが多いようで。三脚が数本置いてある。
残念な事に、麓では綺麗に見えていた富士山には雲がかかってしまった。
ここで、Nさんから全員にバレンタインのチョコがプレゼントされ、サプライズに感激。
チョコレートの甘味が、口いっぱいに広まった。
三ツ峠山荘から先の山頂に向かう雪原は、本日のハイライト。
霧氷のトンネルを抜けると、真っ白な雪原がキラキラ光っている。
ランドマークの電波塔に、青い空とまばゆいばかりの太陽。
東京では迷惑な雪でも、ここでは木々に華を咲かせ絶景を彩っていた。
普段は混み合う山に、今日は、私達と後続1組しかいない。
今日という日にここに来ることができ、本当にうれしい。
山頂は、少し風が吹いていた。さすがに薄着で止まっていると寒く感じる。
写真を撮って、早々に下山を開始する。
下山時は、雪国出身のNさんが、ガシガシと進む。
途中で、トレースがない道を選択し、林道を降りる。
Nさんが脚を雪に垂直に踏み入れ、リズミカルに進んで行く。
途中で交代したが、ラッセルの先頭は、少しの距離でも体力が消耗する。
二番手以降とは比べ物にならない。
林道脇の新雪に、人型の跡をつけようと、皆で寝そべってみた。
綺麗な人型はできなかったけど、寝そべって見上げた樹氷と青い空も奇麗だった。
あっという間に下山し、ゲートを出た所で、崖側にスタックしていた車両に遭遇した。
ハンドルを取られたのだろうか、右前輪が崖ギリギリにかろうじて止まり動けないでいた。
反面教師の事例を目の前にして、雪道運転の怖さを深く感じた。
下山後は、国道手前でチェーンをはずし、温泉に向かう。
雪山後の温泉は、体がぽかぽかし、心も癒される。
帰りの高速道路は、規制、通行止めが全て解除されていて、渋滞もなく、順調に新宿駅につき、解散となった。
本日の代替え案をすぐに企画頂いたF代表、参加の皆様、素晴らしい景色と楽しい山行をありがとうございました。
M.N