晩秋の爺ヶ岳(南峰.中峰)
2023年11月1日 (水) 前夜発
参加者:5名
【行動記録】
10月31日 22:00武蔵浦和駅西口集合(関越道経由~長野インター)→2:00扇沢駅駐車場 テント泊
11月1日 4:30起床→朝食、テント撤収→柏原新道駐車場→6:00登山開始→9:25種池山荘→10:26爺ヶ岳(南峰)→11:00中峰→南峰→種池小屋12:15→14:25柏原新道登山口→14:50薬師の湯→安曇野インター(中央道経由)→20:30新宿西口解散
【山行記録】
○爺ヶ岳(標高2670m)
富山県中新川郡立山町と長野県大町にまたがる飛彈山脈‚後立山連峰南部にあり南峰、中峰、北峰の3つのピークからなっていて、登る事ができるのは南峰、中峰で三角点も中峰にある。
南峰と本峰の間の白沢の上部には、春に種蒔きをする老爺の雪形が見られ、農耕の目安に利用されてきた。この雪形が山名の由来である。更に、日本三百名山、花の百名山の1つに認定されている。
予定人数の変更もあったが、定刻通り武蔵浦和駅よりドライバーを交代しながら扇沢駅駐車場へと道を進める。日付が代わりam2:00過ぎにテントスペースを確保し、仮眠をとる。
4:30起床、外の気温は低い。すっかり冬山の体感温度になっているが、上を見上げれば綺麗な星空。テントの中で朝食を取りながら、今日は最高の登山日よりになるだろうと会話も進めば、心も弾んだ。装備を整え、登山口に向かう頃には夜も明けた。
柏原新道スタート、序盤はジグザグに登り、よく整備された登山道で、落ち葉が沢山でフワフワです。紅葉も進んでいて、楓や紅葉の赤い色が樹林帯の中で映えています。登りもひと段落しケルンへ到着。種池山荘への続く稜線の展望も楽しみながら、雲一つない青い空に背中を押されながら頂上を目指していく。大きな岩が敷き詰められた「石畳」を通りぬけ、道がなだらかになり展望も開けて眺めも抜群。しばらく進むと難所ガラ場。ガレた斜面をトラバースします。ガラ場を越え登り続けると種池山荘が見え、急坂で息が切れる。9時半に山荘到着、最高の景色が見渡せた。雲海の中に南アルプスの山並みと富士山も見える。少しの休憩をとり、爺ヶ岳南峰への1時間程度の稜線歩きとなる。頂上はやや大きめのゴツゴツしたガレ場で360度の大展望。爺ヶ岳中峰、北峰、鹿島槍岳、立山、剱岳、遠くに穂高連峰も見える。記念撮影を済ませ、中峰を目指すがここからが初心者の自分にはかなりの難所。20㎝程度の積雪、登りはストックとキックステップのコンビネーションの指導を受けながら慎重に進んで行くが、恐怖心が拭い去れないまま、何とか到着。代表が握手で迎えてくれたことにより、一層の達成感を感じることができた。空気が澄んでいて、眺望も最高であった。雪道下山時は、アイゼンの装着とストックのコンビネーションの指導を受け、安心感を持ちながら安全に下山した。種池山荘からはペースを早めたことによって、予定していた到着時間より早く下山することができた。荷物を整理し、登山での疲れを癒しながら温泉に入り、無事新宿に到着。代表、同行の皆様、楽しい山行と有意義な時間をありがとうございました。
記録 N.S