雪の赤岳
2022年3月20日(日)
参加者 12名
行動記録
3月19日(土)新宿22時 - 中央道経由 - 小淵沢インター - 道の駅小淵沢1時
3月20日(日)4:30起床 - 美濃戸口5:10 - 美濃戸 - 行者小屋 9時 - 文三郎尾根経由 -
赤岳11:30 - 地蔵尾根経由 - 行者小屋14時 -美濃戸口16時 - 鹿の湯温泉 - 新宿21:30着
当初予定の唐松岳、白馬方面は強い冬型気圧配置により雪になるとの事でF代表の判断で八ヶ岳赤岳へ計画変更となる。
出発当日の19日、関東は夕方より雨が降り出していたが新宿集合22時に雨が止み幸先がいい。
中央道経由で八ヶ岳麓、道の駅小淵沢まで2時間半程で到着。
サクサクと仮眠へ入りサクサクと起床する。
まだ脳味噌が眠ったまま美濃戸口へ移動。
昨夜降った雪が道路や駐車場に停まっている車に積もっている。
早朝5時の時点で既に駐車場は9割方埋まっていた。さすが三連休の中日。
駐車場から早々にアイゼンを装着して
3月20日(日)5:50、
美濃戸口から赤岳への山行スタート!!
はじめ1時間、美濃戸まで林道を歩く。
もう既にうっすら明るくなっておりガシガシ歩いて行ける。
美濃戸山荘に着くと、鹿の三兄弟がお出迎え。
白銀の世界を悠々と歩く姿は早朝の薄陽の中で
一枚の絵となる。
どーも!鹿さん、お邪魔してまーす。
南沢ルートから行者小屋へは2時間、緩やかな登りの道。道はしっかり歩きやすく、ここもガシガシ進める。
真っ直ぐ伸びるダケカンバに囲まれ、チロチロ流れる小川、雪の積もった一面真っ白な景色に皆んなが歓声をあげる。
右の木々の間からどっしりとした阿弥陀岳が姿を見せてくれる。
ルリビタキが優しくキー、キーと囀る中を進む。
行者小屋に到着すると、かなりのテントが並んでいた。まだ少し先の正面に赤岳の雄姿が。
あれ?既に3時間歩いて来たけれど、
これから山か…確かここから2時間…
これから本番か〜。
しっかりチョコ食べて元気出そう〜!
行者小屋にてピッケルと簡易ハーネスを準備するよう指示が出て、
あれ?えーっと、チェストハーネス…
F代表に教えを乞う、やってください。
コレコレ、これがあると断然安心なんだよ。
次回はちゃんと自分で出来る様にしておこう!仏の顔も三度までだしね。
さてここから赤岳まではかなりの急登。
雪質もふわふわからザクザクに変わっている。アイゼンを効かせてゆっくり一歩一歩登っていく。左に見えるのが横岳、硫黄岳だとHんどー氏に教えて貰う。
赤岳、横岳、硫黄岳、阿弥陀岳、何てカッコいい山なんだ〜!振り返ると眼下に雲海が広がり、当初予定の唐松岳方面には灰色の雲がかかっている。
赤岳の頂上付近を見上げると巻き上がって流れていく雲が強風を感じさせる。
しかし今、赤岳ブルー!!美しいっっ
本来この急坂は階段や鎖がある場所だけれど、すっかり雪で覆われ所々しか鎖は見えない。
急登は続き酸素は薄くなる。
ゆっくり確実に進む。
頂上手前のかなりエグい斜面、本日1番のピッケルの活躍場所。前を歩くHんどー氏が丁寧にピッケルの使い方を教えてくださる。
うわーピッケルってめちゃくちゃ意味ある!
この時まで短い杖って思ってたけど、目からウロコです。
頂上まではずっと右側落ちたらやばい道を緊張して登り続け、岩や低木に凍りついていた氷の塊が強風でコロンコロン飛んでくるのを避け、
そして本当に頂上に着いた時は、
大感動。
やったぜ、Tもちゃん。
そしてお約束のグータッチ!!
雲の上の神さまの領域。
赤岳の神さま、お邪魔してます。今日はお天気にしてくれてありがとうございます!
こんな凄い山、1人じゃとてもとても来られません。
フレスコに入って半年、ドドド素人の私にいつも安心と感動をくださるF代表、フレスコの会の優しく頼りになる会員の皆様、これからも沢山の山へ一緒に行きたいです。
頂上満喫して下山開始。
途中途中、シリセードも楽しみながら皆んな赤岳登頂の達成感でニコニコ笑顔。
しっかり日に焼けた顔が微笑ましい!
思い出を共有する、priceless!
同じ釜の飯、priceless!
美濃戸山荘まで降りて来た時、朝出会った鹿の三兄弟がお見送りに来てくれました。
次は夏の赤岳にも訪れてみたいです。
登頂後、冷えた身体を鹿の湯温泉で温めて、
初狩SAでカツカレーを食べて、
今日の目標、自分にカツ!!目標達成。
今回はドーピングが成功し元気に登頂でき、
またアイゼン、ピッケルの道具達の存在意義を理解でき、本当に勉強になりました。
F代表、フレスコ会の皆様、
いつもいつも本当に楽しませてくださってありがとうございます!
また来週よろしくお願いします。
記録 O . T