アヤメ平から尾瀬ヶ原

2022年6月29日(水)参加者6名

【行動記録】

6/28、22:00武蔵浦和集合→沼田IC→AM0:10道の駅白沢 仮眠

6/29、4:20道の駅白沢→尾瀬戸倉駐車場→シャトルバス経由→鳩待峠駐車場

   6:15登山口→横田代→アヤメ平8:20→

10:10尾瀬ヶ原竜宮11:10→山ノ鼻12:35→鳩待峠13:35

シャトルバス経由→尾瀬戸倉駐車場→ 寄居山温泉ほっこりの湯15:50→

沼田IC→武蔵浦和18:40着

 

尾瀬は、福島県、新潟県、群馬県、栃木県の4県にまたがり、2000m級の山々に囲まれた大景勝地。

当初は、尾瀬笠ヶ岳に登山予定だったが、6月末迄は入山禁止だった為、リーダーが、急遽、アヤメ平からの周回コースに変更。

アヤメ平は昭和30年代に多くのハイカーで賑わい、踏み荒らしにより、一時湿原が裸地化してしまったが、植生復元作業が始まり、長い年月をかけてかつての美しさを取り戻しつつある場所。

都心で異例の6月の猛暑日が続き、道の駅白沢の仮眠も、シェラフ不要で、暑く寝苦しかった。

薄明りの中、尾瀬戸倉駐車場に移動する。8人定員のシャトルバスは、私達6人と2人を乗せるとすぐに出発。

朝食をとった、朝の鳩待峠は、さすがに半袖では肌寒い。

今日の先頭は、女性陣最年長の経験豊富なSさん。軽やかに先頭を進む。

鳩待峠から横田代、アヤメ平を通って富士見峠へと向かうこのコースは、かつては非常に人気の高いコースだったらしい。

突然、森が途切れ、横田代の湿原にでる。

一段と空が近く感じられ、まさに「天上の楽園」向かって木道が続いている。

背後には至仏山のどっしりとした山容や、私達が登る予定だった笠ヶ岳、前方には燧ケ岳が見える。

遠方には富士山や日光白根、浅間山、平が岳、上州武尊等を望み、遮る物がない360度の展望が広がる

ワタスゲやチングルマ等の高山植物が咲く中、写真を撮りながら歩く。

現在はマイナールートになっている為、木道は荒廃している箇所が多数あり、注意しないと危ない。

富士見田代の池塘で、逆さ燧ヶ岳の写真を撮った後は、竜宮十字路へ向かって、樹林帯を下る。

こんなに暑いのに、登山道の周りに残雪が残っていたのは、驚きだ。

そして尾瀬ヶ原でランチタイム。

燧ケ岳と至仏山を眺めながら、さわやかな風の中の至福の一時に浸る。

メルヘンの世界にいるようだ。

歩荷が、木道を進んでくる。90キロの荷物を頭上高く積んでいる。

登山で休む時「一本立てる」と言うのは、歩荷が休む時に、杖を背負子の下に立てて荷物を浮かし、荷物を降ろさないまま立ち休みしたことが由来すると、リーダーが語る。

暑い中、木道の整備をしている方々もいた。新しい木道には〇〇年と記載があり、作られた年度がわかる。

アヤノ平の木道も、次回の訪問時は新しくなっているかもしれない。

木道周りに咲き乱れる、可憐な花を撮りながら、山ノ鼻に向かう。

自然教室の子供達や、段々とハイカーが多くなる。

山ノ鼻には大勢のハイカーが休んでいて、尾瀬人気の高さに驚く。

水芭蕉の季節は過ぎたが、都会の喧騒を離れ、高山植物を楽しみに訪れるのだろう。

下山後は、バス車内のパンフレットを見て、寄居山温泉ほっこりの湯へ向かう。

露天風呂はなかったが、高台の湯舟から片品村が一望でき、モンベル割引で500円と格安のお値段。

無色透明なアルカリ性の源泉で、いいお湯だったが、温まり効果が抜群すぎて、暑くて中々洋服が着られない。

帰りは、渋滞もなく、予定より早く、まだ明るい内に武蔵浦和に着く。

リーダーから、事前に、虫注意情報があり、防虫ネット持参とあったが、防虫ネットは使用しなかった。

しかし、私は途中の休憩で、手袋を外した際に、手の指を虫に刺されてしまい、腫れて痛痒くなってしまった。

次回は山中にも虫スプレーを持参しないとと反省。

帰りの車内で、虫除け「オニヤンマ」の話題が出た。夏山に向けて防虫対策は必須だ。

今回は、「夏がくれば思い出す、はるかな尾瀬、遠い空」の歌詞通りの、尾瀬の王道ハイキングを堪能できた。

急なルート変更にも対応してくれたリーダー、又同行の仲間達に感謝します。ありがとうございました。

                 

                      M、N