初夏の裏妙義山

04/16(日) 参加7名

04:15(土)
23:00武蔵浦和 ~ 松井田妙義インター ~ 01:00道の駅みょうぎ

04/16(日)
06:20登山口 → 09:03丁須の頭 → 11:38赤岩 → 12:39烏帽子岩 → 14:23国民宿舎 ~ 20:00武蔵浦和

いまは営業してない国民宿舎からのスタート。
沢山の花をつけた石楠花と青い空をみながら、ワクワクと不安が入り交じる。

前日迄の雨で足元はぬかるんでいた。10分程で沢にぶつかり、暫くは沢沿いを進むことに。
雨で水かさが増しており何度か渡渉となり、渡れるボインとを探しながら慎重に渡った。

途中からは「ヒル」の恐怖も加わる。皆の足元にニョロニョロと不気味な姿が。互いに見付けては払いあった。ヒルはいるものの木々は新緑の頃、緑に癒された。

沢を過ぎると、岩場や鎖が多くなり緊張してきた。私以外の参加者は慣れたものでスイスイ登っていく。ビビっている私は緊張の連続。濡れた岩場のトラバース、鎖を頼りに進むのだが、次の一歩を決めるのも時間がかかってしまう。後ろからはKさんとF代表か温かく見守ってくれ、足場を教えてくれたり声を掛けてくれた。
順調に歩き、いよいよ核心部の丁須の頭の下に到着。ここでハーネスやカラビナ、必要な物を準備。日の光を受けた「丁須の頭」を見上げて、私はまたビビっていた。 Hリーダーを先頭にどんどん登って行く。先に上った仲間から、こっちのほうから来ればいいよと声がかかる。頭の肩まで登ることができた!浅間山や荒船山など山々が見られ、遮るものがない360℃の景色。直ぐ側には晴れた青空の中に本当のてっぺん丁須の『頭』が。。 頭の下まではもお一段登りがあり、 F代表より「行くぞ!」と声をかけられるが、「ここまでで充分です」と私。数mだが躊躇している私を「ロープをかけるから大丈夫」と。そして私とTさんの2人は首の根元まで。また1段上からの景色を見ることができた!ほかメンバーは頭の上まで行っておりてきたスゴい!
そしてHリーダーとKさんは懸垂下降(途中空中懸垂あり)で降りてきた。
私達が上にあがった頃から、他のパーティーがちらほらやってきた。ちょっと遅かったら他のパーティーの渋滞で、頭には行けなかったかもしれない。タイミングが良かった。

暫し休憩して下山開始。下山も私にとっての難関がいくつか控えている。
細い尾根を進むと第一のポイントとなる20mのチムニー下降。先のパーティーが補助ロープをつけ鎖のチムニーで降りていた。上から覗くと深く長く感じられた。我々はロープを垂らし、練習も兼ねて懸垂下降で。疲れることなく安心して降りることが出来た。

先に進むと岩のトラバースが何度も。NETで見たのはハシゴがかかったりした長めのトラバースだったはず。でも、前に見えるのは違う。岩のトラバースは何度も続く。常に緊張しながらゆっくり進む。どこも声かけてもらったり、足の置き場を教えてもらったりと感謝だった。
いよいよ、よく画像でみるハシゴのかかった長いトラバース。ビナ通しで尊重に行きつつも、ここでは写真を撮ってもらったり余裕を見せたりなんてして。。
アップダウンを繰り返し鎖場が終ると、日差しがふりそそぐ尾根歩きに。所々にピンクの山つつじが咲いていて、新緑の中に映えていてキレイだった。
あとは樹林帯の中をおしゃべりしながら楽しく下り、落ちることも転ぶこともなく、無事に登山口に到着できた。
温泉に入り美味しい食事をしてから帰路についた。

最後に。
アルパインに慣れていない私を、沢山助けて頂き有り難うございました。
またひとつ良い経験をする事が出来ました。
どおなることかと思いつつ登り始めましたが、参加の皆さんフォローもあり、楽しい山の思い出のひとつになりました。

MT記