奈良倉山

2022年 3月2日 参加者 6名 新宿西口7:00集合→中央高速上野原IC→9:20鶴峠着→9:30鶴峠登山口→10時45分奈良倉山山頂 (休憩50分)11時35分出発→12:35鶴峠登山口→13:05小菅の湯→中央高速上野原IC→16:00新宿西口ロータリー解散

【行動記録】

奈良倉山は、山梨県大月市と北都留郡小菅村の境にあり、標高1,348.9m、秀麗富嶽十二景第5番の山である。

6時45分、Fリーダーの車が集合場所に到着する。平日の朝は道路が混むため、5時半に自宅を出発したとの事。早めの到着で、皆を迎えてくれる。いつもの事ながら本当に頭が下がる。

新宿を予定通り7時に出発し、中央高速道を上野原インターまで目指す。

お天気良く春のような陽気、車窓からは富士山が見え今日の登山への期待に胸が膨らむ。

石川PAで運転手FリーダーからUさんに交代する。そのまま、Uさんの運転で上野原インターを下り、一般道そして山道へ進む。山道の運転は初めてというが、スムーズに難なくこなしている。運転の腕もメキメキレベルアップしていて本当にすばらしいと思う。

当初、松姫峠から登る予定だったが、そこまでの道路が冬季期間閉鎖の為通行止め、やむを得ず引き返す。急遽予定変更、鶴峠に車を停めそこからの出発。

身支度を整え、9時30分登山開始。先頭Uさん、ラストはFリーダー。

登山道は道標が所々にありわかりやすい。最初はなだらかな樹林帯を進んでいく。無風で暖かく、頭上には杉林の間から真っ青な空が広がり、山頂から見える今日の富士山はどんなに素敵だろうとワクワク想像する。途中トラバースの細い道は注意して歩く。また、登山口から残雪あり、雪の下が凍っていたり、透明に凍結している箇所ドロドロのぬかるみ、とにかく滑る。急登はほぼないにもかかわらず登るだけでかなりの神経を要した。

1時間15分休憩なし1ピッチで山頂到着。

山頂は広く、陽当たり良く暖かい。

少し時間は早いが、平日陽だまりハイキングの醍醐味であるランチタイムにする。レジャーシートを広げて2つの鍋でお湯を沸かし始める。皆手際よく、写真を撮る間もなく、す

ぐにお湯が沸騰。まずはお腹を満たす事にする。

ゆっくりくつろいでいると、ある事に気づく。そうここは秀麗富嶽の山、にもかかわらず富士山が見当たらない。見回すとと富士山展望所の看板がある。展望所からはきっと見えるはず。とりあえず食事を済まし、山頂から5メートル程離れた展望所へ行ってみる。しかし富士山は完全に雲の中、残念ながら全く見えなかった。

Fリーダーが、面白くよじれた形の木を指し「あの木、人のように見えるね。」 Nさん「木の精霊のようですね」詩人のようなNさんのコメントに感心する。

その木の前で、女性5人でポーズをとりFリーダーに記念写真を撮っていただく。ほかの登山者がいなく山頂貸切状態なので、今度は宝塚スターになりきりポーズで更に2枚目。

ゆっくり50分の休憩後、下山開始。登る時より更に神経を使いながら下っていく。

下り始めてすぐ急斜面のぬかるみ、ここでは絶対に転びたくないと思った瞬間、私の前のSさんの声とズルっという鈍い音、見るとSさんのお尻が泥だらけになっていた。後でSさんから聞いた話だが、今日は早く歩けるように軽く底の柔らかい靴を履いてきたそうで、底の硬い靴にすれば良かったと後悔していた。靴底の硬さがこれ程歩きを左右するとは、初心者の私にとっては後悔話も勉強になる。

途中北側が開けている所からは、雲取山から鷹ノ巣山へと続く石尾根が望めた。

ちょうど1時間で無事鶴峠登山口に下山。鶴峠は三頭山への登山口としても使われているようだ。

下山後は、「小菅の湯」を訪れる。

小菅の湯は、水素イオン濃度が非常に高い高アルカリ性温泉、美人の湯とも呼ばれているそうだ。

露天風呂、五右衛門風呂、ジャグジー風呂、イベント風呂、寝湯、様々なお風呂がある。順番に五右衛門風呂に入ってみる。露天風呂は少しぬるめで長く浸かっていられる。お湯に浸かりながら皆で楽しく本日の山行をふりかえり話をする。お肌がつるつるになり温まり充分温泉を堪能し、帰途につく。

16時新宿西口解散。

山頂から富士山こそ望めはしなかったが、それをカバーできるほどの和やかな山頂や温泉でのひととき、車内での会話、楽しく思い出に残る最高の山行となりました。

最後に、山行計画から装備準備やお車出し、運転頂いたタフなFリーダー、往復運転をして頂いたUさんには深く感謝致します。

記録 M・F