櫛形山

2022年3月6日(日)

参加者4名

記録

3/5: 新宿駅22時00分→(中央道)→0:00道の駅白根(仮眠)

3/6: 5:00道の駅白根→6:00登山口(伊奈ヶ湖駐車場)→8:30ほこら小屋→9:20櫛形山山頂(標識)→9:40櫛形山山頂(奥仙重)→10:00櫛形山山頂(標識)→10:43裸山→11:25アヤメ平→12:35見晴らし平→13:40登山口(伊奈ヶ湖駐車場)→14:40やまなみの湯→16:00ほうとう屋(昼食)→中央道→→19:20新宿駅

悪天候のため、予定されていた雪山行きが中止。代替案として出てきたのが今回の櫛形山。アヤメの群生地として有名だが、今は当然雪に覆われている。この時期何を見る?という感じではあるが、おもしろそうなので参加することにした。参加者は4名。こじんまりしたパーティであった。

時間通りに新宿を出発。2時間ほどで道の駅白根に到着。しばし仮眠。翌日、道路の凍結もなく伊奈ヶ湖駐車場に到着。行きは中尾根ルートで出発。登山口近くに雪はなく、ノーアイゼンで歩き始めたが、少し上ると、凍結箇所が出てきたため、アイゼンを装着。さらに上ると、雪も増え、雪山らしい景色となった。

この日は天気も良く、久しぶりに待ち焦がれた青空。だが、いかんせん眺望がない。時々、木々の隙間から覗く富士山は、完全逆光でシルエットだけ。なかなかうまくいかないものだ。季節外れの山は、やはり盛り上がらないのかと思いつつ、そのまま何事もなく山頂に到着。樹林帯の中に山頂標識が立つ様子は、大菩薩嶺や大室山を彷彿させる。さらに20分、軽いアップダウンを経由して、本当の山頂である奥仙重に到着。申し訳程度の標識と三角点があるだけで、さらに地味であった。

ピストンで同じ道を戻る予定だったが、さすがに何もなさすぎるということで、アヤメ平を経て北尾根ルートで下山することにする。アヤメ平から少しそれたところに裸山という山があり、それほど時間もかからなさそうだったので向かうことになった。ここから、幾分雲はかかっていたが、北岳、夜叉神峠から鳳凰山に向かう尾根等が見えた。反対側に富士山も綺麗に見え、やっとご褒美の景色にありつけた。ここで会ったソロの方の話では、奥仙重の少し先に眺望スポットがあったとのこと。写真を見せていただいたら、南アルプスが一望で何とも残念であった。

裸山からは長い緩やかな下り。雪が消えたり現れたりで、その度にアイゼンの付け外しをしながら下山。途中みはらし台という展望スポットで金峰山、大菩薩嶺、甲府市の景色を見て、最後は少

し舗装路を歩き、もとの駐車場に到着。総歩行距離は15キロで、がっつり歩く感じの山行となった。

下山後、櫛形山の巨大な山容にあらためて驚いた。周囲を山に囲まれる南アルプス市にあって、ひと際、異彩を放っている。季節外れの櫛形山ではあったが、印象深い山行となった。

記録 H・H