甲斐駒ヶ岳鋸岳
2023年11月3日(祝)~4日(土)
参加者2名
●行動記録
11月3日:22:00東京発―中央自動車道 伊那IC経由―1:30仙流荘駐車場
11月4日:8:05仙流荘―南アルプス林道バスー9:00北沢峠―11:40駒津峰―13:00摩利支天―14:00甲斐駒ヶ岳―15:20六合目石室
11月5日:5:40発―7:40中ノ川乗越―8:40第2高点―9:40鹿窓―10:10鋸岳―10:40角兵衛沢ノ頭―15::20戸台大橋バス停―南アルプス林道バスー15:30仙流荘駐車場―温泉経由―21:00東京着
●山行記録
11月4日
南アルプス林道バスもあと10日ほどで運行終了の時期となり、3連休にもかかわらず6:05発が3台ほど、8:05発のバスは1台と静かな山行となる。 季節外れの暖かさの中、9:00に北沢峠を甲斐駒ヶ岳に向けてスタート。 白髪のソロハイカーがものすごいペースで登っていくのを見てHリーダーの闘争心に火がついてしまいピタリと後を付いていく。 それに必死に付いていくも、寝袋やガチャフル装備のザックは重たく、しばらくして休憩を申し出る。
前日の不摂生がたたり体調が今一つの中、六方岩にたどり着くも、そこでなんとHリーダーより、“摩利支天経由にしましょう“ との一言。 普段なら喜んで賛成したところだが今回だけは正直渋々合意。 後で調べたところ、摩利支天とはもともと陽炎を神格化したインドからの渡来神で、のちに仏教に取り入れられた守護神のことらしい。 行って良かった!
その後、甲斐駒で休憩をはさみ15時過ぎに本日の目的地 “六合目小屋” に到着。 早速水場へ下るも、このところの晴天がたたり水場は枯れており更に数十mほど下り何とか取水。 YAMAP履歴ではなんと100m近くも下っていた。
11月5日
5:40出発し7:40に中ノ川乗越到着。ここから鋸岳までの直接でわずか1km足らずが本当のアルパインルートです。
すぐに第2高点へ向かうガレ場の急登を落石に注意しながら登る。ここが本日の核心と想像していたが取り付いてみると比較的難易度は低めに感じられた。 続いて大ギャップを西に大きく巻いてガレ場を下り右の草付きに取り付きルンゼを登ると鹿窓が見えた。 昔は鎖無しでも登れたらしいが崩落が進み現在は長い鎖が付いている。 鹿窓を通過し小ギャップの鎖場(下り→上り)を通過した頃には腕がパンパンになっていたが、ほどなく鋸岳到着。 10分ほど休憩中にソロの若者2人と談笑後すぐに出発し、角兵衛沢ノ頭からガレ場の急斜面を下っていく、、ここが本日の核心だった! 慎重に足を運んでも落石が発生してしまう状況にHリーダーと距離を取って進む。 2時間半ほど下ってやっと角兵衛沢出合についたがそこから更に2時間半の河原歩きがまたキツかった。
15:20戸台大橋バス停に到着しタイミング良く回送のバスに仙流荘まで乗せてもらい2日間の疲れも吹き飛んだ。
Hリーダーに引張ってもらい楽しい記憶に残る山行となりました。 感謝です!
記録 K・M