鳴神山
2022年2月27日(日)
参加者5名
記録
武蔵浦和駅7時00分→(東北自動車道)→8:45駒形登山口駐車場到着
9:05駐車場→9:30第一石門→9:50水場10:00→10:20雷神岳神社御神水→10:25肩の広場→10:30鳴神山山頂〈軽食〉11:20→11:30椚田峠→11:55赤紫登山口→12:25駒形登山口駐車場12:35→13:10地蔵の湯 東葉館〈入浴〉14:10→14:45うどん屋〈昼食〉15:30→(北関東自動車道→東北自動車道)→17:30武蔵浦和駅 到着・解散
群馬百名山の1つ鳴神山(なるかみやま)は、世界でここにしかない「カッコソウ」が咲くことで有名な桐生市の山。今回は、体験参加のGを迎えて、時間通りに武蔵浦和駅を出発。東北自動車道を経て渋滞もなく駒形登山口へ到着。登山口駐車場と言っても、正規の駐車スペースは10台もなく、凍った雪が見られ駐車には危険と判断、路肩への駐車を余儀なくされた。準備を整え、周りの状況からリーダーがチェーンスパイクの選択を伝えた。いよいよ出発。ハイキングコースという看板から、快晴の中ゆっくりとした登山が想像できた。沢の音を右手にしながら、ゆるやかな登り道を進むと次第に登山道に凍った路面が見え始めた。第一石門、水場と進むと完全に雪道となり、スパイクを装着。アイゼンの用意がなく滑りながらも一歩づつ下山して来る親子がいる中、長靴で涼しげに一人下山する男性も目にする。順調。このままでは何のイベント性もない山行記録になってしまう。そう思った矢先に雷神岳神社御神水が現れた。これだ!畳1枚ほどの神社に井戸らしきものがある。柄杓があるということは、御神水を手にすることができるかもしれない。O会員が自ら進み出て井戸の蓋を手に取った。中には、冬季使用中止と言わんばかりの養生がされていた。・・・。
何もなかったですね。と一言二言言葉を交わしていると、あっという間に山頂。狭いながらも360度の景色が広がるそこには、雷神岳神社を中心にベンチが備え付けてある。折角なので、お湯を沸かしてカップ麺を食すことにした。ゴ〜というコンロの音、ピューピュー吹き抜ける風。お湯が沸かない。思った以上に気温は低いよう。蓋をしよう。それぞれで用意したカップ麺やスープを口にして温まる。エスニック、醤油、カレー。持ち寄るそれぞれのアイテムが性格にも出るのかもしれない。リーダー!それはカレーヌードルではないようです。あっさりカレー。「あっさり」が付いています。小さな山頂のスペースに登山者が増えてきた頃、群馬市内で雨を降らせていた雨雲が近寄ってきた。下山開始。椚田峠分岐までは往路より斜度があるように感じた。スパイクがありがたい。分岐から徐々に緩やかになる山道には地面が見え始め、閉鎖した釣り堀や休憩どころを横目に無事に下山した。登山を始めたいという人が登山を嫌いにならずに、ハイキング登山を楽しめるコースなのかもしれない。
かいたわけでもない汗を流しに地蔵の湯「東葉館」へ。群馬では高く感じる750円ではあるが、とても気持ちの良い温泉施設であった。温泉を後にすると、少し腹も減った。せっかく遠出したのだ、
うどんくらい食べて帰ろう。角本会員がまだ営業している店舗を検索。15:00までのうどん屋に向かう。戻る。戻る。戻る。駒形登山口に向かっている。確かに温泉より登山口に近い店。念の為電話で営業しているか確認すると、「おとーさん!」と大騒ぎの様子、大丈夫だろうか。なにやらお父さんという人物がうどんを出す店のようだ。まだここから20分かかる。店に向かう道すがら、リーダーとÕ会員が福島での出来事を話してくれた。食事が出てくるまでに時間は掛かったが、たくさんのお通しが無料で提供された話。地方ごとの特色があると皆耳を傾けていた。店まで300m。道の左側に注意を集める。これは気づかない。豆腐屋に隣接したうどん屋は、ほぼ案内が出ていなかったが、「おとうさん」が窓から顔を出してくれていた。天ぷらうどん500円、そば600円、とうふ100円の文字しかないメニュー。斬新だ。お茶の提供後、「これサービス」と言って豆腐が山盛りで出てきた。先ほどの福島での話を思い出す。すでに用意してくれていたのか、注文もしないうちに天ぷらうどんが5つ運ばれてきた。6人も入ったら満席の店内に5人で向かうという電話は、大騒ぎの原因になっていたことだろう。鍋焼きのように煮込みうどんだったが、美味しくお腹を満たした。もしかすると今回の1番の話題はこのうどん屋かもしれない。店の中に飾られたものたちは、一見の価値がある。うどん屋の思い出を語りながら帰途についた。メニューでに100円と書いてあった豆腐も含めて支払いがワンコインだったことは言うまでもないだろう。
記録 S ・A