戸隠山(1904m)
2023年9月20日(水)
参加者:4名
9/19 武蔵浦和駅22:00→上信越道経由→信濃町インター→1:40高妻山登山者用無料駐車場(仮眠)
9/20 駐車場6:34→7:00戸隠奥社入口→7:36戸隠神社奥社7:51→蟻の塔渡り→八方睨み→11:51戸隠山12:22→13:00九頭龍山13:15→14:02一不動避難小屋14:13→戸隠牧場→高妻山登山者用無料駐車場15:52信濃町インター→17:20大室温泉まきばの湯18:00→長野インター→武蔵浦和駅21:10解散
戸隠山は信州百名山で北信五岳のひとつ。
戸隠連峰の一座で、海底火山由来の火成岩が山体を作っていると考えられ
全体として古い岩質で構成され、脆く崩れやすい地質である。
山の形状が屏風形であるため切り立った崖を登るか、縦走とならざるをえず
両側が断崖絶壁である蟻の塔渡り等、危険な場所が多い。
当初より参加者が減り、4人の山行となる。
ドライバー3人で運転を交代し、高妻山登山者用無料駐車場に予定より早く到着する。
車内で仮眠し、4時40分に起床すると、雨が降っていた。
天候の回復を信じ、出発時間をずらし、車内にとどまる。
天気予報の雨はやむという予報を信じ、6時半、レインコートの上下を着込んで、戸隠神社の参道に向かって道路を歩き始める。
戸隠神社では、随神門から約500mの杉並木が雨に濡れ、幻想的な雰囲気を醸し出す。
自己覚醒と人生開運のご利益がある戸隠神社奥社と、物事を実現化するパワーを授ける
地主神の九頭龍社を参拝し、安全登山祈願をする。
予報通りに雨がやみ、レインの上着は脱いで登山を開始した。
登山道は最初から急登で、濡れて滑りやすい。
しばらく進むと岩壁に沿った登山道に出た。
五十間長屋、百閒長屋、西窟等、特徴的な岩壁横を通り抜けると、本格的な鎖場が現われる。
簡易ハーネス、ヘルメットを装着し、新しいトランシーバーを試しながら鎖場を進む。
鎖はしっかりと整備され、足場を見つけながらガシガシと登る。
途中、自分で気づかない内に石を落としてしまい、後続者のUに迷惑をかけてしまった。
本当に申し訳ございません。
最大の鎖場、胸突き岩を越えると、いよいよ本日の核心部。蟻の塔渡りに出た。
蟻の塔渡りのガスがとれ、全容が見えてきた。
ありがたい事に岩は乾いている。
リードはF代表、ビレーはTさん、2ピッチで進む。
初めてのビレーで戸惑うTさんに、トランシーバーでF代表からの指示が飛ぶ。
ロープにタイブロックを取り付け、とりつきの鎖を登る。
そこから痩せ尾根をF代表のいる所にハイハイで進み、セルフビレーをとる。
右下に巻き道の鎖が見えるが、巻道だって怖そうだ。
そこで後続のソロ2人に抜かしてもらい、再度、リードのF代表が進む。
狭い岩場を足元をしっかり確認しながら慎重に進み、安全な場所に辿り着き、後続のUさんを見る。自分の時より後続のUさんを見ている方が怖い。
全員が渡り終え、更に八方睨みに登る。
ガスで風景は見えないが、難所を越えホッとする。
左は上級コース。私達は右の戸隠山に向かい、戸隠山で大休止をとる。
今年は暑い為、まだまだ夏の様相で、体にちび虫がまとわりついてくる。
刺す虫ではないようだが、うざったい。
その後の道は、景色が見えなかったせいか、時間以上に長く感じた。
断崖絶壁の縁に登山道がつけられ、九頭龍山までアップダウンを繰り返す。
一不動避難小屋に着き、帯岩トラバースを越え、滑岩を降りる
鎖をしっかりホールドし、慎重に足場を見つける。
ゴロゴロ石で転ばないよう、濡れた岩で滑らないよう、気が抜けない場所が続く。
沢沿いの道を何度か渡渉を繰り返し、気づいたらズボンのすそがビショビショだった。
牧場の柵の中に入り、やっと安心できた。
自動販売機を見つけ、コーラで一息つく。
牛の放牧や観光客、テント場を見ながら、別天地の景色を楽しみ、駐車場に辿り着く。
神々に見守られ、天候が回復し、無事予定通りの山行ができた。
帰りは、長野インターで一度降り、フレスコの馴染みの 大室温泉まきばの湯に行く。
美人の湯として知られ、広い露天風呂があり、地元の野菜も格安で販売している。
帰りにコンビニで夕食を買い、車内で食べながら帰路を急ぐ。
途中で、埼玉県内の大雨情報を見たが、雨雲箇所は短時間で抜けられたようだ。
武蔵浦和駅に着き、解散となる。
F代表、初ビレーに挑戦して頂いたTさん、写真をたくさん撮って頂いたUさん
皆様のお陰で楽しい山行となりました。
ありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。
M、N