初冬の恵那山 山行記録
活動日:2023年11月25日
参加者 :6名
工程:以下のとおり。
(移動:往路)
11/24(金) 22:00 新宿駅西口発 → 初狩PA → 中央道原PA(諏訪湖SA) → 11/25(土) 1:30神坂PA (仮眠)
(山行日: 11/25 土)
起床 3:30 → 神坂PA出発 4:00 → 神坂峠登山口 5:00着 → 神坂峠登山口駐車場出発 5:30 → 千両山 6:00 → 鳥越峠 6:28 → 大判山7:25 → 恵那山頂避難小屋 10:43 → 恵那山頂 10:51 → 恵那山頂避難小屋 11:08 → 大判山 13:11 → 鳥越峠 13:58 → 千両山 14:21→ 神坂峠登山口駐車場 14:40 → クアリゾート湯舟沢 15:45 → ドライバー交替(3名) → 新宿駅西口ロータリー 21:00着
<山の情報>
(恵那山) – 日本百名山、新・花の百名山
山域 :中央アルプス(木曽山脈)最南端
都道府県:長野県 ~ 岐阜県
標高 :2,191m
恵那山は元は胞(えな)山で、日本国生み神話の神様であるイザナギ・イザナミの二神が天(あま)照(てらす)大神(おおみかみ)をお産みになった時、その胞(えな)*をこの山頂に納めたので、その山名ができたといわれている。 実は古くから知られた山で、この山は直線距離で約70 km離れた名古屋市内(距離はテレビ塔から)や三重県の津市からも見えるとか。そのあたりから望むと、頂上の稜線が長く、ちょうど舟を伏せた形に見えるので、舟覆(ふなぶせ)山と呼ばれる事もあるとか。
*胞(えな)(胞(え)衣(な)):胎児を包んでいる膜および胎盤・臍帯(せいたい)等の総称。
<山行記録>
神坂峠登山口駐車場の早朝5時の気温は-3℃。登山準備のため車を降りると、足下から冷気がまとわり付き、寒さに対する不安を煽ってきた。下山して納得したが、ここは標高が1,570 m程ある訳で寒かったはずである。一週間前、発達した低気圧の影響でこの辺りも雪が降った情報があり、Hリーダーより軽アイゼンをザックのすぐ取り出し出来る場所に収納しておくよう指示有り。朝食を済ませ、ヘッドライトを照らし5:30に神坂峠駐車場登山口を出発。登山開始からしばらくは時折冷たい風が吹いたが、陽が出てからは徐々に治まっていった。
登山口から登り始めて間もなく、暗闇の中で木々に発達した霧氷を散見。自然の芸術に感動しながら最初の頂きがある千両山を目指す。登り始めて約30分で千両山(標高1,662 m)に到着。
次の大判山(標高1,696 m)に行くためには、登山口と同程度の標高の鳥越峠(標高1,550 m)へ一旦下り、再び登らねばならない。登った分を再び下りるのは辛いが、山登りにはよくあることと割り切りが必要だ。時折腰の高さに達するクマザサ帯や柔らかい登山道、ちょうど頭の高さに出っ張った小枝に顔を弾かれながら進む。登山道の所々に積雪が確認されたが、この辺りは軽アイゼン無しで歩けた。7:25大判山到着。ここから南信州地方越しに南アルプスの山々をとてもきれいに眺められた。同方向に、しかも似たような高さで直線状に見える稜線がとてもきれいで印象的だった。その左手には中央アルプスの空木岳、木曽駒ケ岳が、更にその左手前方には北アルプスの御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰が雪を被って威風堂々並んでいた。
7:49大判山を出発し、本山行の目的地である恵那山を目指す。恵那山は最も高い標高(2,191 m)地点には山頂標識が無く、測量上設けられた一等三角点がある場所(標高2,190.3 m)に山頂標識が設けられているため、我々はそこを目指す事とした。途中でHリーダー、Oサブリーダーより軽アイゼンの装着指示あり。この辺りから漸く他の登山者達と出会う。10:51恵那山山頂に到着。予習のとおり、周りを木々に囲まれていた。高さ3 m程の櫓が設置してあったので登るも、木々に阻まれ美しい景色を眺める事叶わず。偶然いた若い登山者がこの櫓に登って下さり、下の我々は万歳ポーズをとってパシャリ。長居は無用のため11:03に下山開始。
下りの凍った雪道に対して、軽アイゼンが効果を発揮し順調に下山する。大判山への登り返し、さらにその先の千両山への登り返しが辛かったが、東京への到着時間を考慮し、全員ペースを上げて頑張り14:40神坂峠登山口駐車場に無事到着。恵那山の山頂で掲げた登山口駐車場を15:00に出発する目標を達成した。
そこから40分程下った岐阜県中津川市にある「クアリゾート湯舟沢」に入浴。JAF会員1名当り5名まで割引(当方会員2名)で全員100円割引、ぬるぬる触感の温泉、シャンプー・コンディショナー別、清潔感もありとても良い温浴施設だった。
近くのコンビニで弁当を調達し、ガソリン補給をして帰路へ。途中の上野原-小仏トンネル間を含め、全く渋滞に遭わないという奇跡のお陰で、21:00新宿駅西口ロータリーに無事到着・解散。
Hリーダー、Oサブリーダー、Iさん、計画書作成、安全対策、会計計算等ありがとうございました。最後に、皆さんのおかげで今回も素晴らしい楽しい山行となりました。ありがとうございました。
K.S