初秋の塩見岳

2023年9月12日(火)~13日 (水)

 

参加者7名

 

コースタイム

9/11

新自22:00→松川インター経由→道の駅歌舞伎の里2:00▲

9/12

▲5:00→越路バス停6:15→鳥倉登山口7:00→三伏峠小屋9:50/10:05→三伏山10:15→

本谷山11:05/11:20→塩見小屋13:00/13:40→塩見岳(西峰)14:30→塩見岳(東峰)14:35/15:00→塩見岳(西峰)15:05→塩見小屋15:45(小屋泊)

9/13

塩見小屋6:00→本谷山7:25→三伏山8:05/8:20→三伏峠小屋8:30→鳥倉登山口10:15→越路バス停10:50→松川インター経由温泉→新宿17:20

 

9月11日

新宿駅西口から22:00に出発して中央道を進み、松川インターで降りて、一般道を40分ほど進んでいくと仮眠予定の道の駅「歌舞伎の里大鹿」に着いた。高速道路は途中何か所か工事の影響で渋滞気味のところがあったもののおよそ4時間で仮眠地の道の駅に着き、仮眠をとる。

9月12日

5:00に道の駅を出発し、鳥倉登山口の手前のゲート(越路バス停)には5:45に到着。ここで装備を整え6:15に出発。鳥倉登山口までは車は入れず、越路バス停付近に20台ほど駐車できるスペースがある。そこも満車の時はもっとゲートから離れた場所に第2駐車場、第3駐車場があり合計で100台ほど駐車できるとガイドブック等には記載されている。駐車場所から鳥倉登山口までは40分程度林道歩きをするが、中には自転車を使う人もいるようで、鳥倉登山口には何台か折り畳み式自転車が止めてあった。

鳥倉登山口から三伏峠まではおよそ3時間のコースタイム。Tさんを先頭に鳥倉登山口を7:00に出発した。登山道は整備されており基本的に歩きやすいが、ところどころ丸太橋が傷んでいて滑りやすい箇所があるので注意が必要である。鳥倉登山口から三伏峠までは1から10まで番号が振られており、ヤマップやヤマレコなどのアプリがなくても自分が今どのくらい登ったかおおよその目安がわかるようになっていた。1時間ほど登ると樹林帯の隙間から遠くの山々が見えてくるようになり標高を登ってきた実感がわくようになった。出発からおよそ2時間過ぎた9:10に水場に着き、水を補給する。水場にはほとけの清水と名付けられていた。登山道入口の看板には、水場のあたりが構造線の境目で、破水帯が通っていて水が湧きだすというような説明が書いてあった。水場から40分ほど歩いて9:50に三伏峠小屋に着き、休憩とする。三伏峠小屋のトイレ近くの看板にはおよそ6000万円をかけてトイレを整備したというようなことが書いてあった。小屋のすぐ後ろはテン場となっており、塩見小屋ではテン泊はできないため、テン泊の場合は三伏峠小屋を拠点とすることになる。10:05に三伏峠小屋を出るとすぐに烏帽子岳、荒川岳方面への分岐があった。荒川岳までの縦走もできるとのことだが距離はとても長いそうだ。今回は左を進み塩見小屋を目指す。小屋からおよそ10分で三伏山に着くと先ほどまで休憩していた三伏峠小屋を見下ろすことができる。三伏山からしばらくは森林限界を超えているので展望も良く、これから目指す塩見岳や甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳など見晴らすことができた。三伏峠より塩見小屋までは尾根歩きだがそれなりにアップダウンがあった。10:50に本谷山の少し手前にのぞき岩という看板があったところで休憩も兼ねて写真タイムとなった。11:10に本谷山に到着。ここはあまり展望はなく、小休憩をして出発する。本谷山から塩見小屋までは基本樹林帯の中を歩くので展望はあまり効かないが、苔が美しかった。塩見小屋少し手前で塩見新道への分岐点があったが塩見新道は通行止めのため塩見新道方面への登山道にはロープが張られていた。

13:00塩見小屋到着。鳥倉登山口から休憩時間込みでおよそ6時間の行程であった。小屋にて宿泊の手続きをしたが、支払いにクレジットカードが使えるとのこと。1泊2食付きで12000円。休前日は1000円上乗せになる。トイレは宿泊者は携帯トイレを支給してもらえるが、通過者は1枚300円で販売ということだそう。翌日は下山のみの行程とするため、荷物を必要最低限だけ持って13:40に塩見岳山頂を目指して出発。塩見小屋から塩見岳までは岩稜帯のためストックは使わないということで、ストックは小屋に置いていった。コースタイムでは塩見岳山頂まで1時間ということだったが、塩見小屋までの行程が長くて疲労していたせいかもっと長いように感じられた。岩稜帯ではあるがしっかりペンキで印も付けられ、鎖も新しくなっていたのでそれほど怖さを感じる箇所はなかった。14:30塩見岳(西峰)に到着し写真を撮り、そのまま東峰に向かい14:35塩見岳(東峰)に到着。雨は降らなかったもののガスで展望はなし。展望があれば山頂から富士山も望めるとのこと。15:00に小屋に向かい下山を開始する。15:45塩見小屋到着。雨に降られずに済む。夕食は17:00からとのことで、それまで軽く談笑。荷上げが間に合わないということで、ビールの販売は1人1本と制限があった。夕食後に外に出てみたら星がとてもきれいだった。

 9月13日

朝5:00起床、朝食は5:30で塩見小屋6:00出発。朝5:00だとまだ暗く、気温は高くても季節は少しずつ冬に向かって行っていることを実感する。塩見小屋の温度計は2℃をさしていたが、その割には防寒具が必要な寒さではなく、ベンチや周りの樹木に霜がついている様子もなかったため温度計が正しくないのだと思われた。

下山もTさんが先頭で進んだがF代表の想定していたペースよりも早かったようで、鳥倉登山口に10:15着。その後林道を下り駐車場所(越路バス停)に10:50着。ヤマップの標準コースタイムでは休憩なしで5時間15分のところ、塩見小屋から越路バス停までの行動時間は休憩込みで4時間50分であった。

下山後の温泉は「信州まつかわ温泉清流苑」を予定していたが、電話してみたら水曜日は外来入浴はお休みとのことで、そのまま松川インターから高速に乗り、途中諏訪SAに併設しているハイウエイ温泉諏訪湖へ寄ることとした。ハイウエイ温泉諏訪湖は存在は知っており気にはなっていたが、中に入ったことは少なくとも記憶にはない。露天風呂はないものの、天然の温泉であり、浴室からは諏訪湖を一望できる環境でもあり、入浴料も620円とお手頃である。

信州まつかわ温泉清流苑もホームページで見ると良さそうなので今後機会があれば行ってみたい。

諏訪湖SAで入浴後そのまま昼食も取り、中央道を進んで17:20頃新宿駅西口着。途中小仏トンネル付近や調布インター付近での渋滞はあったが休日よりは渋滞している距離は短かったと思う。

 

今回は、午後からは夕立が予想されましたが、雨に降られず、青空の下での快適な尾根歩きの楽しめた山行でした。

また、個人的ですが百名山の登頂記録に一座追加することもできました。

F代表と皆様のおかげで楽しく山行ができました。ありがとうございました。

 

                                 記録 ℉