初秋の仙丈ケ岳
2023年8月30日(水)
参加者6名
【行動記録】
8月29日 新宿駅22時出発 → 中央自動車道 ― 伊那インター → 戸台仙流荘2時 ― 2時30分仮眠
8月30日 4時30分起床 - 仙流荘南アルプスバス6時05分発 → 北沢峠6時45分着 ― 6時55分出発 → 小仙丈ケ岳9時25分 → 仙丈ケ岳10時40分 → 11時下山開始 → 北沢峠13時55分 → 北沢峠南アルプスバス14時10分発 - 仙流荘15時 仙流荘日帰り温泉 → 中央自動車道 → 新宿駅19時50分
仙丈ケ岳は、長野県伊那市と山梨県南アルプス市にまたがる標高3033mの山である。
北東に小仙丈ケ岳、南西に大仙丈ケ岳のピークがある。
また尾根の間には、大仙丈カール、小仙丈カール、藪沢カールが見られ、なだらかな山容から、甲斐駒が岳の男性的な山容と対照的に「南アルプスの女王」と称される。
【山行記録】
新宿を予定通り22時に出発する。中央自動車道を順調に進み、仙流荘駐車場に深夜2時到着。
昨年フレスコで訪れた際は、9月の土曜という事もあり、駐車場はほぼ満車であり駐車スペースを探すのも大変だったが、今回は平日の為、楽々テントスペースを確保し駐車できた。
仮眠し4時半起床。
南アルプスバスチケット売り場は5時半から販売開始の為、5時にチケット売り場に並ぶ。
また、それと同時に始発バスに乗る為、バス乗り場にもザックを置いた。
チケット購入後、バス乗り場に並びながら、朝食を済ませる。
6時5分発の始発バスに乗り、北沢峠に40分で到着。
気温12度少し肌寒いのでウインドブレーカーを羽織り、トイレをすませ支度をして出発する。
樹林帯の中、Nさん先頭で進んでいく。登山道はよく整備されていて歩きやすい。
私は足の手術で3か月ぶりのフレスコ参加。緊張と不安で登り始めるが、Nさんが、ペースは大丈夫かと気遣って下さる。優しい言葉に気持ちが落ち着いてきた。
一合目に到着。無風の為、登り始めて15分だが既に暑い。Nさんの声かけにより、ここで衣類調節を行う。
二合目は長衛小屋との合流地点、ここから登山者も増えてきた。
四合目を少し過ぎたあたりで、1回目の休憩にする。 木々の間からは甲斐駒ヶ岳があまりにも近く見ることが出来て驚いた。
五合目は大滝の頭の分岐、ここは休まず小仙丈ケ岳方面へ進む。
六合目森林限界を超え、一気に景色が開ける。甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山、富士山、北岳、中央アルプスまでもがくっきり見え、感動の声が思わず漏れる。小仙丈ケ岳も目の前に現れ、ナナカマドの真っ赤な実が沢山なっている間を登っていく。
素晴らしい景色に気持ちは高揚しているが、久しぶりの3000m超えの山に私は息が切れてつらい。「あと30分位で小仙丈ケ岳だ」とF代表の声かけに励まされ、小仙丈ケ岳に到着。360度の絶景や仙丈ケ岳へのカールが本当に美しい。少し、休憩してからカールを見ながら稜線を進み仙丈ケ岳山頂を目指す。1度岩場を下り、登り返し1時間半弱で山頂到着。
皆で握手を交わし、無事に登頂できた喜びを共有する。
帰りのバスの時間もあるので、20分ほど休憩して下山開始。
まずは仙丈小屋を目指す。10分程で仙丈小屋に到着。トイレを済ませ、F代表から小豆の飴をいただき、小休憩。
そしてここからは馬の背の方面から北沢峠まで、休憩せず一気に下山した。
13時55分北沢峠到着。28人集まると臨時便のバスが出るとの事、14時10分臨時便が出て乗る事が出来、15時仙流荘に到着。
仙流荘にある日帰り温泉で汗を流し、帰京。帰りの中央道は渋滞情報も出ていたけれど、思ったほどの混みはなく、予定より早い19時50分新宿到着。
3か月ぶりのフレスコ参加で皆についていけなかったらという不安ありながらの参加でしたが、登頂できた時は涙が出るほどうれしかったです。
ずっと気遣ってくださったNさん、そして同じペースで登ってくださった皆様、そして後ろで見守り励ましてくださったF代表、本当にありがとうございました。
また、車の運転をしてくださった皆様、計画から全てにおいてF代表、深く感謝致します。
思い出に残る最高の山行となりました。ありがとうございました。
記録M・F