初花の天城山
日時 : 2023年3月19日(日)
参加者 : 8名 (うち体験者2名)
◆行動記録
3/18(土) 武蔵浦和22:00→東名→箱根口インター→伊豆スカイラインスカイポート→
→亀石PA▲仮眠1:30
3/19(日) ▲5:30→天城高原登山口6:50→万二郎岳8:00→万三郎岳9:15→天城高原登山口
12:15→温泉経由→伊豆スカイライン→新宿21:30
◆山行記録
日本百名山の一つである天城山は、伊豆半島中央に位置する連山の総称、万三郎岳(1,406m)万二郎岳(1,299m)遠笠山(1,197m)等からなる。太平洋に大きく突き出した地形により雨や霧が多く、ブナの原生林やヒメシャラの森、シャクナゲ群生地が広がり、古く江戸時代には天領にかかえらえた豊かな森林資源の宝庫だという。
22:00予定通り出発、一路伊豆ヘ向かう。途中雨が降ったりやんだりを繰り返していたが、伊豆スカイラインに入る頃には霧も立ち込め、道中鹿やいたち?等の野生動物にも遭遇しながら、仮眠ポイントに到着。雨の中就寝。
翌日4:30起床、早朝雨も上がり、朝食後、天城高原登山口へ向かう。
6:50天城高原登山口より登頂スタート。しばらくなだらかな樹林帯が続く。この地に多いというブナやヒメシャラなど細い木が多いため、視界は明るい。特にヒメシャラの乳白色の木肌は明るく美しく、漆がかったようにつやつやと輝いていた。スタートより20分ほど歩くと四辻という分岐点に到着、ここから先ずは万二郎岳へ向かう。
8:00万二郎岳到着、この山頂は天城山でも数少ないビューポイントの一つという。雲がかっているが遠く伊豆の海も望めた。ここから次に万三郎岳へ、馬の背という名の尾根を行き、アセビのトンネルを潜り抜け向かう。アセビはまだ蕾のみ、昨日の雨で白い蕾が雨粒に覆われたまま凍っていた。曲がりくねった枝のトンネルを頭上に注意しつつ、かつ雨のぬかるみで足元も注意しつつ先へ進む。途中木の階段もいくつかあるが、土砂と共に流されたのか斜めになったり、ぐらついていたり、という状態で登りづらい。
9:15万三郎岳到着、樹林に囲まれた山頂かつ天気も雲がかってきた為、あまり山頂に辿り着いた気がしなかったが、ここでお湯を沸かし暫し休憩。
10:10 下山開始、周回コースにて分岐点の四辻経由で天城高原登山口へ向かう。樹林帯を一気に下り続ける。少し空に青さが戻ってきたが、総じて樹林の切れ間が少なく下界を見下ろす事ができない。途中苔に覆われた石が斜面に積みあがるロックガーデン麓で休憩。毛足の長い苔が石を深く包んで濃い緑が生まれ、まるで京都の濃い抹茶パウダーがふんだんに使われたチョコレートの山を見ているようだった。
12:15 天城高原登山口到着。予定の13:00着より45分の早着となった。
初花の天城山、アセビの花咲く季節には少し早かったですが、3月とは思えないほど緑豊かな山を堪能する事ができました。今度は5月下旬-6月上旬のシャクナゲの花咲く季節に再訪したいなとか、かの名曲「天城越え」の舞台という旧天城トンネルの方へ縦走してみたいな、とかまた次なる山行検討の機会にもなりました。計画立案・運転とこの度また大変お世話になりました、また同行させて頂きました皆様に感謝もうしあげます。
<記録MH>