厳冬期の蝶ヶ岳
2022年1月7日(土)~9日(月)参加者4名
【行動記録】
1/6 晴れ 22:00西浦和駅集合→1:40さわんど第2駐車場 仮眠
1/7 晴れ 4:30起床6:00→タクシーで中の湯バス停前6:20→8:00上高地バスターミナル
9:30明神館→穂高神社参拝→10:15明神館→11:10徳沢園→テント設営、
13:00すき焼き親睦会19:30就寝
1/8 晴れ 4:30起床6:10→10:00長塀山→11:10蝶ヶ岳山頂→12:20長塀山→14:30徳沢園
15:30ワカン歩行訓練→19:30就寝
1/9 晴れ 5:00起床6:40出発→7:30明神館→8:30上高地バスターミナル→
9:10大正池ホテル→9:50中の湯バス停前→10:05さわんど第2駐車場→
11:00竜頭温泉せせらぎの湯12:00→17:30西浦和駅にて解散
初めての厳冬期上高地と言う事で期待に胸膨らませて集合。予定通り2:00前さわんど第2駐車場足湯公園に到着。冬季はこの駐車場以外は閉鎖しているとの事。あまり時間も無く、テントも濡らしたくない、4人のみと言う事もありテントを張らずに車中泊としたがほとんど眠れなかった。
翌朝駐車場で準備を終えたころ予約していたタクシーが来たので早々に乗り込む。道端には雪があるが道路は除雪されていた。新穂高ロープウェイまで整備されているそうだ。帰りのタクシーの予約を打ち合わせて中の湯バス停前、釜トンネル入り口前で下車して出発。薄暗いトンネルを2本2km程で抜けて上高地に入る。雪は積もっているがトレースは明瞭についている。大正池ホテル、上高地ホテル、上高地バスターミナル、小梨平キャンプ場、明神館と進むが厳冬期の早朝のためパーティーは少なくたまに出会う程度で静けさそのものである。青空に焼岳と明神岳が映える。あまり順調なので明神池にある穂高神社に参る。開山時期は入園料が必要だがもちろん受付も無い。道草をしたが予定より早く11:00頃徳沢園に到着する。先客は1組のみで静まり返っていた。トイレ前にテント場の適地を探して整地する。その後、翌日のため登山口周辺まで偵察に出かけた。雪は締まっておりトレースもしっかりと付いている。タクシーの運転手さんが正月以降まとまった積雪が無かったと言っていたがこの辺りも同じようだ。登頂に問題が無い事が確認できたがラッセルを覚悟していただけに少し拍子抜けの感じもあった。時刻は13:00頃、今回はイベントとして夕飯にすき焼きを用意してきた。風は弱く天気も快晴のため表に雪のテーブルとイスをこしらえて雪上で昼食に行う事とした。厳冬期の上高地、人気のない晴天の徳沢園ですき焼きパーティー・・甘辛ダレで煮込んだ牛肉に春菊、ネギ、白菜、お豆腐、マロニーに卵を絡めて至福の美味しさ、ビールとワインもあってゆったりした時間を堪能できた。しばらくすると数パーティーが到着してテントを張り始める。夕方の冷えもありテントに入って締めのうどんを頂く。山談義をしながら翌日のために雪を溶かして水を拵える。出来た水が凍らないように鍋ごと雪の中に埋めて早めに就寝した。
翌日の2日目は4:30に起床、前日の寝不足もあり全員9時間程ぐっすり眠れたようだ。雪に埋めた鍋を掘り起こすとほとんど凍っていなかった。朝食を済ませまだ暗い6:10に出発した。栃木の山岳会、千葉の山岳会など数パーティーが同じころにテントを後にして蝶ヶ岳へ出発した。ひたすら急登、景色もない樹林帯を5時間、途中の長堀山、妖精の池も特筆すべき景色は無かった・・頂上へ着いた頃、雲は殆んどなく風も微風。向かいに穂高岳、槍ヶ岳が雄姿を現す。雪を被って真っ白なその姿は筆舌に尽くしがたい。厳冬期の北アルプスの絶景を堪能し下山にかかる。雪道の下山は早く3時間ほど14:30には徳沢園に到着。せっかく持ってきたワカンを使わなかったので余った時間で歩行訓練を行った。装着の仕方、歩き方、使用状況などを確認した。
最終日は3時間程で中の湯バス停まで到着、竜頭温泉せせらぎの湯に立ち寄り途中食事を採って17:30西浦和駅に無事到着し解散した。
記録S・H