守門岳

2022年4月17日(日)

参加者6名 

 

記録

4/16: 武蔵浦和駅22:00→(関越道 小出IC下車)→0:50道の駅ゆのたに(仮眠) 

4/17: 6:00道の駅ゆのたに→6:50冬季除雪終了点→8:36保久礼小屋→10:18大岳山頂→11:39青雲岳→12:01守門岳山頂→13:21藤平山→16:17冬季除雪終了点→17:30ゆ~パーク薬師→18:30→関越道(赤城高原SAにて食事)→21:40武蔵浦和駅

 

200名山の一つ守門岳。担当になって知ったが、「東洋一の雪庇」が有名で、眼前に広がる雪原を表して「雪の砂漠」と呼ばれる山。しかしながら、4月に入り初夏の陽気が続いたため、雪庇も崩れて小さくなっているらしい。前日まで降り続いた雨でコンデションも心配される。大丈夫か?

 

時間通りに武蔵浦和を出発。上里SA、谷川岳PAで小休止し小出ICまで3時間弱。新潟に入ってから霧が濃くなる。気温も氷点下で季節が逆戻りしたような寒さ。道の駅ゆのたにで仮眠。

 

翌日5:00起床。お湯を沸かして暖を取るはずだったが、ガス缶を忘れてしまった。幸いみんなお湯を持っていたため、少しぬるめのお湯で朝食を取る。出発したときは、あたりは霧で覆われ肌寒さを感じたが、登山口に向かう間に一気に晴れ上がり、真っ青な空が現れた。6:30 除雪終了点到着。既に多くの車が駐車していた。

 

6:50登山開始。最初は舗装路の上を歩く。トレースもしっかりある。バックカントリーの登山者の後に着いていくうちに、いつしか登山道に入った。保久礼(ほっきゅうれ)小屋を越えると急登になり、額に汗が流れ始める。雪山で暑さを感じるのは久しぶりだ。さらに急登は続き、キビタキ避難小屋を越えると、視界が一気に開け、信じられないほどの大パノラマが広がった。右に越後の山々、左は日本海までが見通せ、遠くに飯豊連峰と思われる山々が見えた。景色のよいところで休憩にするが、後続が遅れている。Oさんの足が釣って、Hさんが、Oさんのザックを担いで上ってきた。足の状態が心配だったが、大丈夫とのことで登山を再開したが、上りはピッチが上がらない様子。山頂へも急な上りが続くが、白い雪と青い空以外に視界に入るものがなく、どこを歩いているのかわからなくなるほど。これが雪の砂漠と呼ばれる所以であろう。10:18登頂。

 

当初はここで折り返して下山する予定であったが、Oさん含め全員一致で標識のある守門岳の山頂を目指すことになった。しかし、この先のトレースがなく、しかも、かなりの下り。ルート探しつつ少しずつ下っていると、Hさんが勢いよくシリセードで降りていった。左手のブッシュにトレースを確認し、トラバース気味に進路を取り始めると、Hさんも同じ方向に登り返してきた。Hさん、元気が有り余っているらしい。守門岳方面に登り返していくと、先ほど登った大岳が見えた。雪庇は崩れてしまっているが、削れたところが波のように見える。12:01守門岳登頂。Oさん、やはり上りがつらそうだったが、がんばって登った。途中からOさんのザックを背負ったHさん、Gさん、お疲れさま。

 

いよいよ下り。越後の山々を望みながら広々とした尾根を軽快に下る。藤平山を越えるところで尾根を外れ、元の駐車場に向かって進路を取った。このあたりトレースがなくGPSだよりで行かざるを得なかったが、駐車場方面に向かう下りの進路が右にずれていた。突きあたりが川で、川幅は渡れるほど狭くなく、川沿いも進めそうにない。道が途切れてしまった。GPS上は、藤平山から大池山方面に道が伸びていたが、そこに戻るには、200m以上登り返す必要がある。さすがに体力的に厳しい。いくらか登り返した途中から、GPSを確認しつつ、等高線に沿って斜面をトラバース気味に進み、下池から大池に続く道に何とか取り付くことができた。その後もGPSでルーファイしながら進むと、眼下にHさんの車が見えた。雪山はトレースがあれば安心だが、トレースがないと一気に難しいものになる。GPSの必要性を再認識した。最後は、ろくに休憩も取らず歩き続けることになってしまった。16:17 予定より1時間近く遅れて下山。

 

途中、ゆ~パーク薬師にて入浴。時間があれば寄る予定だった蕎麦屋は既に閉店。渋滞もなかったので、途中SAで食事。21:40 武蔵浦和駅に到着した。

 

 

 

 

                                               記録 H・H