滝子山(1590m)

2022年3月16日(水曜日)

参加者 5名

3/15 新宿22:00集合→大月インター→23:40笹子駅前▲

3/16 5:00起床 笹子駅前6:00→桜森林公園6:25→寂しょう尾根経由

→9:00滝子山(大休止)10;00→スミ沢経由→12:45桜森林公園

→13:50芭蕉月待ちの湯14:50→大月インター→新宿16:50解散

【山行記録】

秀麗富嶽十二景4番山頂の滝子山に登る

ここ数日で一気に春めき、日中はぽかぽか陽気だが、夜はまだまだ寒い。

新宿で待ち合わせ、大月インターを経由し、早々に笹子駅に着く。ここは無人駅だが、一晩中電灯がついていて、明るいのがありがたい。

リーダーがあっちこっちとテントを張る場所を探し、迷惑にならない最適な場所を見つけ、眠りにつく。

久しぶりの前夜泊だったが、季節が移り変わり、厳冬期用のシェラフが暑かった。途中で着ていた服を1枚脱いでしまった。

朝5時に起床し、テント内でゆっくりと朝食タイム。夜明けの時間も早くなって来ている。

以前電車で来た時には、笹子駅からかなり歩いた道を、車で一気に走り、登山口の桜森林公園へと向かう。数週間後には、この辺りは満開の桜吹雪となっているはずだ。

身支度を整え、桜森林公園のゲートを開け、登山を開始する。

数匹のリスがいた。リスを見かけるなんて、珍しい。だが動作が早すぎて、写真には残せない。

林道から寂しょう尾根コースへ進む。

大鹿林道出合い迄は、杉の植林地を登って行く。今週辺りが花粉のピークらしい。

落葉樹の小枝先には、新芽が出始めていて、新緑への準備が始まっている。鳥のさえずりの声にも、春の訪れを感じる。山中も雪が解け、冬山から春山に移り変わろうとしていた。

林道上部の立て札もすぐに見つかり、尾根筋に入る。

滑落多発の看板があった辺りから、岩が多くなる。リーダーから、「つま先立ちで、三点支持を確保してね」と注意があり、手足を駆使して岩場を登る。所々に赤い矢印や〇印があるが、少しわかりずらい所がある。

振り返ると見えるはずの富士山は、春霞なのか、薄曇りなのか、今日はかすかにしか見えなかった。空気が澄んだ冬場の方が、富士山は綺麗に見える。

三つ峠や大菩薩辺りにも雪は全く見えない。周りの山も、ここ数日の暖かさで、一気に雪

解けしたようだ。

あっという間に滝子山山頂に到着した。山頂は風もなく、心地よい春の日差しが降り注ぐ。お湯を沸かして1時間の大休止。

下りは、周回コースで、スミ沢コースを降りる。

途中でだだっ広い、ゲレンデのような所に出た。土のすぐ下が空洞になっていて、地面にぼこぼこと穴があき、足がとられる。まるで積雪の斜面を歩いているようで歩きにくい。皆が足元に気を取られている間に、うっかりルートミスをし、コースから外れてしまった。GPSを確認しながら正しい道に修正する。

今度は、沢沿いの道を降りて行く。透き通った綺麗な水が流れていた。免疫力のアップ、ストレス軽減の為に、沢からのマイナスイオンをたっぷりと吸いこむ。

事前情報で、難路コースは砂地が流れて危ないとの情報を見つけ、迂回コースに進む。

降りるにつれ、泥土から、砂場の砂のように白い砂地が現われる。

落ち葉、砂地、泥、崩落個所もあり、滑らないように慎重に降りる。沢にかかる丸木橋も、滑らないように用心して渡る。

下山も快調に進み、あっという間にゲートに戻った。

朝は一番乗りだったが、ゲートの前には数台、ゲートの中にも2台の車が駐車していた。

帰りは、都留市にある、芭蕉月待ちの湯に立ち寄る。

松尾芭蕉の詠んだ句碑のある露天風呂で、ゆったりと、疲れを癒す。露天風呂への露天歩きも、苦にならない穏やかな季節に変わっていた。

大月インターを経て、まだ明るい内に新宿に到着した。

今日も素晴らしい仲間と、素晴らしいリーダーと共に、楽しい山行をありがとうございました。

記録M.N