晩秋の薬師岳
実施日:2024年10月8日(火)~9日(水) ※前夜発
参加者:11名
【行動記録】
10月7日 22:00武蔵浦和駅→関越道・上信越道・北陸道経由→立山IC
→4:00ドライブイン 仮眠▲
10月8日 ▲5:00起床5:30→車移動→6:15有峰林道ゲート→7:00折立駐車場(朝食・身支度)7:30→11:30 太郎平小屋(昼食・夕食・親睦会など)20:30就寝▲
10月9日 ▲2:30起床(朝食・身支度)3:30太郎平小屋→5:30薬師岳山荘
→6:30薬師岳6:45→7:30薬師岳山荘→9:00太郎平小屋9:20
→12:30 折立駐車場→車移動→吉峰温泉→立山IC
→北陸道・上信越道・関越道経由→20:30武蔵浦和駅
【山行記録】
薬師岳は富山県にある標高2926mの山で、日本百名山および花の百名山の一座である。北アルプス随一と言われる長さの尾根を持ち、悠然とした立ち姿から「北アルプスの貴婦人」と評されています。山名の由来は、山頂に薬師如来が祀られていることにちなみます。全国には同様の由緒を持つ薬師岳がいくつもありますが、その中では最高峰である。
10/7 22:00 武蔵浦和駅を車2台に分かれて出発。
立山ICを降りて、4:00 駐車出来そうなドライブインで車中仮眠を取る。
10/8 天候・雨
5:00に起床。雨の為、屋根が有るところで雨具と登山靴の準備を行い、車移動で有峰林道ゲート(6:00開門)を通過し折立駐車場に到着。朝食、身支度を済ませ7:30小雨の中、山行スタート。F代表から指名されたNさんが先頭を務めた。登り始めは緩やかであったが、太郎坂と呼ばれる登山道らしい傾斜に変わる。長い樹林帯を抜けると三角点に到着。積雪の深さを測る大きなポールも立っていて、冬は豪雪地帯だと感じた。歩き易い木道や階段を通過し11:30太郎平小屋に到着。当初の予定では直ぐに山頂へピストンする予定でしたが、悪天候の為、夜明け前に変更となった。小屋の手続きを行う。都岳連のメンバーは500円引きとなり1泊2食で12500円となった。部屋は5畳ぐらいの部屋を3部屋個室で用意して頂いた。夕食まで5時間以上もある。持ってきたカップラーメン、おつまみ、お酒(足りない分は追加で購入)でメンバーと嗜みながら時間を費やした。またその時、F代表から簡易ハーネスの使い方を教わりました。(チェストハーネス、シットハーネスなど)チェストハーネスは何回か実践でも行ったが、直ぐに出来ない。もっと練習をしてすぐにできるよう努力しないといけないなと感じた。17:30夕食を頂き、さらに懇親会(男子のみ)が続く。20:30ようやく就寝。
10/9 天候・雨(山頂付近のみ曇り・晴れ)
2:30起床、外は昨日よりも増して、雨の音が大きかった。竹の皮にご飯がぎっしり詰まったちらし寿司の弁当とホットコーヒーを頂き、3:30太郎平小屋を出発。雨と真っ暗の中、ヘッドライトだけを頼りに山頂へ向かう。普段は穏やかな沢も昨今、降り続いた雨で、川のように水が落ちてきて、沢登り状態であった。
5時過ぎ夜明けが近づくと、雨も小降りになってきた。避難小屋辺りから雨も止み、360°の大パノラマ。雨の中、絶えて登った苦労を一気に忘れて感動に変わった。下を見ると、雲が山から下へ滝のように流れていく滝雲という神秘的な現象が見られさらに感動。さらに、山頂付近に雷鳥家族(1回目)と遭遇。感動が増した。そして、山頂に到着。F代表と握手を交わし、記念撮影。他の登山者は居なく、貸し切り状態でした。山頂には真新しい大きな祠があったが、戸が閉まっていて、薬師如来を見ることは出来なかった。調べてみると昨年7月、50年ぶりに建て替えられたようである。古い祠の一部はお守りとして、山小屋などで販売しているとのこと。
寒いので直ぐに下山。足元に注意しながらでしたが、前に動く物が、見ると岩と同化した雷鳥家族(2回目)が目の前に。しかも大家族で6〜7羽ぐらい居たようである。滅多に見れない光景の為、しばらく撮影会が続いた。順調に太郎平小屋に到着し、保管していた荷物をパッキングし、折立駐車場に向かう。小雨が降り出すが、全員、怪我なく下山。下山後の温泉は吉峰温泉ゆ〜ランド。途中、行きで仮眠したドライブインで富山のお土産を買い、夕食はコンビニで済ませ、予定より早い20:30に武蔵浦和駅に到着し、解散となった。
ほとんど雨の中の登山でしたが、山頂付近では雨も止み、感動が増したとても印象的な登山となりました。計画及び指導して頂いたF代表、先頭を務めたNさん、参加メンバーの皆様、有り難うございました。
記録 H.K