空木岳の登山記録

2024年10月22日~10月23日

参加者8名

 

【行動記録】

10月21日(火):新宿駅西口22:00→中央自動車道経由→駒ヶ根インター→駒ケ岳ロープウェイ駐車場1:30(仮眠)

10月22日(水):起床4:30・出発5:15→駒ヶ根スキー場駐車場着5:30→駒ヶ根スキー場駐車場出発6:00→池山林道終点駐車場7:15→池山小屋8:35/9:00→

マセナギ9:40→ヨナ沢の頭11:20/11:30→駒石12:40/12:50→空木岳山頂13:25/14:00→空木岳避難小屋14:50/15:00→ヨナ沢の頭15:50→マセナギ17:05→池山小屋17:45(泊)

10月23日(木):池山小屋5:00出発→池山林道終点駐車場6:00→駒ヶ根スキー場駐車場6:55→湯にいくセンター8:00(片付け・入浴)→伊北インター→中央自動車道経由→新宿駅西口12:00(解散)

 

10月21日は新宿駅西口から22:00に出発して渋滞はなく中央道を進み、駒ヶ根インターで降りて、一般道を少し進み本日の仮眠地「菅野台駐車場」に到着し、テントを張り仮眠する。テントでの仮眠にもだいぶ慣れて、当初よりも眠れるようになった。

翌10月22日は仮眠地でそのまま朝食とし、食事が済んでからテントなどを片付けて準備をし出発し、駒ヶ根スキー場駐車場へ向かい、準備をして6:00にNさんを先頭に出発する。出発からしばらくは林道歩きが続く。1時間ほど歩くと池山林道終点駐車場に着く。昔はここまで車で上がることができたそうだが、現在は駐車場とは名ばかりで、実際にはここまで車で上がることはできない。ここから本格的な登山道に入るため、登山の装備が必要との看板があったが、実際のところはスキー場駐車場から本格的な登山道になっている。まずは今回の山行の宿泊地である、池山小屋を目指す。池山小屋まではなだらかな登山道で整備もしっかりされており歩きやすかった。1時間強歩くと池山小屋が見えてきた。水場が2か所あるとのことだったが、1か所目は少し離れたところにあり、水場から5分ほど歩いたところに小屋が立っていた。到着後早速小屋に入ると、先客らしき荷物が置いてあったのと、外国人のカップルの登山者がいた。同行のTさんが流ちょうな英語で尋ねたところニュージーランドから来日されたそうで、前日に宿泊し、これから帰るところだったそうだ。

ここで、登山に必要なものだけを持ち、他の登山に必要のない荷物は小屋に置いていき空木岳に向けて登山を開始する。

途中の大地獄、小地獄までは危険個所もなく、そこまで急登でもなかったが、それは言ってみれば標高を稼ぐこともできないことを意味しており、歩いても歩いても一向に山頂には近づいているようには感じられなかった。ただ、林道からところどころ見える景色からは少しずつではあるが標高が上がっていることはわかった。午後からは曇ってくる予報だったので、なんとか展望があるうちに山頂に着きたいという話をしながら登って行った。大地獄に近づくと、この先、尾根道が狭く切れ落ちており、滑落事故多発注意の看板もあって緊張するが、鎖場の通過に慣れていれば特に問題はないと感じた。ただ、やはり暗くなってヘッデンを使用したり、雨でぬれていたりすると滑落の危険はありそうなので、帰りは何とか暗くなる前にこの場所は通過したいという話を代表はしていた。私としても同感だと感じた。

池山小屋から駒石までは所要時間3時間程度。駒石は、登る人もいるという話だったが、登ることを想定している感じではないので、代表は登るのは事故のもとだからやめておいたほうが良いと言っていた。写真タイム+小休憩をし、山頂を目指す。山頂は目の前に見えているのに、やはり一向に近づいてこないような印象があった。

駒石からさらに1時間強歩きようやく山頂に到着する。なんとか雲に覆われる前に到着できて、360度の景色を堪能する。写真を撮り、十分景色を堪能してから下山に向かう。下山も同じルートであるが、やはり降りても降りてもきりがないような感覚であった。なんとか暗くなる前に大地獄、小地獄は通過できたが、マセナギの少し手前くらいで日没を迎え、代表よりヘッテンの装着指示が出る。日没後はみるみるうちに暗くなり、池山小屋に到着することにはあたりは真っ暗になってしまっていた。

小屋に到着後は食事の準備を始めたが、朝に来たときはいなかった長野県警の山岳救助隊の方々が先にいて、テラスでテント泊をするためにすでにテントが張られた状態になっていた。我々は小屋の中に泊めさせてもらうので挨拶をし、ついでに山岳救助についての話を聞かせていただいた。我々も山岳救助のお世話にはならないよう、今後も慎重な山行を心がけたいという話をした。

食事と談話を21:00過ぎくらいまでして就寝。疲れていたためなのか、山中としては熟睡はできたほうだと思う。翌日は9:00頃から雨予報だったので、なんとか雨具は使用せずに下山したいと思っていたが、夜中に目が覚めた時に雨の音がしていたので、雨の中の下山を覚悟した。

10月23日は4:00起床、食事をして5:00には出発。長野県警の方々は6:00出発で空木岳山頂を目指すとのことだったので、我々のほうが先に出発となる。下山は休憩なし、2時間で駒ケ岳スキー場に到着。到着時も雨が降っていたので、片付けや荷物整理は温泉に行ったところですることになり、最低限の片づけをしてすぐ出発する。下道を1時間ほど進んで「湯にいくセンター」に到着し、入浴し帰京。新宿着12:00頃。

 

今回の山行では特に夜間、ヘッデンを使うようなときは前と後ろではぐれないよう、特に先頭に立つ人は常に後ろに気を配って登るようにという代表の指示がありました。それ以外にも、特に登りはじめの30分は極力ゆっくり登山することを心がけるとその後の疲労感が全く違うというような話もされていました。先日の日和田での登山時の呼吸法やペース配分の仕方などが役に立ったと思います。

最後に代表及びメンバーの皆様のおかげで今回も楽しく、また無事に山行できましたこと御礼申し上げます。

 

記:M.F