妙義山(金鶏山、筆頭岩)
2023年10月14日(土)
参加者 5名
集合 22時 武蔵浦和駅
山行工程
10月13日 武蔵浦和-関越自動車道-上信越自動車道-松井田妙義IC -00:00道の駅みょうぎ▲
10月14日 4:00 起床-5:30妙義スカイパーク-7:00金鶏山-10:15筆頭岩-15:15妙義スカイパーク-15:30もみじの湯-17:00-20:00武蔵浦和
当初予定していた、甲斐駒ヶ岳-鋸岳方面が天候不良の為、妙義山-金鶏山-筆頭岩へと変更となった。甲斐駒ヶ岳-鋸岳を楽しみにしていたので残念だったが、妙義山はとても魅力的な山なのでこれはこれで嬉しい。
日本三大奇勝といわれる妙義山。今回はその山塊の最南に位置する、金鶏山から筆頭岩まで歩ける楽しいルート。
道の駅みょうぎで仮眠をし、4時に起床。準備を整えて、5時半に妙義スカイパークの駐車場に到着。まだ他に車はない。
駐車場から左の方へ車道を5分程歩くと、「お願い 〜大変危険〜」の看板。その脇からの道なき道が金鶏山登山口だ。落ち葉と土の急登を登って進むと、30分程で「ゴジラの背」「すべり台」と呼ばれている岩場に到着。
すべり台の様に斜めに100m程続く岩場で進むにつれ斜度が上がり、ラストはほぼ垂直のチムニーとなる。振り返ると、かなりの高度感が得られる景色が眼下に広がる。この「すべり台」は、ホールドとスタンスが豊富でフリクションも良いので楽しく登れる。
怖い場合は補助ロープを出せば安心して登る事が出来る。「すべり台」を登ると直ぐに金鶏山の山頂(856m)に到着。可愛らしい標識があった。
次は筆頭岩を目指す。所々ピンクテープがあるが、岩を巻くところなど少し登り過ぎたりしてウロウロ。天気も良く時間にも余裕があるのでウロウロ迷うのもとても楽しい。途中スラブのトラバースが出てくる。
トラバースは2箇所あり、どちらも新しいトラロープがかかっているのでビナ通しをして進みます。ロープを持つとバランスを崩して落ちてしまうので、岩肌にへばり付いて進みます。1回目のトラバースは足場があるので進めますが、2回目のトラバースは足がかりが少なく少々難儀しました。スラブのトラバースを過ぎてから岸壁沿いに進む途中足場が悪い所で2回位テープスリングを垂らして降りる箇所がありました。その後少し歩いて行くと「筆頭岩」の基部に到着。ザックを置いて空身で登りました。
Hリーダーがリードで50mロープを目一杯使って1ピッチ目を登りました。2番手からはアッセンダーで登攀して行きます。2ピッチ目は戸隠山のアリの塔渡りのミニ番の様な所から始まり垂直の壁を登って行きます。ここが1番高さを感じて震えるほど楽しい箇所です。3ピッチ目は20m、ほぼ平坦な登りで安全なのでリードを私にやらせてくれました。中間支点を取りながら、ビレイ解除からの支点構築。支点は2箇所から、木にスリングを掛けるなら根元から。木は丈夫な木が無ければ何本かまとめてスリングを掛ける事、と教えて貰いました。 筆頭岩(826m)の頂上で証拠写真を撮り、筆頭岩をお楽しみの、懸垂下降で降ります。 50mロープを2本、ダブルフィッシャーマンズノットで繋げ、ミリ径の太い方のロープ(ピンク)をアンカーに通し、懸垂下降終了後、結び目がある方のロープ(水色)を引っ張る。ピンクと水色のロープの垂らす先端をすっぽ抜け防止で必ず結ぶ。(オーバーハンドノット)最後の1人が降りる前にロープが引けるかの確認をする等、Hリーダーが教えてくれました。
筆頭岩からは、10m、40mの2回で降ります。2回目の懸垂下降は途中、足場がなくなり空中懸垂となるので補助ロープを出すと安心安全に降りられます。
懸垂下降が終わってしまうと、荷物を回収しに戻って、そこから200mくらい下って車道に出たら登山終了です。妙義スカイパークまで車道を40分程歩きます。運が良ければヒッチハイクが出来るかもしれません。
今回の山行は貸し切り状態でのんびり楽しむ事が出来て良かったです。群馬県民の方達を見かけないなぁと思っていたらどうやら埼玉の花火大会にこぞって出掛けていた様です。
帰りは花火を眺めながら帰る事が出来て思い出深い山行となりました。
山行に参加された皆様と今回も楽しく勉強が出来た事を感謝致します。
ありがとうございました!
O.T