春合宿 奥大日岳・立山
2022年5月3日(祝)~5日(祝)
参加者 14名
山行記録
5月2日 (月) 武蔵浦和駅(車) 22:00-> 北陸道立山IC経由-> ケーブルカー立山駅駐車場(5/3) 5:00
5月3日 (火) 立山駅(ケーブルカー) 9:20-> 美女平経由(バス)-> 室堂 11:30-> 雷鳥平 13:00
5月4日 (水)
Hグループ
雷鳥平 4:50-> 一ノ越山荘 6:40-> 雄山 8:50-> 一ノ越山荘 9:50-> 雄山 11:00-> 大汝山 11:40-> 富士ノ折立 12:00-> 真砂岳 12:50-> 別山 13:40-> 剣御前14:20-> 雷鳥平 15:10
5月5日 (木) 雷鳥平 6:00-> 室堂 7:20 〜 (バス) 8:00-> 美女平経由(ケーブルカー)-> 立山駅 9:07 〜 (車)9:30-> 北陸道立山IC経由-> 武蔵浦和駅20:00
5/2 予定通り22:00に武蔵浦和駅を出発し、ドライバー交代をしながら渋滞もなく約7時間で立山アルペンルート 立山駅駐車場に到着。 5/3 5:30立山駅の乗車券売り場の列(ざっと200人)に並び立山連峰に思いを馳せていた矢先に第一のアクシデント発生! なんと、前売りでほぼ満席のため乗車時間が9:20に!! (帰宅後に調べて分かったことだが観光バスルートの立山有料道路が落石により通行止めとなっていたためケーブルカーに観光客が集中した影響) そのため、当日に計画していた奥大日岳登山の中止を余儀なくされる。 ただ、さすが山岳会メンバーはそんなアクシデントも楽しみに変えてしまう。 室堂に到着後、雪の大谷観光を経て13時に雷鳥平に到着するや否やテキパキとベース設営 & 雪のテーブルを作り昼間っから宴会開始。 翌日山行を計画している立山連峰の雲一つない稜線を眺めながらお酒が進む。 その後テントに移動し夕食をしているとKさんがトイレ前の坂道で転倒した際に手首を痛めてしまい、翌日は2チーム体制で別行動となった。 5/4 Fチーム(2名)とHチーム(12名)に別れHチームは計画通り4:50 雄山(標高3003m)に向け出発。 順調に一ノ越山荘(標高2705m)に着いたが強風のため山荘の影に身を隠しながら小休憩を取り、体調を整えながらそこから約2時間かけてメンバー全員で無事雄山山頂に到着することができた。 山頂は更に強風であったため物が飛ばられないように注意しつつ束の間の写真撮影。 当初はこのまま大汝山・真砂岳・別山を縦走する計画であったが、このまま縦走するのはリスクありとのHリーダー判断で一旦一ノ越山荘まで下山してFチームと合流(Fチームは怪我の様子を見ながら一ノ越山荘まで到着していた)し、縦走するHチーム(3名)と一旦雷鳥平まで下山して奥大日岳を目指すFチーム(11名)に再編成。
H(縦走)チーム
状況次第ではあるが、下山は薄暗くなることも覚悟して再度雄山山頂を目指して登り返し。 Hリーダーが時間調整のためか軽快に上っていくが、付いていくのがやっとで息が乱れる。 雄山山頂に到着したころには更に風が強くなっていて一抹の不安が頭をよぎるが、これから晴れ予報であることもあり行けるところまで進むことに。 まずは簡易ハーネスを装着し準備を整え出発。 大汝山から富士ノ折立にかけて益々風が強くなる。 2日前に降った雪が吹き溜まりトレースが見えない左の切れ落ちたトラバース箇所を慎重に進み真砂岳に着くころには風も若干落ち着いてきて、綺麗な稜線歩きを楽しむ余裕が生まれる。 (大汝山でダウンした携帯電話のバッテリーは下山まで回復することは無かったが) 途中、黒部のダム湖や北アルプスの山々を眺めながら別山・剣御前では剣岳の勇姿をバックに記念撮影。 最後は雷鳥沢をほぼ全てシリセードで滑り降り15時過ぎにはベースに到着、雷鳥沢ヒュッテの温泉で疲れを癒した。後でわかったことだが剣御前と思っていたピークは剣御前山(標高2792m)であり、剣御前(標高2776m)は更に3,400mほど先であったことが判明(YAMAPにて)。 別山北峰も今回はパスしたので、次回は剣御前ともどもリベンジしたい。その後、F(奥大日岳)チームもベースに戻りそれぞれのテントにて夕食と済ませ8〜9時過ぎに就寝。 5/5 6:00 ベース撤収を済ませて室堂に向け出発。 帰りは雷鳥荘に向けて直登したが、昨日と違い重い装備を背負っての上りはかなり堪えた。 室堂までの道中、二羽の雷鳥を見ることができた。室堂からのバスでは名所のアナウンスが一切聞こえないほど熟睡し駐車場まで戻る。 ここはもう初夏の陽気で車内が灼熱真と化していた。 温泉に立ち寄り汗を流した後はしっかりGWの上り渋滞を満喫(?)して武蔵浦和駅に到着、解散。
F代表・Hリーダーの的確な判断・機転、またメンバー全員の気配り・団結力があれば少々のアクシデントは乗り越えられることを強く再認識させられた山行となりました。 皆さんありがとうございました。
記録 Ⅿ・K